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INTERVIEW

TECH OFFERを利用して、内定を獲得した先輩の声を紹介します。

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INTERVIEW

自身にあった就活スタイルを見つけることで、最短で内定を獲得!!その方法とは

S.T.さん

東京電機大学
能美防災株式会社

業界を絞って就職活動を進めていたS.T.さん。内定獲得までのストーリーとは、、、?

初めまして!よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
早速ですが、今はどういった学科に所属されているのですか?
先端機械工学科といいまして、機械工学だけでなく、情報系や電気系といった広い知識も学んで、機械に関するジェネラリストを作る学科に所属をしています。
その学科を選んだきっかけは何ですか?
数年前まで千葉県にもキャンパスがあって、家から近いという事もあり、子供の頃からよくオープンキャンパスに参加をしていた為、今の大学に興味を持ちました。。それでなんとなく、理系の機械系を学べると言えば、東京電機大学だと思っていました。また、受験期の自身の学力に見合っていたということもあり、入学を決めました。入学前から先端機械工学科が医療機械に強い学科だと聞いていたのでどうしても入りたいと思い、入学したときは別の学科で合格していたのですが、大学2年生に上がる時に移動することを決めました。
実際、今の学科に入ってみてどうですか?
医療機器に関する講義がとても充実していて、専門ではないけれど医療機械に関係している先生が学科の中に半分以上いたので、学びたかった知識を想像していた以上に知ることができて、本当に学科を変更してよかったと思います。
専門的な先生がいるのはとても大切ですよね!!
ちなみにSさんが医療機器に興味をもったきっかけはなんでしたか?
大きく3つあります。1つ目は漠然と命を救える仕事をしたいと思っていたからです。2つ目は、幼少期の頃に祖母が医療機器を付けていないと生きていけないような身体だった為、その様子をずっと見ていたからです。3つ目は、子供の頃から運動神経があまりよくなく、それで悔しい思いをすることがありました。その時に、強い義手や義足を付けて、勝ってみたいと思っていたからです。
そうなんですね!3つ目の理由は独自のきっかけという感じですね。
そう見えると思うんですが、実は同じような考えの人って結構いるらしいんですよ。今所属している研究室の教授がもっている講義の時、なんでも質問していいよと言われたので、なんで医療機器に興味をもったんですか?って聞いてみたら、私と全く同じことをおっしゃられたんですね。話によれば、医療機器に興味を持つ人のきっかけとしては、この考え方は結構多いみたいです。
そうなんですね!全く同じ考えをしているとなると、ちょっとした運命を感じますね!
では、実際に研究室に入ってみて、どんな研究をしているのですか?
私が研究しているのは、EAMといううちの研究室が独自に開発した機能性の材料で、ペラペラのゴムみたいな素材があるんですが、そのEAMを金属板などの電極にペタって挟んで、電圧を加えると、電極を引っ付けようと働くんですね。例えばその状態で下の電極を手から離しても落ちないし、あるいはそれを動かそうとするとすごい抵抗力がかかるようになります。この現象を利用して、トレーニングやリハビリテーション装置などにEAMを応用しようという研究を主に行っています。
そうなんですね。ちなみにEAMをどういう風にトレーニング装置などに活かすんですか?
EAMを使えば、動かそうとしても抵抗力が働いているので、なかなか動かすことができないっていう状況になるんですね。例えば、手の関節の所につけてしまえば、重くないダンベルって言って、動かそうとすると負荷がかかる。けれど、手には何も持っていないという状況を作ることができます。後は足につければ当然足のトレーニングになります。
EAMの装置を付けるだけで、安全にトレーニングができるのは魅力的ですね!
ちなみに院進学をするのを決めたのは、研究を続けたかったからなんですか?
