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INTERVIEW

TECH OFFERを利用して、内定を獲得した先輩の声を紹介します。

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INTERVIEW

オファーから、知らなかった企業が理想の企業に!?

M.Nさん

鹿児島大学
コアな技術を持つ産業機器メーカー

鹿児島大学の理系学生の就職活動|TECH OFFERを通じて内定先と出会った!?

―初めまして!本日はNさんがどういう就職活動を送ってこられたのか、TECH OFFERを使ってみてどうだったかなど、詳しくお話聞けたらと思っております。よろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします!
ー早速なんですが、就活の全体のスケジュールを教えていただけますか?
M1の5月頃です。研究室の先輩からインターン探しておいて方が良いよと言われたので、インターン先を探していました。それと並行して興味ある業界を絞るために情報収集していました。TECH OFFERさんに登録したのもちょうどこの時期だったと思います。6月、7月あたりからインターンの申し込みが始まっていたので、興味のある企業にESを提出したりしていました。その後8月、9月頃にインターンが集中していたかと思います。現地でのインターンも何社か予定されていたんですが、コロナの影響でなくなったりしてしまい、ほとんどWEB上でのインターンということで自宅から受けていました。
ーやはり昨年はWEB上のインターンが多かったんですね…。
ちなみに、夏のインターンはどういった軸で企業選びをしていましたか?
まず研究室の先輩方がどこに行ったのかを調べて、その中からいくつか行きたい企業、興味のある企業をピックアップしました。後は、TECH OFFER経由でお声掛けいただいた企業さんの中で興味のある企業さんで絞っていました。自分はIT・情報系の研究室なんですが、情報系だけでなく、ハードウェアも触れるような開発系の職がいいなと思っていたので、そういった企業さんを探してやり取りして選んでいたという感じで決めました。
ー業界・職種は夏のインターンの時期から、かなり絞っていたんでしょうか。
はい、かなり絞っていました。大手メーカー系と開発メーカー系といった感じで、最初の方はメーカー系一本で絞っていました。後はTECH OFFERでいただいたメッセージや、人事さんの雰囲気が良かったところ、インターン前に面談させていただいた企業さんで雰囲気が良かったところという感じで具体的にどこに行くか選んでいきました。
ーなるほど、かなり早い時期から就活軸が定まっていて素晴らしいですね。
夏のインターンで印象に残っているエピソードは何かありますか?
ES選考ありの大手電機メーカーさんのインターンで、本当は現地開催だったんですが、コロナの影響でオンラインになってしまいました。その時に初めてグループワークを同じ部署のインターン生とやったんですが、すごく周りのインターン生のことが知れたというのが一番夏のインターンでよかったことかなと思います。みんながどんな感じで取り組んでいて、何の研究している人が集まっているのかを知れたのが良かったです。
また、別の会社さんでは、人事さんとインターン生3人くらいでグループワークをしていたんですが、グループワークの内容が、自分たちで聞きたい内容を決めて社員さんにインタビューするというものだったんでした。その時に隠すことなく教えてくれたのはすごく印象が良かったですし、そういう企業さんの方が働くイメージや内情が分かってよかったという気持ちになりました。
ー夏のインターンからかなり充実した体験ができていて良いですね!
では次の質問ですが、就活を始めるのは周りと比べて早い方でしたか?遅い方でしたか?
周りの人と同じくらいだったかと思います。先輩方がこのくらいの時期から始めた方が良いよと伝えてくれているので、皆同じくらいの時期だったのかなと思います。うちは結構大きい研究室なんですが、学生のことは自分たちでやりなといった感じの半放任主義みたいな研究室なので、先輩がきちんとこの時期にやりなと伝えてくれる環境にあったという感じです。
ー5月頃から始めていて結果的に良かったと感じることはありますか?
