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INTERVIEW

【東北大学の理系学生】柔軟な戦略が就職成功のカギ!内定獲得の秘訣とは

T.Hさん

東北大学
化学メーカーのリーディングカンパニー

東北大学の理系学生の就職活動|機械系から化学メーカーに就職した理由とは?

ー始めまして、本日はよろしくお願いします!
初めまして!よろしくお願いします。
ー色々なお話を聞かせて頂きたいと思うのですが、まず、Tさんは大学・大学院でどのようなことを学んでいたのですか?
はい、メーカーにおいて技術をどのように経営に生かしていけるか、という、理系と文系の中間のような内容を学んでいました。学部時代に技術者倫理という授業をとても面白いと思い、それを実際に学べる場所を探した結果、東北大学の大学院に進学しました。今の専門は安全なのですが、当時の技術者倫理の内容に通じるものがあります。
ー今回、化学メーカーに就職が決まったということで、おめでとうございます!就職には、研究内容が直結したのでしょうか?
ありがとうございます。そうですね・・・直結はしていないですが、全く関わりが無いわけでは無いです!
ーそうなんですね。それでは、入社された後はどのような仕事をされるのですか?
品質保証ってご存じですか?メーカーにおいて、作られたものに対して「品質は確かなのか?」「事故は起きないか?」ということをチェックしてゴーサインを出す役割のことを言います。私の専門が工場等での安全なのですが、それとよく似た考え方をするんです。例えば、何をするにもゼロリスクというのは不可能ですよね。それと同じように製品を作る上でも、絶対に大丈夫、という保証をするのはとても難しいことなんです。ですがそんな中で、限りなく安全である可能性が高いと言うために、チェックの方法であったりそのプロセスを工夫することができます。そういう所に私の学びが生きるのではないかと考えています。
ーとてもわかりやすく説明して頂きありがとうございます!内定が決まるまでも、品質保証に関する職種に絞って就活をしていたのですか?
絞ってはいましたが、全く違う職種を見ていました。職種で言うと、先ほども言った通り文理の中間のようなことを学んでいたため、技術営業という理系版の営業職で探していました。後は、調達と言って、製品を作る際に必要になる部品や機械のバイヤーのような仕事にも興味がありました。
あ、職種だけでなく業界も違うところを見ていました。私が工学部で、元々ものづくりに興味があったこともあり、製造業が中心でした。機械系だったので機械メーカーが多かったです。あとは半導体や電気関連ですかね。今考えると化学メーカーは異色ですね。笑
ーたしかにそうですね。元々志望していた職種と全く違うと思うんですが、何かきっかけがあったんですか?
やはりオファーが来たことです。それまでは化学メーカーは全く見ていなかったので、オファーが来て初めて選択肢に入れるようになりましたね。オファーを受諾した後のやり取りの中で品質保証の職種には特に魅力を感じたので、この職種に決めました。
ーなるほど、それでは出会いは運命的でしたね!続いて就活について伺っていきたいと思います。Tさんはいつ頃から就活を始められましたか?
一番最初だと、学部3年の段階でインターンシップにはいくつか参加していました。院進学を決めていたので、本選考の面接は受けませんでした。自動車メーカーを中心に見ていましたね。
ーその頃は技術者倫理の授業にはまだ出会っていなかったのですかね?
出会う前と出会った後、両方インターンシップに参加しましたが、その頃は自分は本当に設計や開発などをやりたいのか、と考えていました。学部4年の段階では先輩に話を聞いたり、どんな仕事をしたいかというのを考えてある程度目星をつけている企業もあったので、M1の4月頃には企業のページを開いてインターンシップの募集が始まっていないか調べたりもしていました。
ー早いですね!常に将来のことを考えていらっしゃったのですね。TECHOFFERのサービスはいつ頃から利用し始めたか覚えていますか?
かなり早めだったと思います。他のサービスにも登録していて、自分なりに用途を使い分けて利用していました。TECHOFFERはエントリーシートを登録する量が少なくて楽で良かったので、周りの友人にも何人かにお勧めしました。後は、自分の所属する研究室の研究内容がデータベースに登録されていて、自分でも知らなかった教授の過去の研究分野まで知ることができて興味深かったです。
ーありがとうございます!それでは続いて就活状況についてお伺いしたいのですが、何社ほど受けられたのでしょうか?
実際にエントリーして説明会に参加した数で言えば、理系学生としては多い30社です。その中で1DAYも含みインターンシップに参加したのは15社ほどでした。その後、本選考のエントリーシートを出したのは10社ほどでしたね。そのうち1社から内定をいただき、そのタイミングで選考途中だった1社は選考を辞退しました。あ、残りの8社は祈られてしまいました(笑)
ーお疲れ様でした!ではその1社だったのですね!本当におめでとうございます。就活中に辛かったことはありますか?
そうですね、2つあります。まず、「自分のやりたいことって本当にこれなのかな。」と常に考えていました。私の場合、技術営業と調達を中心に見ていたと先ほど言いましたが、考えれば考えるほど
仕事に対しての興味はありましたが、求められる性格や適性が自分に合っているのかがわからなくなっていきました。就活を進める中で内定先と出会い、やりたいことが見つかって本当に良かったなと思っています。2つ目は、たくさん応募してたくさんお祈りされてきたので、精神的に辛いこともありましたね ・・・。
ーそうですよね、それらの点をどのようにクリアして行きましたか?特に1つ目の方を聞かせて頂きたいです。
私は、自分で考えても永遠に答えは出ないと思ったので、その分企業との面接の際にモチベーションの源泉だったり,自分の興味の方向性を詳細に話し、伝えるようにしていました。
ーなるほど、とても良い方法ですね!それでは最後に、就活の先輩として、これから就活を控える後輩達にアドバイスはありますか?
これは2つあります。1つ目が、就活用のメールアドレスは別で作っておいた方がいい!ということです!たくさんのサービスを大学のメールアドレスで登録したりすると、地獄を見ることになります。
そして2つ目は、夏前の時期は皆、長期のインターンシップに目が行きがちですが、1DAY等の短期インターンシップでもとても有意義なので参加するべきだということです。実はサマーインターンシップに全落ちしていて、先ほどの15社というのはワンクリックで参加できるような短期インターンばかりだったんですね。一次面接免除とまでは行きませんでしたが、いくつかの企業からは早期選考の案内が届くこともあったので、参加する価値はあると思います!どんどん気軽に参加していってください!
ー本日はお時間頂きありがとうございました!