―初めまして!本日はM.F.さんがどのような就職活動を送ってこられたのか、
TECH OFFERを使ってみてどうだったかなど、詳しくお話聞けたらと思っております。
よろしくお願いします!
ー就活が終わり、最近は何をしていますか?
研究に力を入れています。私は鉄鋼関係の研究を行っていて、製鉄の過程で出てくる鉄ではない鉱物が水に触れたときにどう溶けていくかを観察、解析しています。平日はほぼ研究だけ行っていています。これから論文を書くので、さらに研究生活になりそうです。
ーそうなんですね。研究、頑張ってください。早速ですが、就活はいつから始めましたか?
大学院1年生の4月の末からです。研究室の先輩に就活は早めに始めた方がいいとアドバイスを頂き、その日に就活サイトに登録しました。
ーサイトに登録してから、どのように就活を進めましたか?
まずは合同説明会に参加しました。合同説明会は夏までに4回ほどオンラインで参加しました。最初の2回は文系理系合同の説明会に参加し、興味を引かれた企業の共通点を見つけて、将来自分が何をしたいのかを見極めました。私は技術職がやりたいと感じ、3回目以降は理系の合同説明会に参加しました。そこでどのような業界があるかなど情報収集を行いました。その後SPIなどの勉強を行いました。
ー説明会で志望業界を絞っていったのですね。インターンには参加しましたか?
はい。夏のインターンに12社ほど応募し、通過した10社の1dayのインターンに参加しました。インターンは全てオンラインでした。冬のインターンは5社応募し、通過した3社の1dayと短期のインターンに参加しました。冬は1社対面でのインターンでしたが、他はオンラインでした。
ーインターン先は何を基準に選びましたか?
メーカー業界に興味がありましたが、その中で機械系や部品など職種で悩んでいる状態だったので、悩んでいる職種から2社ずつくらいインターン先を選ぶことにしました。
ーインターンで得られたことは?
自分のやりたいことが絞れたことです。実際にインターンに参加したことで、技術職の働き方のイメージもつきました。
また、オンラインで話す間も学ぶことができました。初対面の方5.6人とオンラインで話すインターンが多く、集団で話すときの間や誰に声をかけるのがいいかなども学べました。
ー就活で困ったことはありましたか?
自己分析で自分のことを書くとき、形式は先輩のものを参考にできても、どのエピソードに関して書くかの取捨選択が難しかったです。エントリーシート提出のぎりぎりまで悩んでいました。作成した文章を友達に見てもらい、意見を聞いたりしました。
ー友達と協力しながら就活を進めたんですね。志望業界を絞れたのはいつでしたか?
年明け頃には大分絞れていました。金属・機械・SIerで悩んでいたのですが、冬のインターンに参加して、金属の道に進もうと決めました。
ーそうなんですね。就活の軸はなんでしたか?
就活を始めたばかりの頃は軸もぼやけていたのですが、説明会やインターンに参加していくうちに、2つの軸に絞れました。1つ目は、やりたいことができる会社を選ぶことです。今やりたいことだけではなく、将来やりたいことが変わっても働ける会社を選ぼうと思いました。2つ目は、自分の雰囲気に合った会社を選ぶことです。研究して行き詰まったときに、悩みなどを相談できる環境や雰囲気の会社がいいなと思いました。
ーエントリーシートは何社提出しましたか?
10社提出しました。エントリーシートは10社とも通過しました。
ーその10社の選考フローはどのような内容でしたか?
面接が2,3回の会社がほとんどでした。私は1.2社目の会社は1次面接で落ちてしまい、3~5社目は2次面接や最終面接で落ちてしまいましたが、非常に志望度の高い6社目の会社に内定をいただけたので、残りの4社は辞退してしまいました。選考はほとんどオンラインで最終面接のみ対面の企業が2社ありました。
ーオンライン面接が主だったんですね。オンライン面接で気をつけたことはありますか?
電波の問題で聞きづらいこともあると思うので、対面で話すときよりもハキハキと明るく話したり、声のトーンを上げたりしました。また、笑顔で話すことも心がけていました。
ー選考に関して困ったことはありましたか?
選考スケジュールが掲載されていない企業があり、推薦との兼ね合いで、早めに応募しないと枠が埋まってしまうかも…と不安になってしまったことです。
ーなるほど。理系学生さんは特に忙しいと思いますが、就活と研究はどのように両立しましたか?
就活を優先させてくれる研究室だったので、就活はとても進めやすかったです。ただ、研究を疎かにしたくなかったので、自分で週1回の進捗報告にはスライド何枚分は出すぞと決めて、時間を確保して研究も行っていました。就活と研究を両立できるように自分の中で線引きをおこなっていました。
ーしっかり両立していたんですね。その後内定を獲得したのはいつ頃でしたか?
大学院2年生の4月の末くらいに内定の連絡をいただきました。
ー入社後、どんなことをしたいですか?
何か一つをしたいというよりは、製品を作る上で視野も広げたいので、有機化学など違う研究もしてみたいなと思っています。研究だけではなく生産技術なども学んでいきたいです。
ーそうなんですね、入社が楽しみですね。就活でTECH OFFERを使い始めたきっかけは何ですか?
研究が金属材料に特化していて、他にどんな企業があるか分からなかったので視野を広げたいと思い登録しました。理系職に就職することは決めていたので、理系学生向けのTECH OFFERに登録しました。
ーTECH OFFERのオファーは適切なものでしたか?
はい、適切でした。少し研究内容とズレているオファーでも、このような研究や仕事ができますよと説明してくれる会社が多かったです。研究内容や専攻をしっかり見てオファーしてくれてるんだなと感じました。
ーオファー獲得のために何か工夫をしましたか?
情報を埋めるようにしていました。また、指導教員を登録すると、その教員の全ての研究が入ってしまうので、私の研究と合っていないものは手動で外すようにしていました。
ーTECH OFFERを使って良かったことはなんですか?
私では見つけられなかった企業を見つけられたことです。また、オファーをお受けするかどうかの時点で、その企業に関して調べることができるので、志望業界を絞り込むためにも活用できました。
ーTECH OFFERを使って不便だったことはありますか?
不便なことはありませんでしたが、たくさんオファーがいただけるので、研究が忙しいときにオファーがたくさん来て忙しくなってしまったことはありましたね。
ーTECH OFFERを他人に勧めたいですか?
はい。研究室の後輩も登録しているので、どんどん活用していってほしいです。研究したい人こそ、業界から企業をみるのは難しいと思うので、そのような方々に使ってほしいなと思います。
―最後に、就活を控えている学生にアドバイスをお願いします!
学生時代に力をいれたことなどの文章を作っていくうちに、自分に自信がなくなってしまう時期があると思います。ただ、そんな時期は自分を見つめ直す時期だと思って前向きに頑張ってください!