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INTERVIEW

【神戸大学の理系学生】就職活動が遅くても大企業に就職できた理由

M.Mさん

神戸大学
三菱ケミカル株式会社

神戸大学の理系学生の就職活動|9月スタートでも大企業に就職できた進め方に迫る!

ー初めまして!本日はお時間頂きありがとうございます。就活のこと、学生生活のこと、色々教えて頂ければと思います。よろしくお願いします。
初めまして!はい、わかりました。よろしくお願いします。
ーそれでは始めに学部と学科のお話から聞かせていただけますか?
はい、私は神戸大学工学部応用化学科に所属しており、主に化学系のことを勉強しています。研究室では、反応に使う触媒の開発を行っています。フェノールという有機化合物があるのですが、これは医薬品であったり衣服であったり繊維であったりと様々なものの中間体として使われるもの生成物なんです。このフェノールを合成するための触媒を開発し、実際にフェノールを合成するまでを自分で行うといった内容の実験をしています。
ーわかりやすいご説明、ありがとうございます!Mさんは学部生ということですが、院への進学ではなく就職を選んだ理由はあるのでしょうか?
実は私は特殊な経験をしてまして、実は4年生を2回過ごしているんです(笑)昨年院試に落ちてしまって、そこから就職に切り替えました。一応内々定は頂いていたのですが自分の中で納得がいかず、留年して就職活動を行った、という経緯があります。
ーそうなんですね!?
はい、院に進もうと思ったのも自分ではあまり考えずに周りが受けているからという理由だったため、なんとなく院試を受けてしまったから落ちたのかなと思うところもあって...。そこから自分が今できることや、本当にしたいことは何なのかを考えて、学部で就職活動を行うことを決めました。
ーそれでは、就職活動のことについてお伺いしたいと思いますが、21卒としての就職活動のお話から聞かせていただけますか?
21卒としての就職活動は院試に落ちた9月から始めました。サブコンの企業様に内々定を頂いたのですが、自分のやりたいこととは違うと感じたため取り消しさせて頂きました。そして、12月頃、22卒の就活を始めましたね。インターンシップなどにも全く行ったことがなかったため、他の方よりも大分遅れていたと思います。
ー12月からということは、冬期インターンシップにも参加していらっしゃらないということですか?ビハインドを感じることはありましたか?
もう申し込みも終わってしまっていたというのと、あとは研究の方も忙しかったため自分の空いている日程の把握も難しく、予定が立てづらかったということで参加できませんでした。ですが、私自身はインターンシップに参加しなかったことよりも、留年の方が何倍もビハインドだと感じていましたね(笑)
ーなるほど!(笑)昨年度、今年度どちらも経験して何か変わったことはありましたか?
9月から12月にかけて初めてエントリーシートや面接の練習...というか本番に挑んだのですが、そういった面で何度も繰り返していくうちに、今年度の就職活動は幾分かやりやすかったと思います。私は、エントリーシートなどは自分で回数を重ねるうちに良いものになっていくと考えていて、添削のサービスは利用したことがなかったため、何度も自分で書き起こしたのが良かったのではないかと思いました。
ーこれから就職活動を控える皆さんにも是非お伝えしたいですね。それでは、Mさんにとっての「就活の軸」を教えていただけますか?
はい、1つ目は規模感の大きなところで働きたい、ということです。人びとの暮らしや社会を支えたいと思っており、様々な面から様々な商品を用いて人びとの生活を支えて行くには規模の大きいところに就職する必要があると考えていました。もう1つは自分の専門、専攻を活かせるか、ということです。院試に落ちて自分のやりたいことを考えた時に、専門性を活かしたいという思いがあり、これも軸として大切にしていましたね。
ーそれでは、就活を始めた段階から、業界や職種はかなり絞っておられたのでしょうか?
はい、そうですね。業界は化学業界、職種は製造技術・生産技術職といった、製品に関わる仕事に絞っていました。製品の生産ラインや工場においてどうやって製品が作られているか、どのようにすれば効率化できるのかを考えるのがメインのお仕事です。
ー具体的に考えていらっしゃったのですね。それでは就職活動の詳細についてですが、まず本選考では何社ほど受けられたのでしょうか?
私は研究は昨年度に大方終えていたため、教授にも就職活動に専念して良いといっていただけたため、エントリー数は結構多めで30社ほど出しました。実際に面接したのが20社前後です。そのうち内々定をいただけたのは5社でした。
ー内々定をいただいた時期は覚えていらっしゃいますか?
4月中旬頃に初めて内々定をいただき、その後いくつかいただいて、4社目が三菱ケミカルさんでした。
ーそれでは5社のうち、三菱ケミカルさんを選んだ決め手というのは何だったのでしょうか?
やはり業界での規模感が大きいことであったり、様々な製品を扱うという面で自分の就活の軸に合っていると感じたからです。専門性に関してはその他の企業でも活かせるのですが、こちらの軸に当てはまっていたのが三菱ケミカルさんだったため、選ばせていただきました。後は、他の企業とは異なる特徴的な点があって、内々定が出たタイミングで配属先と職種が決まるという点も、大きな決め手になりました。私が受けた中では、他にそのような仕組みの企業は見なかったため、面白いなと感じました。
ーでは、三菱ケミカルさんに就職して、やりたいことや、成し遂げたい夢はありますか?
そうですね、インフラ設備にも関わらせていただくので、そういった面で研究内容や知識を活かしながら、いかに効率よく合理的に製品を作れるか、ということに挑戦していきたいです。
ー素敵ですね。応援しております!それでは最後に、就職活動を控える後輩達に向けてのメッセージをお願いします。
私自身感じたことなのですが、就職活動はやはりスタートダッシュが重要だと思います。今の時期から始めている方も多いと思いますが、事前準備をしっかりしつつ、企業研究を行いつつ、色々なインターンシップなどに参加して、「自分の本当にやりたいこと」を探して就職活動を行っていくのがベストなんじゃないかと思います!
ー本日はお時間いただきまして、ありがとうございました!