はい、もちろんそれもありました。あとはやっぱり留年したことも結構響いていて、私が学部生の時、成績があまり良くなかったのもあり、留年するかなあと思っていたんですね。実際に留年が決まった時、研究室の先輩だとか、学部の先生が自分以上に悲しんだり、手を尽くしたりしてくれたので、その人たちの思いに報いたいと思って、院進学しようと決めました。あとは、医療機関の分野に進むには、大学院に行った方が有利だと聞いていたのも理由のひとつですね。
そうだったんですね!ありがとうございます。
では、これから就職活動について詳しく聞いていきたいと思うのですが、いつ頃から就職活動を始めましたか?
そうですね。学部時代は全くしておらず、院進学後の9月から始めました。ただ、あまり働くということに、イメージがつかなかったので、大学で開かれてたIT企業のワンデーインターンシップに参加して、就活全体に関する話を聞きました。
そうなんですね。周りの方はどれくらいから就職活動を始めていたんですか?
研究室の同期が三人いるんですけれども、一人は留学生なので、あんまり日本での就職を考えてない感じで、もう一人も同じく9月ごろに始めた感じでした。留年したこともあって、それ以外に就活をしている知り合いがいなかったので、周りがどうしているのかわからず、スタートが遅くなってしまったなと思います。
周りの様子がわからないと、なかなか動き出せないですよね。
ちなみに、1dayインターンシップを受けた後は業界などを絞って、就職活動をされたんですか?
そうですね。その後、10月頃にTECHOFFERに登録をさせていただいて、色々見ている時に、今内定をいただいた能美防災さんからオファーをいただきました。オファーが届いた企業さんを調べる中で、能美防災さんがいいなという気持ちが芽生えたので、インターンと説明会に参加をしました。マイナビのような自身で企業を探すタイプにも何かの拍子で登録はしていたんですが、ほとんど使うことなく終わりましたね。
そうなんですね!では、能美防災さん一本で就活をされていたんですね。
そうですね。別の質問でも答えたように、やはりインターンシップをどこか一社受けておけばいいよね、という思いがあったので、もし能美防災さんがうまくいかなくても、本選考までは説明会を聞くだけでいいのかなと思っていました。
業界を絞っているからこそ、準備期間をそこまで置かずとも、という感じだったんですね。
ちなみに能美防災さんがトントン拍子でうまくいったとのことですが、最終的な決め手は何だったんですか?
そうですね。医療機器のような命を救える機械を作りたいと思っていたルーツには、祖母のことが強く頭にあったのかなと思っていたんですが、能美防災さんのことを知っていくうちに、家が昔火事にあったことが頭に浮かび、もしかしたらこれが自分にとってのもう一つのルーツなのかもしれない。モチベーションを高く保てるかもしれないと気づきました。そうして改めて、防災機器のメーカーさんを考えたときに、能美防災さんは業界トップの業績をもっていて、歴史も長いということで、いいなと思い決めました。
Sさんの実体験にも基づいた選択だったんですね。
では、本選考を終えられたSさんが思う就職活動で大変だったことは何でしたか?
そうですね。正直、自身が求めているような企業から声をかけていただいて、本選考もすんなり終えたので、あまり就職活動が大変だったなとは思わなかったですね。ただ、このオファー型のように、自身の専攻や研究内容を知って、興味があるんじゃない?と企業から声をかけてくれる環境がありがたかったなと思います。元々凄い受け身な人間にとってはみずから動くという手間が減るのがよかったですね。もし、この環境がなければ、今も医療機器メーカーなどで就職活動をしていたと思いますね。
自分の知らなかった企業に出会えて、探す手間も減るというのは、オファー型ならでは
の強みですよね。ありがとうございます。
では、最後にこれから就活を行う24卒生に向けてアドバイスをお願いします!
やっぱり大学院に所属したからと言って、就職が遠ざかる訳ではなく、就活というイベントは直ぐにやってくるので、思っている以上に時間はないということを伝えたいですね。色んな人に話を聞いてみたり、インターンシップに参加したり、また自身に適した就活サイト・アプリを利用することが、就職活動を上手く進めることの決め手だと思います。自分にあった形を見つけて頑張ってください。
色々なお話を聞かせて下さり、ありがとうございました!!
ありがとうございました!