ダイレクトリクルーティングの市場規模は?注目を集める理由や導入のポイントを解説

ダイレクトリクルーティングの市場規模や注目を集める理由を解説

近ごろ耳にする機会が増えた「ダイレクトリクルーティング」。求人広告や人材紹介と並んで一般的な採用手法になりつつありますが、市場規模はどれくらいなのでしょうか。またダイレクトリクルーティングを導入することで、どのような効果が期待できるのでしょうか。

ダイレクトリクルーティングの市場規模は拡大しつつあり、ポイントを押さえて活用することで採用の質を改善できます。

本記事では、ダイレクトリクルーティングサービスを展開している『TECH OFFER』が、ダイレクトリクルーティングの市場規模について解説します。新卒採用でお悩みの担当者の方はぜひ参考にしてください。

ダイレクトリクルーティングの市場規模

ダイレクトリクルーティングの市場規模を解説

はじめに、ダイレクトリクルーティングの概要について確認しましょう。

  • ダイレクトリクルーティングとは
  • ダイレクトリクルーティングの市場規模は拡大している

ダイレクトリクルーティングとは

ダイレクトリクルーティングとは「企業が求職者に直接アプローチする採用手法」です。これまでは企業が求職者からの応募を待つ「待ちの採用活動」が主流でした。

しかし近年、少子高齢化や売り手市場などが要因となり、採用難易度が高まっています。従来の「待ちの採用活動」だけでは欲しい人材が獲得しにくくなったのです。このような流れを受けて、企業が求職者に能動的に働きかける「攻めの採用活動」が普及しつつあります。

ダイレクトリクルーティングの市場規模は拡大している

攻めの採用活動として浸透しつつある「ダイレクトリクルーティング」。ダイレクトリクルーティングの市場規模は拡大しています。

採用サービスの平均成長率
出典:株式会社i-plug

株式会社i-plugの調査によるとダイレクトリクルーティング市場は他のサービスよりも成長率が高く、2015年度~2022年度の年平均成長率は58.5%にも及びます。

企業からスカウトを受け取ったことがある人の割合
出典:Wantedly「23卒~24卒の就職活動に関する調査結果を発表」

またWantedly株式会社の調査では22卒では94%、23卒では86%、24卒では66%もの学生が、企業からスカウトを受け取った経験があると回答しています。


ダイレクトリクルーティングが求められる理由

ダイレクトリクルーティングが求められる理由を解説

新しい採用手法として注目を集めるダイレクトリクルーティングですが、ダイレクトリクルーティングを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

企業がダイレクトリクルーティングを求める背景として、以下の理由が考えられます。

  • ミスマッチを防げる
  • 優秀な人材に早期からアプローチできる
  • ネームバリューによる格差をカバーできる

ミスマッチを防げる

ダイレクトリクルーティングでは企業から欲しい人材に対してアプローチするため、採用のミスマッチを防げます

従来の採用活動では求職者側が応募するため、母集団形成時に企業がスクリーニングすることができません。ターゲット以外の求職者の割合が多くなると、採用コストがかさんだり、採用活動の質が下がったりします。

ダイレクトリクルーティングによって採用活動を効率化できるため、優秀な人材の確保が可能です。

優秀な人材に早期からアプローチできる

ダイレクトリクルーティングを活用することで、早期化する就職活動にも対応できます。ダイレクトリクルーティングでは企業から求職者に働きかけるため、応募を待たずとも採用活動を始められます。積極的に就職活動をおこなっていない潜在層にもアプローチできるでしょう。

ネームバリューによる格差をカバーできる

求人サイトや合同説明会などの従来の採用手法では、ネームバリューや給料など条件面に強みがある企業が応募を集めやすい傾向がありました。

一方、ダイレクトリクルーティングでは企業からアプローチするため、ネームバリューが低い場合でも興味を持ってもらえる可能性があります。企業と親和性の高い学生にオファーすることで効果を高められるでしょう。

ダイレクトリクルーティングの成功事例

ダイレクトリクルーティングの成功事例を紹介

ここではダイレクトリクルーティングの成功事例を紹介します。どのような企業がダイレクトリクルーティングに成功しているのか、詳しく見ていきましょう。

  • 求職者に合わせたアプローチで親和性の高い人材を採用【日本モレックス合同会社】
  • 細やかなコミュニケーションで採用実績につながった【日本ピラー工業株式会社】
  • 少ない負担でダイレクトリクルーティングを実行【株式会社柊ソフト開発】

求職者に合わせたアプローチで親和性の高い人材を採用【日本モレックス合同会社】

コネクターの製造・販売をおこなう日本モレックス合同会社。学生からの知名度が低く、大学や研究室とのつながりが少ないことが課題でした。

求人サイトや合同説明会で思うような結果が出なかったことから、ダイレクトリクルーティングを導入。職種ごとにマッチする条件を細かく設定し、アプローチをおこないました。

ダイレクトリクルーティング導入後の採用活動では、学生からのレスポンスも増加し、企業や業界に対する理解度が高い学生と出会うことができました。採用条件をきちんと設計することで、企業と親和性の高い学生と出会うことができた事例です。

▼課題・学生からの知名度が低く、学生との接点(大学や研究室とのつながり)も少ない
▼施策・求人サイトや合同説明会の活用から、ダイレクトリクルーティングに切り替え
▼効果・キーワードを絞ってマッチするため、親和性の高い学生と会える・チャット形式で気軽にコミュニケーションが取れる

出典:検索機能の活用により、自社へのマッチ度が高い学生へのアプローチに成功!

