登録者情報
ニックネーム:くー
北海道大学/総合化学院/21年

選考企業情報
企業名(正式名称):住友化学株式会社
職種:研究職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:書類選考通過

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:10/31

提出方法:マイページ上

質問:現在の研究テーマ概要(学会のレジュメのように、600字以内で以下の二点が分かるように);①テーマの位置づけ(どのような科学技術の発展に必要な研究なのか、どのようなビジネスを立ち上げるうえで重要な研究なのか等);②新規性、独自性、独創性

回答
躁鬱病は、鬱状態と躁状態を繰り返す気分障害の一種であり、炭酸リチウム(Li+)の投与により治療が行われている。
Li+は治療濃度域が狭く、中毒濃度域と近接しているため、最低でも週に一度検査するよう(独)医薬品医療機器総合機構が注意喚起している。
しかし、現行法は、血漿分離と特別な操作技術を必要とするため、オンサイト分析ができない。また、採血量は3mL以上必要であり、患者への負担が大きい。
そこで本研究では、微量血液からLi+検出が可能なマイクロデバイスを開発した。
マイクロデバイスは、血漿分離とその後の定容操作を担うデジタルマイクロフルイディクス(DMF)とLi+比色検出を担う紙デバイスから構成した。
DMFは、電極が配置された疎水性基板に挟まれた液体試料を、電極への電圧印加によって定体積の液滴およびその中に含まれる微粒子の動作(移動、混合、分割)を制御する技術である。
開発したマイクロデバイスは、紙デバイスに固定化する検出試薬を変更することで、複数の疾病バイオマーカーの同時測定が可能になる。
文献調査の限りでは、これまでにDMF技術を用いて定体積の血漿を分離するアプローチはなく、世界初の技術であるため新規性と独自性がある。
また、これと紙デバイスの融合した例も全くなく、独創的である。
したがって、微量血液を試料とした全自動血液検査システムが実現すれば、臨床診断分野に大きなインパクトを与える。

質問:学生時代に力をいれたこと(400字以内)

回答

私は学生時代、部活動に力を入れ、継続して努力することで目標達成や困難を乗り越えてきた。中学校から大学までバスケットボール部に所属し、高専時はキャプテン、大学時には統括役を務めた。
入部当初、技術も体力もなかった私は、部活動以外で週5日のシュート練習と10km走を継続して行ったことで、中学総体の新人戦でレギュラー奪取に成功した。
この新人戦では、利き手を骨折した状態で、試合平均20得点を達成した。
高専や大学では、度重なる怪我や新たな環境で求められる異なる能力など、多くの壁にぶつかったが、継続力を活かして乗り越えることができ、精神面でも大きく成長できた。
この経験は、勉学にも活かされ、どの過程においても成績は右肩上がりに向上し、高専では首席卒業することができた。
何事に対しても継続して努力する力は、仕事を遂行するうえで大いに活かすことができると確信している。

質問:自己PR(300文字以内)

回答
私のアピールポイントは、挑戦力である。
博士課程教育リーディングプログラムで異分野融合と俯瞰力の重要性を学んだ。
この経験を活かして、自身の研究課題を解決するために、国立台湾大学と締結した留学制度を大学院内で初めて行使した。
異分野の技術を組み合わせた世界初の技術を開発し、目標であった課題を解決できた。
また、留学先ではバスケットボール部に参加して、学部生とも積極的に交流しながら、技術指導も行った。
自ら課題を見つけて解決するために挑戦する力や異なる環境下でも柔軟に対応できる力が私の強みと考えている。
私の強みを最大限活かして、貴社の研究開発を通して豊かな暮らしづくりに貢献したいと考えている。

各質問項目で注意した点
現在の研究テーマの概要について、記入するように指摘されていることを
①テーマの位置づけ(どのような科学技術の発展に必要な研究なのか、どのようなビジネスを立ち上げるうえで重要な研究なのか等)
②新規性、独自性、独創性
をしっかり組み込むように心がけました。自己PRでは、企業理念に沿った人材であることが伝わるように心がけた。

結果通知時期:1か月以内

結果通知方法:メール