ーこのインタビューでは、Mさんの学生生活や就職活動、さらにTECH OFFERをご使用されたご感想についてお伺いしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします！
ーまず始めにMさんの研究内容から簡単に教えていただいてもよろしいですか？
貯水槽の研究を企業と連携して行っています。特に大型の貯水槽の研究を行っており、中に入れる水の量等で強度の調整が必要になるため、解析を利用して強度に関しての設計を行っています。
ー企業と連携して、解析を利用しながら研究されているんですね。Mさんは現在学部4年生だと思いますが、院進学をせず就職を選んだのはなぜですか？
院進学をすると専門性が高まる一方で自分の視野が狭くなると思ったからです。自分の所属は機械工学部であり、院進学をすると機械方面で専門的になることができます。しかし私は学部3年の頃から情報系に興味があり、院進学をすると自分のやりたい情報系に携わることができないと考えたため就職を選びました。
ー就職は自分のやりたいことを実現するために選んだ道だったのですね。就職活動はいつ頃から始めましたか？
インターンに参加するなど本格的に就職活動を始めたのは学部3年の夏でした。しかし就職活動を意識し始めたのは学部2年の秋頃です。ずっと院進学と就職を悩んでおり意思決定をするために必要な情報を早めに集めていました。
ー早い段階から就職活動を意識されていたのですね。学部2年の頃は就職活動として何をされていたのですか？
学部2年の頃は業界などについて全く分からなかったため、まず始めに就活サービスに登録をし、業界等について調べることからしていました。業界や企業について知ることで、自分がこの先何をするか決める材料になりました。
ー業界分析を行いながら、自分のやりたいことを探していたのですね。周りで就職活動をする人が少ない中、就職活動を進めることに不安はありましたか？またその不安はどのように乗り越えたのでしょうか？
周りは院進をする人がほとんどで、就職活動について相談できる人はいませんでした。その中で不安は多かったのですが、自分は不安を突き詰めることが好きで、不安に思ったことや考えたことをメモに書き出し問題点を明らかにしていました。明らかにすることで不安も和らぎ、次にやることも明確になりました。
ー自分に上手く向き合うことで乗り越えていたのですね。夏のインターンには参加されていたのでしょうか？
夏は3, 4社ほどの短期インターンに参加しました。文章で見る業界や仕事の説明と、実際に働いている人から業界や仕事の説明を聞くことは、内容は同じであっても見える景色や得られるものが異なっていました。そのため夏は業界を絞らずインターンに参加していました。
ー夏の時点では業界を絞らずインターンに参加していたのですね。実際に就職活動の軸が決まったのはいつ頃だったのでしょうか？
就職活動の軸が決まったのは本選考に進む段階でした。自分はものづくりが好きで機械工学部に進学しましたが、実際は手を動かすよりもパソコンの前で作業をする方が向いていると感じていました。そのため仕事を長く続けるのであればITやシステムエンジニアが向いていると思い、そちらの道を選択しました。
ー業界研究だけではなく、自己分析もしっかりとされて就活の軸を形成されたのですね。最終的に現在の内定先を選んだ決め手は何だったのですか？
複数社から内定はいただいていましたが、面接を受けている過程で自分の中では現在の内定先に決まっていました。最終面接や面接の中で相手と話し、社風が自分にあっていると感じたからです。
ー面接でも企業の社風を知ることができるのですね。本選考で1番困ったことや大変だったことはありますか？
自分が1番苦労したことが自己紹介や自己PRでした。自分の長所や短所を自分の視点からだけでは偏ってしまうため、友人や両親などの客観的視点が必要でした。そのため友人や家族と会話をする際に、自分の長所、短所などを聞くようにしていました。今思うと自己紹介や自己PRを考える時間をもっと長く取るべきだったなと思います。
ー面接の始まりである自己紹介を磨き上げることは重要ですね。その他に選考で心がけていたことはありますか？
すごく単純なことではありますが、見栄をはったり嘘をついたりしないようにしていました。見栄をはったり嘘をついたりすると後で後悔することになり、自分のためにならないと思ったからです。
ー素直さや正直さを意識していらっしゃったんですね。それでは、最後にこれから就活を控えている方にアドバイスをお願いします。
就職活動で1番重要なことは自分を顧みて、自分の現状を知ることだと思います。そのために、まずは自己分析を始めてみることを勧めます。就職活動を何から始めたらいいかわからない人は自己分析から始めてみてください！
ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました！
無料
