グループディスカッションは面接とは異なり、独自の対策が必要となります。

しかし、グループディスカッションで何を見られているかわからず、対策に困っている方も多いのではないでしょうか?

「グループディスカッションでいつも落ちてしまうが、理由がわからない」
「具体的に自分のどこを改善すればいいのか見当もつかない」

上記のように悩む就活生は少なくありません。

今回は、グループディスカッションで企業が評価する具体的な項目や受かるために意識すべき行動の違いを紹介します。

グループディスカッションの対策に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

グループディスカッションの評価基準

グループディスカッションの評価基準

グループディスカッションにおける主な評価基準は以下のとおりです。

  • ・論理的思考力
  • ・協調性・チームワーク
  • ・主体性・リーダーシップ
  • ・問題解決力・意思決定力
  • ・コミュニケーション力

担当者は上記の基準で各グループ・参加者を評価しています。

論理的思考力

論理的思考力はビジネスのあらゆるシーンで必要になります。そのため、グループディスカッションでの発言からも論理的思考力がチェックされています。

ロジカルに話せる・考えられる能力を示すためにも、グループディスカッションでは、以下の点を意識して発言するようにしましょう。

  • ・結論から話す
  • ・発言の裏となる客観的な根拠を用意する
  • ・客観的な根拠は同じ粒度で複数個用意する

理系学生であれば、上記の内容は普段から実践できているかもしれませんが、仮にできていないと感じるようであれば、日常的な訓練が必要です。

研究室やゼミ、アルバイト先で上記の内容に取り組み、論理的に考える習慣や話し方の訓練をしましょう。

協調性・チームワーク

ビジネスの成功には、社内外を問わず協業が必要不可欠です。そのため、グループディスカッションでの立ちふるまいから、協調性の高さや意識がチェックされています。

協調性の高さやチームワークに徹するマインドを評価してもらうために、グループディスカッションでは以下の点を意識して行動するようにしましょう。

  • ・メンバーの作業状況を観察して必要なフォローをする
  • ・チームに必要な情報を共有する
  • ・フォローを受けた場合は感謝の言葉を伝える

上記からも分かるとおり、事前に訓練がいるような特別な行動ではありません。
グループやメンバーのための行動をすれば、良い評価を受けられるため、意識だけ変えるようにしましょう。

主体性・リーダーシップ 

激しい変化の中でチャンスを見逃さないためにも、個人に主体性が求められます。グループディスカッションの行動からも、主体性の高さがチェックされています。

また組織全体にプラスの影響を与える人材を企業が求めており、リーダーシップの有無も評価の対象です。
主体性やリーダーシップを評価してもらうために、グループディスカッションでは以下の点に意識をおいて行動しましょう。

  • ・指示される前に行動する
  • ・自ら解決策を提案する
  • ・難しい役割を引き受ける

問題解決力・意思決定力

市場変化への対応や現場で発生する障害対応など、問題解決力はビジネスのあらゆるシーン・レベルで求められます。

グループディスカッションでの発言や行動から、問題解決力の有無がチェックされています。
問題解決力をアピールするためにも、グループディスカッションでは以下の点を意識して臨みましょう。

  • ・客観的な事実に基づく現状分析
  • ・論理的な解決策の提案
  • ・解決策の即時実行と振り返り

また、問題解決の選択肢は数多くあり、各選択肢にはメリット・デメリットがあります。
各選択肢を比較し、選びきる意思決定力もビジネスでは必要です。特定の解決策を選んだ理由などから、その能力が評価されています。

コミュニケーション力

コミュニケーション力は、ビジネスのあらゆる場面で求められる基礎能力です。業務の報連相やクライアントとの信頼関係構築などに不可欠となります。

グループディスカッションでは、グループ内での発言や立ち振る舞いからコミュニケーション力が評価されています。

コミュニケーション力と聞くと、明るくふるまうことと考えがちです。しかし、ビジネスの場では以下のような行動ができれば、必要な能力があると判断されます。

  • ・話を遮らずに最後まで聞ける
  • ・相手の会話にうなずきやあいづちが打てる
  • ・相手に合わせた言葉選びができる
  • ・適切なペースで話せる
  • ・理解しやすいように例え話や具体例を交えて話せる

また、理系学生にありがちな落とし穴として、論理的な正しさを重視するあまり、相手の意見を真っ向から否定して論破してしまう行動が挙げられます。
これは「相手の意見を尊重できない=コミュニケーション力(協調性)に欠ける」としてマイナス評価に繋がりやすいため注意が必要です。

「明るい性格ではないから、コミュニケーション力に不安がある…」と考えてしまう方もいるかもしれません。
ですが、上記のような点に気をつけてスムーズな意思疎通ができていれば、コミュニケーション力があると判断されるので安心してください。