すごくよかったと思っています。とりあえず就活たるものに手を付けたという安心感みたいなものが最初にあったので、夏に始めてインターンやばいやばいと言うよりはよかったかなと思っています。
やはり早い時期から始めていると安心感がありますよね。
では、先ほど夏ごろまでのスケジュールを聞かせていただいたので、次は秋から本選考までのスケジュールを教えてください。
秋頃は特に何もしていなかったと思います。同期の中で、WEB系や広告系やベンチャー等、選考が早い人たちはこの時期忙しかったらしいんですが、僕はメーカー系だったので主戦場は2月、3月頃でした。なので、自己分析をしたり何かやり残したことが無いかを整理したりしながら過ごしていました。割と中休みという感じの時期でしたね。
1月頃からインターンに来た人向けの面談という名の面接みたいなものが企業さんからきていたので、ちょこちょこと話を進めていたような状況でした。面談を受けながら、こういう話をするとウケがいいのかなとか、この企業はこういう体質なんだなという所を見極めていました。
2月に入ると本腰を入れ始めて、説明会もたくさん出てきていたので、とりあえず自分のセンサーに引っかかった企業の説明会に行く感じで就活していました。この頃に今回内定の決まった企業さんからメッセージをいただきました。その企業さんのメッセージが、よくある説明会参加してみませんかみたいなものではなく、「画像系の仕事ができる学生を探しています!」みたいな必死なメッセージだったので、なんだなんだと思って興味を持ち、そのまま選考に進みました。その後、内定を3月末にいただいて就活を終えました。
ー説明会から最終面接までのなかで、一番印象に残っているエピソードは何ですか?
やはり最終面接ですかね。この企業さんに最終的に内定を決めたきっかけでもあるんですが、大体の面接で、「仕事でストレスがたまったときにどのようにリフレッシュしますか?」という質問をされるんです。僕は仕事でもプライベートでもモノづくりで生きていこうという人間なので、その質問に対して、趣味でモノづくりをしますという風に言っていたんですが、大体の企業さんが仕事でモノづくりして、プライベートでもモノづくりしたらストレスたまりっぱなしじゃないかという風に言われてしまったんですね。でも、それと同じことを、内定をいただいた企業さんの面接でも言ったら、「良いじゃない、何作るの?」と聞いてくれて、この企業の人たちはいい人たちだなと思いましたし、すごく面接が楽しかったイメージが残っています。
ー自分の趣味を否定せず肯定してくれる。すごく良い企業さんですね!
本選考に参加する企業を選ぶときの軸は夏のインターン同様メーカー系でしたか?
その頃にはあまり大手メーカーにはこだわらず、モノづくりができるかどうかという所で選んでいました。後は、説明会であまり言われない福利厚生や、数字関係のことを四季報などで調べて選んでいました。分からないことは説明会に行って聞いて確かめるというスタンスを取っていました。
ーなるほど!では、将来的にモノづくりの中で特に作りたいものはありますか?
モノづくり全般が好きなので、特にこれが作りたいというこだわりはあまり無いですが、自分の選考である画像系とロボット系のものを作っていきたいと思っています。
ーありがとうございます!
では、今回内定をいただいた企業さんに入ってこの先何がしたいですか?
この企業さんには、画像検査機という画像を解析して製品に異常がないかを検索する装置があるんですが、そこの研究チームに配属される予定とのことで、これまで何かと画像処理を行ってきたので、これからも画像処理関係のエンジニアとしてやっていきたいです。あとは、現場の生産ラインや機械にもかかわっていくことになると思うので、機械も画像も扱えるエンジニアになりたいです。また、この企業さんでは近くの大学と連携して新しい技術を取り入れるということをやっているので、成長を止めることなく、知識を吸収していきたいと思っています。
ー将来のこともしっかり見据えられていてすごいですね!
次の質問になりますが、研究と就活の両立は大変でしたか?
そんなに大変ではなかったですね。うちの大学のスケジュールが、12月頃に修士は中間発表があったんですが、ちょうど夏がインターンで、秋と12月に中間発表の準備をして、それが終わった後に就活本番が始まるといった感じにうまく組み合わさっていたので、あまり苦には感じなかったです。
