ー大学ではどのようなことを学ばれていたのですか?
C言語をつかってプログラミングの勉強をしていました。
自分で作ったシステムを授業で発表する機会があるのですが、私はネクタイの結び方を学べるWEBサイトを作りました。
なぜ女性なのにネクタイの結び方のサイトなのかというとネクタイを結び方で苦戦している人が多く、せっかくシステムをつくるなら人の役に立つようものを作りたいと思ったからです。
ー研究室ではどのような活動をされていたか教えてください。
3年生から研究室に配属されるのですが私の所属していた研究室ではe ラーニングをメインテーマとして取り扱っていました。
私はスクラッチやロボットを使って教育に役立てないのかという研究をしておりました。
主に大学生を対象として、ゲーム感覚でプログラミング未経験者でも簡単にプログラミングを簡単にできるようにするにはどのようにすれば良いのかという研究です。
スクラッチとはビジュアルプログラミングというもので、普通のプログラミング言語よりも簡単で直感的にプログラミングを理解できるものです。
例えば、画面上のブロックを組み合わせるだけでプログラミングができてしまうというようなものです。
ー興味深いテーマですね。可能な限りで構いませんので詳しくお聞かせください。
先行研究でフローチャートを利用してシステムの流れを説明すると理解しやすいということを知ったのでそれとスクラッチを活用して簡単なゲームを行いながらプログラミングを学べるというものです。
具体的には川渡り問題という論理パズルを題材にしたゲームです。
川渡り問題というのはオオカミとヤギとキャベツがある場合それをみんな無事に川の対岸に渡すためにはどうすれば良いのかを考えるゲームです。
オオカミとヤギだけを向こう岸に残してしまうとオオカミがヤギを食べてしますので不正解といった内容で組み合わせを考えるものです。
これをプログラミング学習に応用するという内容です。
説明を読んでからスクラッチでゲームを行っていくという流れになっていて2時間で楽しみながらプログラミングの初歩的な条件分岐や繰り返しをマスターできるというものを作っていました。
ー情報系に進もうと思ったきっかけはありますか?
高校生のときからシステムエンジニアになりたいと思っていたのでそれに近い情報系の専攻を選びました。
システムエンジニアになりたいと思ったきっかけは3つあります。
文化祭実行委員での経験、友達からの影響、自分がゲームが好きということです。
高校での文化祭実行委員でエクセルを使った仕事がありシステムに興味が湧きました。
教室ごとに机や椅子を別の場所に移動させたりするので最終的にちゃんと元に戻っているのか数の確認をエクセルを使って行っておりました。
エクセルを使うことで効率よく作業を進めることができたので面白みを感じました。
その時に机や椅子を教室を回って一つ一つ数えるのは労力がかかるので自動で数えられるシステムがあったらいいなとも思いました。
また文化祭実行委員の時に仲良くなった友達がプログラマーを目指していて、その友達と仲良くなるにつれて知らず知らずのうちにプログラマーに興味を持つようになっていました。
最後に個人的にゲームがすごく好きということもあり情報系に進もうと思いました。
最近ではニンテンドースイッチにハマっています!
ー就職活動はどのように行っていましたか?
大学3年生の11月からインターン探しはじめました。
システムエンジニアになりたかったのでシステム開発やゲーム開発の会社を中心にインターンに行っていました。
インターンの内容は企業でどのような仕事をしているのかなど社内見学や自己診断をして自分の特性を最後に調べてもらえるという内容でした。
メインに使っていたのがナビサイトとTECH OFFERです。
私は内定をいただいたのが4月くらいでした。TECH OFFERからオファーを2月にオファーをいただき、3月の中旬に会社説明会、WEB面談を2~3回して最後にテストという流れでした。
ーTECH OFFERはいつくらいから使いはじめましたか?
1〜2月くらいに研究室の教授からチラシをもらって登録しました。
チャット機能を用いて企業の方とコミュニケーションを行うことができたのでメールと違い堅苦しくなく使いやすかったです。
自分では選んでいなかった企業を知ることができたのでよい機会になりました。
車の整備をする会社でもシステムエンジニアを募集していたので新しい切り口から企業を探すきっかけにもなりました。
ー株式会社テンダに就職を決めた理由を教えてください。
先輩社員の雰囲気とマルチに活躍できる場があるからです。
風通しが良い会社ということを説明会で伺っていましたが本当にその通りでした。
すべての面談を通してフレンドリーというか温かい雰囲気でとても自分に合っていると思いました。
会社説明会で見せていただいた社内ムービーでは先輩社員のみなさんが生き生きと働かれていたので自分もこの会社で働いてみたいと思いました。
また、「全国にマンホールの数はどのくらいあると思う?」などのように答えに困るような質問がなかったこともよかったです。
マルチに活躍ができる場があるというのは、一つの会社で様々な種類の仕事が経験できるという意味です。
ゲーム開発に特化している会社、社内マニュアルを作成するソフトなど会社で使うシステム開発に特化している会社はたくさんありますが、両方行っている会社は数多くありません。
株式会社テンダはその両方を行っているので自分にぴったりの会社だと思いました。
なかなか珍しく株式会社テンダに出会えてよかったです。
ー入社してからやりたいことはありますか?
ゲーム作成をやりたいのか、企業のシステム関連の仕事に就きたいのか、まだ迷いがあるので入社してからいろいろと経験を積ませていただいて自分に合うものを見つけていきたいと思います。
なのでまだこれがやりたいとか具体的には決まっていませんが、システムエンジニアの仕事はお客様にどのようなシステムを作って欲しいのかヒアリングをし、それに基づいてどのように作っていくのかを社内で検討したりするのでコミュニケーション能力がもとめられます。ですので社内外の人と接する機会が多い仕事なのでとてもやりがいがあり楽しみです。
ー最後にこれから就活を控えている学生さんへ一言をお願いします。
2021年もコロナウイルスがまだ治っていないと思うので会社説明会や面接がオンラインで行われると思います。
自宅だと、周りの環境が自分の家なのでWIFIの調子を整えたりオンライン上の画面に映る背景を気をつけたりと普段と違うところを注意する必要もあります。
また、自宅で面接を行うとはいえリラックスし過ぎず、程よく緊張感を持って面接を受けること良いと思います。
私の場合には緊張を和らげるためにリラックスする工夫をしていました。
リラックスするためには事前準備をしっかりと行うことが一番効果的です。
自分が言いたいことや面接で聞かれそうなことをあらかじめ紙に書き出すことで本番でも余裕を持って対応することができ、自分でも整理することができるのでおすすめです。
みなさんが就職活動をする時もまだイレギュラーな日程や面接方法になるかもしれませんが惑わされずに自分の本領を発揮できるように頑張ってください。