―初めまして!本日はNさんがどういう就職活動を送ってこられたのか、TECH OFFERを使ってみてどうだったかなど、詳しくお話聞けたらと思っております。よろしくお願いします!
―では早速ですが、就活全体の大まかなスケジュールを教えていただけますか?
M1の4月から就職活動を始めました。コロナウイルスの影響でなかなか外に出ることができなかったので、TECH OFFER等のスカウト型のサービスに登録しました。それと同時に、過去のエピソードや研究概要などについて書くことで、軽く自己分析のようなことをしていました。
その後は、6月、7月頃から夏のインターンに向けてエントリーを始めました。夏のインターンはオファーをいただいた企業を中心に行くようにしていました。自分の分野を活かせるという言葉に興味を惹かれて参加した企業さんが多かったですね。9月になると、実際に選考を通過したインターンに行きました。
秋になると、今回内定をいただいた企業さんさんからオファーをいただきまして、その頃は通信業界については全く考えていなかったんですが、オファー内容を見て自分の分野を活かせる領域があると知りました。後は、冬のインターンのエントリーを開始しました。
冬は、選考に通ったインターンに行ったくらいで、基本的には本選考の準備に力を入れていました。その後、春に本選考が始まり、内定をいただくことが出来たので、就活を終えました。
―修士になったと同時に就活を始められたんですね!
就活を始めたのは、周りと比べて早い方でしたか?遅い方でしたか?
かなり早い方だったと思います。周りの友人は、まだ就活についてそこまで意識していなかったように思います。たまに夏のインターンどこに行くかくらいの話はしていましたが、そこまで深い話はしていなかったですね。早めから始めたことで、自分の適性について考える時間を長く取ることができたため、やはり早く始めて良かったなと思っています。
―やはり早く始めると、それ相応のアドバンテージがつきますよね!
では次の質問ですが、夏のインターンの頃の就活の軸はなんでしたか?
自分の分野がしっかり活かせる職種であることを確信したら、応募するようにしていました。自分は、専攻も研究室での研究内容も電気電子系の分野だったので、その分野に絞って応募していた形です。この頃は、業界は特に絞っていませんでした。業界は、12月末頃に通信業界、化学系、食品業界の3つに絞って就活を進めることに決めました。
―なるほど!ありがとうございます。
夏のインターンで最も印象に残っているエピソードはありますか?
業界を絞らずに、色々なところのインターンに行ったことで、それぞれの業界の合う合わないについてしっかり理解できたことです。業界理解が深まるというのが、インターンの最も良いところだと実感しました。
後は、この企業さんでは自分の分野がどこまで活かせるのかということを知ることができました。また、学生時代の研究内容と実際に企業で行う業務のギャップにも気付くことができて、非常に勉強になりました。
―インターンを最大限に活かすことができていてすごいですね!
では次に、Nさんの研究内容について詳しく教えていただけますか?
先程申し上げたように電気電子系の分野を学んでいました。大きな括りで行くと、パワーエレクトロニクスという分野を学んでいました。簡単に言うと、電気を自由自在に操るという内容のことをやっていました。具体的な例を出すと、電力の変換が主な研究内容だったので、スマホの充電器が1番身近なものになります。モーターを回す時もそういった電源が必要になりますし、通信であれば通信の電源が必要になってくるので、かなり需要がある分野だということを、就活を通じて認識することができました。
―わかりやすく説明していただき、ありがとうございます!
ちなみに、研究と就活の両立は大変でしたか?
正直、ものすごく大変でした!
3月に学会発表がありまして、本選考の時期と完全に被ってしまっていたので、かなりハードスケジュールでした。予定はしっかり毎日、目を通すようにして今日やらなければならないことは何かを確認するようにしていました。それでも予定が詰まってしまった時は、気合いで何とかしてました(笑)
―就活と学会発表が被っていたにも関わらず、しっかりスケジュール管理できていてすごいですね!
では、就活中辛かったことは何かありましたか?
コロナウイルスでインターンが結構なくなってしまったことですね。3社からインターン参加の内定をもらった後で、3社ともインターンがなくなってしまった時があったので、その時はかなり辛かったですね。
―去年はコロナウイルスの影響が特に大きかったですよね…。
そうですね、インターンの8割程はオンラインでの開催でしたし、現地に行けるインターンはかなり少なかったです。今回内定をいただいた企業さんは、何とか1度現地に行くことができたので良かったです。
―コロナウイルスの影響でオンラインが増えたことで、逆に良かったことはありましたか?
良かったことは、一日にいくつもの予定を詰め込めることですね。移動をする必要が無いので、時間の融通はかなり効くようになってたと思います。ですので、かなり多くの企業さんに目を通すことができたと思います。
―なるほど!ありがとうございます。
では次の質問ですが、今回内定をもらった企業さんに入社を決めた理由はなんですか?
自分の専門性がしっかり求められていると実感できたからです。また、やっている事業が非常に幅広いので、様々な部署に携わることができるという点に魅力を感じました。後は、今回内定をいただいた企業さんは今年からジョブ型雇用を始めたのですが、その雇用形態にも惹かれて入社することを決めました。
―この企業さんに入社して将来どんなことがしたいですか?
通信が止まらないような設備を作っていきたいと思っています。例えば、大きな災害が起きてしまった際でも、しっかりと機能するようなものを作っていきたいと考えています。10年後には、データセンター等の、1つの大きな設備を任せてもらえるくらいに成長したいと思っています!
―壮大かつ詳細な展望をすでに持っていて素晴らしいですね!ありがとうございます!
では、TECH OFFERを使ってみて良かったことはありますか?
自分が全く認識していない業界でも、自分の専門分野が活かせるということを知る良いキッカケになりました!それこそ、今回内定をいただいた企業さんはTECH OFFERさんからオファーが来ていなかったら、自分の分野を活かせると知らないまま就活を終えていたかもしれないです。ですので、視野を広げるという点で、非常に助けられました。
―Nさんと企業さんの、運命の出会いのきっかけを作れたようで非常に嬉しいです!ありがとうございます。
では、最後に就活を控えている学生にアドバイスをお願いします!
自分の分野は、意外な業界で活かすことができるということを知っておいて欲しいです。あまり狭い視野で就活をせず、色んな業界に目を向けることで、より良い企業さんに出会うことができると思います!
―自分の固定概念に囚われず、広い業界に目を向けることが大事なんですね!本日は貴重なお話をしていただきまして、ありがとうございました!