仕事で直面した課題や困難の解決方法、やりがいを感じるとき
『目の前の業務に真摯に取り組み、一つ一つ出来ることを増やしていく。』
【仕事で直面した課題や困難だったことは?どうやって乗り越えましたか?】
新規開発の製品に関われることや、実際のモノに触れる機会がたくさんあることから実験解析Grに配属希望を出しましたが、入社当初は自動車やトランスミッションの構造を理解出来ておらず、部品が約200点で構成されているマニュアルトランスミッションの分解や組み立て作業、部品の名称、役割を覚えることに苦労しました。
また、試験終了品の点検を行う際、試験を行った目的・意図を理解出来ていなければ、確認すべき箇所を見逃す可能性があるため、それらを覚えて理解することが当初の課題でした。一度にすべてを覚えるのは難しいため、まずは目の前の小さな仕事から真摯に取り組み、一つ一つできることを増やして行くことで問題解決への考え方や取り組み方を身につけることができたと考えています。
【仕事のやりがいを感じるときは?】
実験解析Grの仕事は、市場クレームを出さないための最後の砦と呼ばれています。設計開発時にCAE解析を行い、製品化したときに不具合が発生しないかシミュレーション上で評価をしていますが、トランスミッションの内部の動きは複雑な物理現象の組合せになるので、すべてをシミュレーションでは表現できません。
そのため、市場に出す前に必ず試作品をつくり、10年10万㎞以上を走れる車の部品として適合できているかどうかを私たちのグループが評価を行っています。そのため、私が開発に携わった製品が市場で販売されて、街中を走っているのを見たときは、安堵感と同時に仕事のやりがいを感じます。
また、できることが多くなるに連れて、上司から一人で仕事を任せてもらえる機会や試験方法を考える機会も増えました。最初は、過去の実績や上司・同僚の意見を参考にすることしかできてなかったのですが、成長を実感できたときもやりがいを感じます。