登録者情報
ニックネーム:朝顔
愛媛大学大学院 農学研究科生命機能学専攻 / 22卒

選考企業情報
企業名:株式会社ファンケル
職種:研究職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

所属している学科・研究室等で学んだこと、または卒業論文について、すでにテーマが決定している場合にはそのテーマ、内容について記述して下さい。150文字以下

テーマは「〇〇抽出成分の食欲抑制効果の機構解明」です。私たちの研究チームは、植物由来の成分の健康効果に着目し、新たな肥満治療法の確立に挑んでいます。私は新たな観点として“食欲”への影響に注目しました。〇〇という植物には〇〇という成分が豊富に含まれており、抽出物を用いて有効性を検討しています。

上記以外で力を入れた学科・得意分野と、その内容についてご記入ください。150文字以下

食欲調節因子の遺伝子発現を分析する必要があり、「遺伝子解析学」の勉強に力を入れました。実験動物の臓器をサンプリングし、そこから遺伝子を抽出しPCRにより発現量を測定します。自らの手で行う分析手法の原理はきちんと理解しておきたいと思い、遺伝子解析に関する授業を履修し、院進学後も本や論文で自習しました。

お持ちの免許・資格をご記入ください(取得予定のものも含む)。150文字以下

普通自動車第一種免許、食品衛生監視員

ファンケルを志望した理由をお聞かせください400文字以下

自らの手で新たな“健康価値”を創出したいと考えており、“健康”に貢献する研究開発に特化した貴社の事業に魅力を感じたため、志望しています。私は「健康=我慢となるのではなく、日々の生活を楽しみながら健康になれる世界を作りたい」という夢を抱いています。例えば、太らないように甘い物を一切控えたり、苦手な運動を無理やりし続けたりすることは、「心の健康」にとっては良くないと考えています。心も健康でなければ真の健康とは言えないからです。この考えを持っているからこそ、貴社の企業理念である『不の解消』に共感し、貴社でこそ私の夢の実現に挑みたいと思いました。貴社が有する、「美と健康」を中心とした永年の研究成果や技術は魅力的であり、お客様に真の健康を届けられる商品を創出できる可能性に満ち溢れていると感じました。“我慢”だけに頼らず、健やかな生活を中心に美しくなれるような商品の創出を目指し、研究に邁進します。

ファンケルでやりたい研究内容を教えてください。300文字以下

体の内側から健康になれるような成分を探索する研究をしたいです。貴社が開発した「カロリミット」のような画期的な商品を創出するために、私なりに考えていることがあります。ダイエットや肌ケアにおいて、体内に入ってくる食品成分について考えることも重要ですが、それらを処理する「内臓」も同じくらい大事だと私は考えています。例えば、食物繊維は消化管に与える影響が大きく、食物繊維そのものの成分だけでなく腸に与える効果についても検討する必要があります。腸や肝臓などの生理機能を高める成分を探索することで、肥満や肌荒れなどの「不」を、辛い食事制限無しで解消できるような画期的な食品の開発を目指します。

あなたの研究内容・専門領域、および、今後の進捗と今後の展望を具体的に教えてください。

私は食品栄養学を専攻しており、食品成分の生理機能について実験動物を用いて検討しています。〇〇という植物は、便秘改善や血中脂質パラメーターの改善作用など、数多くの健康効果を有していると報告されています。私は、日本人の約3割が悩む肥満を解決するため「〇〇抽出成分の食欲抑制作用の機構解明」を目指しています。過食は肥満をもたらし、肥満は糖尿病など生活習慣病の危険因子となります。過剰摂取を控えることは大切ですが、健康=我慢となるのではなく、食べながら健康を管理できるような世界を作りたいと思い本テーマに取り組んでいます。これまでに行った実験では、高脂肪食に〇〇由来成分を添加すると普通の高脂肪食を食べたラットと比較し、摂取カロリーと体脂肪量が減少しました。〇〇由来成分が食欲を抑制することで肥満予防に役立つことを明らかにしましたが、そのメカニズムの全体像の把握には至っていませんでした。食欲は主に脳の視床下部で調節されるので、以前は視床下部の食欲調節因子の分析を行っていましたが、一貫した結果は得られませんでした。そこで私は新たなアプローチとして、消化管での作用に着目しました。食物はすべて消化管を通り、消化管において食物と生体内のホルモンなどの物質が相互作用して、消化管ホルモンの分泌を促進させることが報告されています。〇〇由来成分は消化管で消化酵素との相互作用を介して食欲を抑制するという仮説を立て、第1の実験として、肝臓での〇〇合成量を反映する「胆汁中〇〇濃度」を測定しました。その結果〇〇由来成分摂取群で濃度が上昇し、〇〇由来成分は〇〇合成を促進することが示唆されました。第2の実験として、小腸からの食欲抑制性消化管ホルモンの分泌量を反映する門脈血を採取し、門脈血中の消化管ホルモン濃度を測定しました。その結果〇〇由来成分摂取群で濃度が上昇し、小腸からの食欲抑制性消化管ホルモンの分泌促進が食欲抑制に寄与することが示唆されました。この食欲抑制作用は、他の植物成分では観察されず、この植物に特異的なものだと考えています。本研究成果は、薬や外科手術に頼らずに食欲を抑制する、新たな肥満治療への活用が期待されます。

各質問項目で注意した点

研究職の選考なので、とにかく論理的に書くことと、文章の構造が読みにくい構造になっていないかを一番意識した。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:1週間以内 結果通知方法:メール