企業が実際に利用している評価シート

実際に企業が利用している評価シートと各評価項目を紹介します。

行動力に関する評価項目の具体例として、以下の項目が挙げられます。

企業が実際に利用している評価シート

行動力の評価項目は、大きな枠組みとして「主体性」「リーダーシップ」「対応力」の3つです。

さらに、枠組みごとに「自ら口火を切る発言をした。」など具体的な行動を評価する項目も設けられています。
コミュニケーション能力に関する評価項目の具体例は以下の通りです。

企業が実際に利用している評価シート

コミュニケーション能力と言うと非常に枠組みが広いですが、指標としては上記の「協調性」「規律性」「発信力」が設けられているケースが多いです。

「協調性」「規律性」「発信力」を評価する具体的な経験として、「うなずき、相づちなどの共感的な姿勢をとった。」などの項目も設定されています。

思考力に関する評価項目の具体例は、以下の通りです。

企業が実際に利用している評価シート

思考力を評価する項目は「論理思考力」「計画立案力」「創造力」の3種類に大きく分かれます。

それぞれを評価する具体的な経験として「意見を述べる時は結論から発言し、その根拠を簡潔に伝えた。」などが挙げられます。

社会性に関する評価項目の具体例は、以下の通りです。

企業が実際に利用している評価シート

社会性は主に「ビジネスマナー」で評価します。

評価するための具体的な経験として「身だしなみに清潔感があった。」や「足組みや腕組みをせず、姿勢が良かった。」などが設けられています。

具体的な経験のチェック項目は、TECH OFFERに会員登録することで閲覧可能です。
気になる方はTECH OFFERに登録後、以下リンクよりセミナーアーカイブ動画内でチェックしてみてください。

参考:「動画配信 グループディスカッション対策講座」

グループディスカッションで評価される行動

グループディスカッションで評価される行動

話し合いや資料のまとめ、発表などさまざまな行動がグループディスカッションでの評価対象です。

グループディスカッションで評価される行動を分けると、以下4つに分類されます。

  • ・議論の「土台」を作る行動
  • ・議論を「深める・広げる」行動
  • ・「チームワーク」を促進する行動
  • ・議論を「まとめる」行動

本章ではグループディスカッションで評価される行動と評価基準を解説します。
グループディスカッションでのふるまいに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

議論の「土台」を作る行動

グループの結論を出すためには、議論の「土台」となる前提条件の擦り合わせや仮説の提案などが欠かせません。

素材が良ければ、素晴らしい料理ができやすいように、発散しやすい議論には良質な「土台」が必要です。
良質な「土台」を作る学生を、企業の担当者は高く評価するでしょう。

グループディスカッションで評価される議論の「土台」を作る行動としては、以下が挙げられます。

行動評価基準
前提条件の擦り合わせ論理的思考力/主体性
目的や論点の整理論理的思考力/主体性
時間配分の提案主体性/リーダーシップ
仮説の提案論理的思考力/主体性
発言しやすい雰囲気作りコミュニケーション力/チームワーク

議論を「深める・広げる」行動

メンバーが納得できる結論を出すためには、反論や多角的な視点からの提案など議論の「土台」を「深める・広げる」ことが必要になります。

結論はグループ単位で出すことになりますが、議論を「深める・広げる」行動は個人で考えるときと変わりはありません。
議論を「深める・広げる」行動から個人の思考力や習慣がわかるため、企業の担当者は注意深くチェックしています。

グループディスカッションにおいて、議論を「深める・広げる」行動としては、以下が挙げられます。

行動評価基準
提案に対する反論論理的思考力/主体性
多角的な視点からの具体的な提案論理的思考力/主体性
発言に対する深掘り論理的思考力/主体性

「チームワーク」を促進する行動

ディスカッションや発表資料のまとめなど、グループディスカッションでは多くの場面でチームワークを必要としています。

チームに貢献する姿勢やチームの士気を高める行動は、入社後の姿をイメージさせるため、どのようにチームと関わっているのかを企業の担当者はチェックしています。

グループディスカッションで評価される「チームワーク」を促進する行動は、以下が挙げられます。

行動評価基準
発言しやすい雰囲気作りコミュニケーション力
発言の少ない人に意見を促すコミュニケーション力/リーダーシップ
意見を肯定的に受け止める協調性/チームワーク
対立意見の共通点を見つけ出す協調性/チームワーク

議論を「まとめる」行動

グループとしての結論を出すためには、意見の落としどころを見つける、要点を整理するなど議論を「まとめる」行動が必要になります。

担当者は議論の総括が難しい点は理解しているため、議論を取りまとめと結論のまとめを担った学生には、高い評価をつけるでしょう。

グループディスカッションで評価される議論を「まとめる」行動としては、以下が挙げられます。

行動評価基準
対立する意見の落としどころを見つける論理的思考力/リーダーシップ
要点を簡潔にまとめる論理的思考力
結論に論理的矛盾がないか確認する論理的思考力

グループディスカッションでよくある勘違い

ネットやSNSにはグループディスカッション対策を解説した情報が数多くあり、なかには就活生を勘違いさせてしまうような内容も少なくありません。

本章ではグループディスカッションでよくある勘違いを解説します。

「リーダー役」をやれば評価される

グループディスカッションは「リーダー役を務める」=「高評価」ではないため注意しましょう。

リーダー役は高評価につながると思われがちですが、単に役割に就いただけで評価が保証されるわけではありません。
適切な行動が伴わなければ、かえってマイナス評価につながる恐れもあります。