細やかなコミュニケーションで採用実績につながった【日本ピラー工業株式会社】

水や油、薬液・ガスなどの流体を制御する流体制御機器の設計・開発、製造をおこなっている日本ピラー工業株式会社。これまで求人サイトなどを使って採用活動をおこなってきましたが、受け身の採用活動にもどかしさを感じていました。

そこで採用活動を改善すべく、ダイレクトリクルーティングを導入。登録している学生のプロフィールを見て、学生一人ひとりに対して独自の声かけをおこないました。

その結果、理系枠の約半数をダイレクトリクルーティング経由で獲得することに成功。ダイレクトリクルーティングならではの細やかなコミュニケーションが採用につながった事例となりました。

▼課題・求人サイトを活用していたが、受け身の採用活動にもどかしさを感じていた・優秀層は早期に内定を得ていることが多いと感じた
▼施策・ダイレクトリクルーティングの導入
▼効果・内定者の約半数をダイレクトリクルーティング経由で獲得・複数のアプローチ方法を試してノウハウを蓄積することで、採用につながった

出典:嬉しい悲鳴!お試し利用のつもりで始めたTECH OFFERで、理系学生の半数を獲得

少ない負担でダイレクトリクルーティングを実行【株式会社柊ソフト開発】

通信・画像・音声分野のソフトウェア開発をおこなっている株式会社柊ソフト開発。求人サイトなどの待ちの採用手法だけでは採用予定人数が確保できず、採用後のミスマッチも一定数あったことから、ダイレクトリクルーティングを導入しました。

ダイレクトリクルーティングでは、キーワードをもとにマッチ度を可視化できます。マッチ度の高いターゲットに絞ってオファーを送るため、負担を抑えて効率よく運用できました。コンスタントに内定を出せており、成果につながった事例です。

▼課題・求人サイトだけでは採用予定人数が確保できない・採用後のミスマッチが一定数あった
▼施策・ダイレクトリクルーティングを導入
▼効果・内定をコンスタントに出せている・運用時の負担も少ない

出典:今までアプローチすることが出来なかった優秀な理系学生の採用に繋がり、効果を実感

ダイレクトリクルーティングを成功させるポイント

ダイレクトリクルーティングを成功させるポイントを解説

ダイレクトリクルーティングを成功させるポイントには、以下の3つがあります。

  • 候補者一人ひとりに合ったアプローチをする
  • 現場や経営陣を巻き込む
  • 中長期的に取り組む

各ポイントを押さえて、ダイレクトリクルーティングを成功させましょう。

候補者一人ひとりに合ったアプローチをする

ダイレクトリクルーティングでは、候補者一人ひとりに合わせたアプローチをすることがポイントです。候補者のプロフィールに合わせたオリジナル文面を作成するなど、特別感のあるオファーを送りましょう。

当たり障りのない文面では、他のオファーに埋もれてしまったり、興味を持たれなかったりする可能性があります。候補者のプロフィールを見て共感した部分・魅力的な部分を示して、アプローチするようにしましょう。

現場や経営陣を巻き込む

ダイレクトリクルーティングでアプローチする学生は必ずしも志望度が高いわけではありません。企業のことを認知していない学生も含まれるため、自社の魅力を効果的にアピールする必要があります。先輩社員との座談会や経営陣との面談など多角的なアプローチをおこない、自社の魅力を感じてもらえるようにしましょう。

中長期的に取り組む

ダイレクトリクルーティングは潜在層にアプローチできる分、効果が出るまでに時間がかかることもあります。伝わりやすいメッセージ内容や送信するタイミング、候補者の特徴などノウハウの蓄積には期間が必要です。中長期的に取り組むことで、採用の精度を高められるでしょう。

ダイレクトリクルーティングの導入なら『TECH OFFER』がおすすめ

人手が少ないことも多い人事部では、オファー作成や日程調整など工数の多さがネックとなり、導入を踏みとどまってしまうこともあるのではないでしょうか。

そのような場合におすすめなのが、ダイレクトリクルーティング『TECH OFFER』です。

  • キーワードで候補者を選出
  • 半自動でオファーを送れる
  • 『TECH OFFER』の担当者が設計・運用をサポート

などの特徴があり、工数を押さえてダイレクトリクルーティングを活用できます。

全国約40,000件の大学研究室データベース、1,000,000件の技術キーワードをもとにアプローチする学生を選定できるので、細かい条件でも候補者が見つかるでしょう。下記ボタンから『TECH OFFER』のサービス内容がまとまった資料をダウンロードできます。ダイレクトリクルーティングサービスの導入にお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。