ーこのインタビューでは、S.K.さんの学生生活や就職活動、さらにTECH OFFERを使用した感想についてお伺いしていきたいと思います!どうぞよろしくお願いします!
ー現在大学院2年生ということですが、大学院ではどのような研究をしているのですか。
経水素吸蔵合金を用いた水素エネルギー利用媒体の研究をしています。具体的には、水素吸蔵合金が水素吸蔵・放出時に発生させる反応熱を工業的に使用する研究です。
ー並行して開発や実験を行っているのですね!では次に、就職活動についてお伺いしていこうと思います。S.K.さんはいつ頃就活を始めたのですか。
大学院1年の4月です。2つ上の先輩にTECH OFFERを勧められて登録し、
ぼちぼち就活を始めてみようかなという感じでスタートしました。企業研究などはせず、オファーをきっかけに説明会に参加するなど受け身の就活スタイルでした。正直、大学院生の就活がどういったものか分からなかったのですが、TECH OFFER登録後にはぼちぼちオファーがきて安心したのを今でも覚えています。
ー就活スタートと同時にTECH OFFERに登録されたのですね!実際に利用してみて、良かったなと思えた点はありましたか。
はい、2点あります。まずは内定先含め、概ね希望通りの業種からオファーが来たことです。エネルギー分野に関わりたいということと、プラントエンジニアをやりたいということの2つの軸で就活を進めていたので、これに合致する企業からオファーをいただけて有り難かったです。またオファー型のサービスなので、こちらからアピールしなくても企業側から好感を持って声をかけてくださるので、好印象で就活を始められるのが魅力的でした。自分から企業にアプローチする必要がなかったので、自分がやらなくてはならないことに専念できて本当に助かりました。研究しながらも就活できるよと、既に2人の知人に紹介済みです。
ー研究を蔑ろにせずに就活ができたのですね。ご紹介いただきありがとうございます!
内定先である企業からはオファーを経て選考に進まれたと思うのですが、オファーから内定獲得までの流れを詳しく教えてください。
まず11月下旬にオファーがあったので、12月末頃に開催していた説明会に参加しました。翌月に再度説明会があったのでそれに参加し、2月に面談をしました。その後3月に入った段階でESと研究概要を提出しました。それから3月上旬に面接に進んだのですが、それが最終面接だったんです。面接官は人事部の方、アメリカ支社の専務、技術系の方、人事部の方がいらっしゃいました。面接では、研究内容、ガクチカ、問題発生への対処方法、趣味、入社後にどんなことをしていきたいか、入社後海外への転勤は平気かどうか等を聞かれました。最終面接の1,2週間後に内定の連絡があり、4月上旬に承諾をしました。
ーありがとうございます。当企業以外で、インターン参加や本選考に進まれた企業はあったのでしょうか。
実はインターンには一切参加していないんです。12月〜2月にかけてオファーをいただいたエネルギー業界の企業説明会には4〜5社ほど参加し、うち3社にESを提出しました。オファーを受けていない企業に自分からアプローチはしませんでした。
ーオファー型のみでの就活を実践されたのですね!お忙しい中で、就活と研究をどう両立していたのでしょうか。
お世話になっている先生曰く、研究をする中で教授を始めとした知識層の人たちと話すことは、自分の思考を相手に適切に伝えるということは勿論、自分の生きていく軸を決めるという意味でも役に立つから、研究に専念すれば自ずと決まるということでしたので、それを意識していました。そのため、就活らしい就活はしていなかったというのが正直なところです。あくまで研究が第一という意識で就活を進めていました。
ー研究を優先しながらの就活だったのですね。就活全体や特に選考において心がけていたことはありますか。
まずは身だしなみですね。選考は全てオンラインだったのですが、スーツでしたので、見えるところはきちんと整えていました。選考では緊張しましたが、面接官の方々が話を引き出してくれたので、あまり準備せず、いつも通り自然に話せるようにしていました。
ーありがとうございます。選択肢が複数ある中で、内定を承諾した理由は何だったのでしょうか。
決め手は2つあります。まずは、取り扱っている製品に産業用ガスや医療用ガスがあり、有事の際に、病院等どうしてもライフラインを止められない事業に貢献することで、社会に貢献できると考えたためです。2つ目は、海外に行ってみないかというオファーをもらい、個人的に嬉しかったことが理由となっています。
ーS.K.さんのやりたいことができる企業だと判断できたのですね。ちなみにどんな職種なのでしょうか。また内定先でどんなことをしたいと考えているのですか。
職種はプラントエンジニアです。効率が重要視される職種でもありますし、
建てるもの1つ1つで設計の要件が変わってくるので、その中で最大限の効率を
出せるようなプラントの設計に携わって、できる限り自分の力を発揮できればいいなと考えています。
ーでは最後に、これから就活を控えている学生の皆さんにアドバイスをお願いいたします。
研究に専念すれば自ずと決まるという先生の言葉通り、研究を頑張っていたら本当に内定先が決まりました。面接の準備に力をいれるというよりは、普段から自分の思考を整理しておき、これを聞かれたときにはこんな感じで答えればいいなという一問一答を心がけて、自然に話をするのが良いと思います。また一方的に話すのではなく、相手の表情を見て、伝わっていないようであれば「分かりましたか、大丈夫ですか」というコミュニケーションをとることも大切です。面接らしい面接というよりかは、おしゃべりしに行くという感覚でいくと良いと思います。あとは普段自分がやらなきゃいけないことに集中していく、それが何よりも大切だと思います。
ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!