ー丁度いい感じにスケジュールがかみ合っていたんですね!
では、就活中に何か辛かったことはありましたか?
コロナの影響で、就活の大半がオンラインになっていたので、何か取りこぼした情報がないかなという不安は常にありました。自分で収集しないと情報がやってこない状況だったので、そこが辛かったですね。
ーオンラインがメインの就活を乗り越えるために何か工夫したことはありますか?
オンラインコミュニケーションには慣れていたので、そこに困ることは無かったですが、現場の雰囲気をつかみにくいという点はやりづらかったです。
オンラインで工場見学をやってくれるところとか、選考を受ける企業でなくても内情を見せてくれる企業さんとかを探して仕事場ってこんな感じなのかというイメージはつかめるようにしていました。取得できる情報はすべてかき集めるくらいの気持ちでやっていました。
ーオンラインがメインになったことで、逆に良かったことはありますか?
普段の就活の状況っていうのが、自分はやってないので分からなくてなんとも言えない部分もあるんですが、僕はオンラインの方がやりやすかったかなとは思いました。僕は鹿児島に住んでるんですが、先輩の話を聞くとスケジュールが厳しくて忙しいという風に言っていたので、オンラインで済ませられるところは済ませてもらったのが楽で良かったなと思いました。
ーなるほど!やはり地方に住んでいらっしゃると交通費とかも大変ですもんね。
次の質問ですが、企業研究や自己分析はどのように行っていましたか?
企業研究に関しては企業の公式HPを隅々までなめるように見るということをまずやって、加えてIR情報をチェックしていきました。その後に、マイナビやリクナビに掲載されている数字の情報を、違うサイトからも数字を集めて、口コミなどでも食い違いがないかというのを見ていました。投資者向けの情報と新卒向けの情報で食い違いがある企業はあまり信用できないという観点でそこはしっかり見ていました。
自己分析はまず自分がこれまで何をやってきて、これから何をしていきたいのかという問いに答えを出した後、今の自分がどう思われているのかというのを付き合いの長い友人や先生に聞いて認識するというのをやっていました。あとは、周りから見た自分と自分が思っている自分の姿を重ね合わせて食い違っている点は改善点として考えるといった感じでやっていました。
ーTECH OFFER使ってみてよかったことはありますか?
コロナの影響で、WEBが主戦場になった今年の就活で、自分で調べるだけではなくて、企業さんの方から声をかけてくれるというのは非常にありがたいスタンスだったと思います。TECH OFFERを通じてオファーをいただかなければ、今回内定をいただいた企業さんのことを知らないまま就活を終えていたのではないかなと思います。自分の持っている武器を評価してオファーを送ってくれるというのはすごくありがたかったです。
ーTECH OFFERを通じて素晴らしい出会いができたということで、私もすごく嬉しいです!ありがとうございます。
では、最後にこれから就活をする学生にアドバイスをお願いします!
食わず嫌いはしない方がいいということですね。僕もそうだったんですが、この業界が良いという風に盲目的になってしまうことがあると思うんですが、別業界でも自分のやりたいことをできる会社さんはあります。途中で自分の価値観が変わって、仕事内容よりも職場の雰囲気とか上司とかそういう所に観点を置きたいという風に方向転換することがよくあるので、どんなふうに転んでも対応できるように、少しでも興味のある企業さんは幅広く情報を収集していくといいかなと思います。
そして、どうか就活を恐れないでほしいです。何かと精神的体力的に辛くなることもある就活ですが,自分と合った企業さんはきっとありますし,逆に第一志望のとても行きたい企業さんでも入ってみると自分とは合っていなかったということもあると思います。ですので,自分と企業さんの距離を測るのが面接という手段だと思って臨んでいました。そのためにも自己分析をしっかりと固めていると自ずと怖さは無くなりました。これから就活をする皆さんも,様々な企業さんと面接を通して自分との距離を探って頂けたらと思っています。
―様々な企業さんを知ることや、企業さんと自分との距離を探ることが大事なことなんですね!非常に勉強になりました!本日は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!