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INTERVIEW

TECH OFFERを利用して、内定を獲得した先輩の声を紹介します。

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INTERVIEW

【筑波大学の理系学生】志望業界を広めるきっかけはTECH OFFERだった!

U.Kさん

筑波大学
SCREENグループ

筑波大学の理系学生の就職活動|視野を広げた就職活動が成功の秘訣だった!

ー学内外での活動を教えてください。
学部生の時には卓球サークルとボランティアサークルに所属していました。
ボランティアサークルの活動は社会人の方が中心となって活動しているNPO法人のお手伝いをさせていただくという内容です。
そのNPO法人は東日本大震災の時に発足した宮崎県にある団体で、被災地の子供たちを宮崎県に招待してリクリエーションを行ったり、東北地方に行き、炊き出しや傾聴などの活動をしています。人手が足りていないので私たち学生がお手伝いをするという形で活動していました。
このサークルに入ったきっかけは、人の役に立ちたいという思いが強く、また高等専門学校の時にもボランティア活動を行っており、その経験から自然と入りました。高等専門学校時代は地域の行事の手伝いやゴミ拾いを行っておりました。
ボランティア活動の本質は人の助けになることなので規模の大小は関係ないと思うのですが、もっと多くの困っている人の役に立ちたいと思い、ボランティアサークルに所属をして活動をしていました。
ー大学院と現在の研究室を志望した理由を教えてください。
高等専門学校の時に卒業研究という形で初めて「研究」というものに取り組んだ際に、ロボットアームのことを知り、それに関連するテーマの研究をしていましたが、当時は先輩が作った自作のロボットアームを動かすということが精一杯で深い部分に触れられていなかったため、もっと研究をしてみたいということで大学院へ進学することにしました。
また、所属している研究室を選んだ理由は、ロボットアームやマニュピレーターなど自分の興味のある分野で有名な先生がいらっしゃったということと、研究設備が充実していて満足のいく研究ができると思ったからです。
高等専門学校で卒業研究をしているときにその先生のことを知りました。
その先生から学びたいと思い研究室を志望しました。
実際に非常によい環境で大学生活を送ることができ、満足のいく結果となりました。
ー研究室ではどのような研究をされているのですか?
所属している研究室では産業用ロボットやロボットアームに関する研究をしています。
私自身の研究テーマはロボットのシュミレーターを使って、工場内の生産ラインなどのレイアウトを変更して効率的な生産ができるような仕組みをつくる研究をしております。
ーロボットアームに興味を持ったきっかけはありますか?
もともと幼いころからロボットが好きで興味を持っていました。
そしてロボットというからには人間の役に立つものでなければならないというポリシーを持っていました。またボランティア活動での経験を通して人の役に立ちたいと思い、そこでエンターテインメント系の人型ロボットよりは、工場で使われているような実際に人の役に立つ実用的であるロボットアームに興味を惹かれました。
またその分野の勉強をすれば将来的に実用的なロボットに関する職業につけたり、またそのような人材も求められていると思っていました。
ー工場の生産効率化の手法とはどのようなものがあるのでしょうか。
工場の状況や業種によって異なるのでご説明するのが難しいですが、簡単にいうとロボットアームなどのロボットを導入することです。
しかし人でしかできない作業もあるので、人が作業しやすい装置やジグを導入することもあります。
一つの工夫で劇的に変わるものではなく、小さな工夫を積み重ね、改善を繰り返していくことでよくなっていきます。
ーご卒業まではどのように過ごされるのですか?
コロナウイルスの影響でどこにも行けないのと、修士論文が予定より遅れてしまっているのでそれに専念しようと思います。
ー修士論文がんばってください。
 就職活動についてですが、始めた時期と企業選びの軸をおしえてください。
9月くらいにインターンシップに行き始めました。周りの友達もだいたいそのくらいの時期から就職活動を始めていました。
インターンシップは電気メーカーにいき、生産ラインの改善を行う部署内で基本的な業務の流れを体験していくという内容でした。
就職活動の軸は自分の研究に関連のある企業を選んでいました。具体的には産業用ロボットメーカーです。産業用ロボットメーカーにはロボット自体を作る部署と自社のロボットを使って自動化など工場の生産効率をあげる部署がありますが私は後者の生産効率をあげる部署に行きたいと考えておりました。
また、仕事面だけでなく会社の規模と給料も重視して企業を選んでおりました。
ーその後の就職活動の流れを教えてください。
エントリーをしたのが30社ほどで、実際に選考を受けた企業はTECH OFFER経由の企業を含めて3~4社ほどです。
自分は内定が決まるのが7月末と遅く、同級生は決まるのが早かったため精神的につらい部分もありました。また就職活動中はエントリーシートやSPIなどの締め切りに追われる日々でした。
ー就職を決めた理由を教えてください。
産業用ロボットメーカーではなく、半導体製造装置を、開発・製造・販売している会社に就職します。
半導体関連の分野は将来性があり、その工場の生産効率化に携わることがきれば自分にとってプラスになると思ったからです。
ーTECH OFFERを利用し始めた時期と使ってみてよかった点を教えてください。
就活を始めた時期に登録をしました。はっきりとは覚えていませんが学校内の掲示板に貼ってあったチラシを見て登録をしたと思います。チラシを発見するまではこのようなオファーを受けられるサービスがあることを知らず、面白そうと思ったので登録してみました。
TECH OFFERを利用したことにより結果的に産業用ロボットという狭い範囲で志望企業を選んでいましたが、視野を広げて半導体業界の工場生産化という軸で企業を探すきっかけになりました。
ー入社してからやりたいことはありますか?
やはり工場の生産効率化に携わりたいと考えております。
今研究している内容と仕事内容が異なる可能性もありますが、それでも就職先の企業は工場の効率化に関わる内容なので自分の研究で身につけたことを活かしたいと思っています。
最終的には半導体など特定の業界の垣根を超えて、様々な工場の生産効率などに携わっていきたいです。

ーこれから就職活動を控えている学生へアドバイスをお願いします。
自己分析を早めに行うことをお薦めします。
研究内容については準備をしていなくてもある程度話すことができると思いますが、自分自身のことについてはある程度準備をしておかないと難しいと思います。
自分も第一志望と第二志望の会社の面接が早めに行われた時に、自己分析を行っていなかったため、しどろもどろになった経験があります。
また自己分析は面接対策だけでなく、企業選びや興味の範囲を広げる際にも役に立ちます。
時間的に忙しいかと思いますがしっかりと時間をかけて早い段階から行う方がよいと思います。