投稿者情報

ニックネーム:カラムーチョ

大阪大学/工学研究科環境エネルギー工学専攻/21年

選考企業情報

企業名(正式名称):ソニー株式会社

職種:技術職

インターン参加:参加していない

最終選考結果:書類選考通過

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:3月9日

提出方法:マイページ上

質問:希望コースで取り組みたいこと
希望コース
(第1希望)        56。Imaging technologies (Imaging、 Video、 CV、 CG、 XR) 【R&D】
希望コース
(第2希望)        58。Human Interaction 【R&D】
希望コース
(第3希望)        24。ソフトウェア開発【センシングデバイス・AIセンサー・車載センサー・AV機器】

回答

XR技術を用いて、仮想環境が現実環境に対して、どの程度まで違和感無く介入できるのかを研究したい。CG技術の向上により、仮想環境のリアリスティックな表現が可能となり、視覚的な判別が困難になってきている。しかし、人間は「仮想環境」として、非現実環境と区別することができる。それは、触覚等の視覚以外の要素が影響していると考えられる。仮想環境を現実環境として、完全に認識させることが可能となれば、ユーザーが体験できる世界の幅を拡げることができる。ユーザーに非日常体験を日常的に提供できるよう、XR技術に触力覚等の視覚以外の要素を導入し、仮想環境を現実環境のように感じさせるシステムの開発に取り組みたい。

質問:関心のある内容と理由
興味/関心のあるカテゴリー
1番 : AI・ロボティクス
2番 : テレビ・プロジェクター
3番 : クラウド・Webサービスアプリ/システム

回答
Ultraleap社のSTRATOS Inspire Haptic Moduleや株式会社ミライセンスの3DHapticsといったハプティック・デバイスに注目している。従来はグローブ型デバイス等を身体に装着する必要があったため、それによる重量感が現実との乖離を引き起こす原因となっていた。しかし、超音波の利用や脳・心理学的なアプローチといった異なる発想で、この課題を解決しており、興味深い。

質問:専門性(テーマ概要)

回答

修士研究では、3次元実物体を共有可能なインタラクティブテレプレゼンスシステムの開発を行っている。従来のビデオ会議では、平面ディスプレイを用いるため、相手の存在感の欠如および位置・形状等の3次元情報の直感的な共有が困難である。そこで、MRを用いて、遠隔地に存在する人や物をあたかも自分の近くに存在するかのように感じさせるテレプレゼンスを実現することにより、これらの課題の解決を図る。また、リアルタイム点群を使用することにより、事前に3次元モデリングを必要とする3次元仮想物体ではなく、リアルタイムに形状が変化しうる3次元実物体の共有が可能となる。本システムでは、リアルタイム点群セグメンテーションを導入しており、リアルタイム点群が表現する人や物を個別のクラスターとして分類している。これにより、MR-HMDを装着したユーザーは、遠隔地の様子を観察できるだけでなく、ハンドジェスチャーを用いて、リアルタイム点群を個別に操作することが可能である。本システムがもたらすMRによる3次元表現およびインタラクティブ性の向上は、遠隔会議ユーザーの直感的な3次元情報の共有を促進すると考える。

質問:取り組み内容

回答

卒業研究でリアルタイム点群を用いたテレプレゼンスシステムを開発した際、所属する学科が情報系ではなかったため、当初はプログラミングに関する知識がほとんどない状態だった。昔から、わからないことは他人にすぐに聞いて解決してきた経緯があったため、同様に研究室の教授・先輩等に相談しながら開発を進めていこうとしたが、質問の焦点が定まっておらず、自分が求めていた回答が得られないことが多々あった。ある時、同期から研究に関する相談を受けていた際に、現時点で何ができていて、何ができていないのか、また、今後何をしたいのかが理解できず、曖昧な返答しかできなかった。この時、自分も同様の相談の仕方をしていたことに気づき、その日から、それらの情報をノートにまとめて、誰かに相談する際に使用している。これにより、自分の伝えたいことを相手に正確に伝えることができるようになり、相手から自分の求めていた回答を得られるようになった。最終的には、点群セグメンテーションの導入により、ハンドジェスチャーを使用したインタラクティブなテレプレゼンスシステムを開発し、英語での学会発表だけでなく、論文の執筆やデモの展示も行っている。

各質問項目で注意した点:企業の強みである「テクノロジー」に焦点を当てて回答した点。

結果通知時期:その他

結果通知方法:メール