リーダーなどの役割は、やるべき行動ができた時には高評価を得られますが、その分難易度も高いため注意が必要です。

「発言量」が多いほど優秀

グループディスカッションでは、「発言量が多いほど優秀だと評価される」と考える方もいますが、単なる発言量の多さが良い評価につながるわけではありません。

発言量ばかりを重視すると、「自分の話しかしない」「周囲への配慮がない」といったネガティブな印象を与えるリスクがあります。

「行動力」や「コミュニケーション能力」などの評価項目が設定されているとおり、グループにどう貢献できたかが問われています。

議論を通して評価項目にある能力をアピールすることの方が、高評価を得やすいといえるでしょう。

「優れたアイデア」を出した人が勝つ

優れたアイデアを出した人が評価されると考える方もいますが、アイデアを出すこと自体が良い評価に直結するわけではありません。

議論の叩き台として優れたアイデアを出すことは重要です。しかし、グループディスカッションではアイデアを基に話し合うプロセスを評価しています。

優れたアイデアを出したからと安心してディスカッションをおざなりにすると、かえって担当者の印象に残りづらくなり選考突破が難しくなります。

アイデアを出すだけでなく、議論の発散やまとめのプロセスにも貢献するようにすれば、自然と良い評価は得られます。

「反対意見」を言うのは良くない

グループディスカッションでは、反対意見を言うのは良くないと考える方もいます。しかし、ディスカッションにおいて反論は必要不可欠であるため、反対意見を言うべきではないというのは勘違いといえるでしょう。

メンバーが出したアイデア・意見に対して、異なる視点のアイデアや反対意見を出すことで、誰もが納得できる現実的な意見・アイデアに落ち着きます。

「反対意見を言うと雰囲気が悪くなる」と心配する方もいます。しかし、雰囲気が悪くなる原因は意見の内容ではなく「伝え方」です。
柔らかい表現で反対意見を言えば、反対意見を言われた側も気分を害することはないでしょう。

グループディスカッションの練習方法

グループディスカッションの練習方法

グループディスカッションは多く企業で用いられており、内定獲得のためには避けて通れない選考方式です。

一方で面接のように気軽に練習ができないため、どのように対策すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本章ではグループディスカッションの練習方法を解説します。

大学のキャリアセンターを利用する

大学のキャリアセンターではさまざまな就活対策をしており、グループディスカッション対策も含まれています。

大学のキャリアセンターを利用する場合、職員もしくは専門のキャリアアドバイザーが企業側の担当者役を担うため、本番さながらの練習が可能です。
練習後にはフィードバックが貰えるため、的確なグループディスカッション対策がおこなえます。

面接やES対策に比べると頻繁には開催されていないため、開催のタイミングを逃さないようにしましょう。

友人と模擬練習をする

友人を4〜6人程度集めれば、グループディスカッションの模擬練習が可能です。

大学のキャリアセンターと異なり本番さながらとはいきませんが、友人を集められれば頻繁に練習ができます。
学生同士で気軽にアドバイスをし合えるのは、友人と模擬練習をするメリットです。

友人との模擬練習で場数を踏み、大学のキャリアセンターやワークショップと併用すれば、対策の質も担保できます。

オンラインの練習会・イベントに参加する

就活支援サービスが開催する、グループディスカッションの練習会やイベントに参加して対策する方法もあります。

練習会やイベントの場合、キャリアアドバイザーや人事経験者がプロの目線でアドバイスをしてもらえるため、的確な対策ができます。

研究や授業で忙しく、就活準備の時間が取れない理系学生には「TECH OFFER」

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理系学生は研究や授業が忙しく、グループディスカッションの対策時間をなかなか確保できないと悩む方も多いでしょう。
事前の練習が不十分なまま本番を迎えてしまうと、本来の力を発揮できないケースも少なくありません。

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プロのフィードバックを受けながら本番さながらの経験を積めるため、効率的に就活の基礎力を磨けます。

また、プロフィールを登録するだけで、あなたの専攻や研究内容に興味を持つ企業からオファーが届く点も魅力です。
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\選考の対策から企業とのマッチングまで/


まとめ

グループディスカッションでは、行動力やコミュニケーション能力を図るべく細かい評価項目が設定されています。

グループディスカッションで高評価を得るには、企業の評価項目を把握し適切な対策を準備することが大切です。

今回の内容を参考に、志望企業のグループディスカッション通過を目指しましょう。