機械メーカーの内定を獲得した小中龍之介さんに、就活のポイントやTECH OFFERの活用方法について伺いました。
▼この記事はこんな人におすすめ
・就活の軸をつくりたい方
・ES通過率100%のコツを知りたい方
・魅力的な志望動機を書きたい方
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
はじめまして、小中 龍之介と申します。
大学では、流体力学の研究をしています。
一般的には、新幹線や飛行機などの騒音を抑える方法などに活用されている分野です。
また、現在も陸上部に所属しています。
小学生の頃から走るのが好きで陸上を続けていて、全日本大学駅伝にもこれまで2度出場しています。一生懸命やってきたことですので、就活の際の大きな助けにもなりました。
-駅伝の経歴も素晴らしいですね!信州大学に入学されたのは、陸上を基準に選ばれたのですか?
そうですね、マラソンが強い国立大学を大学選びの条件にしていました。
また、大学で実施している研究内容をみて、極端に興味がないものが無かったことも選んだ理由のひとつです。分野に特化した面白そうな先生が多かったことも、信州大学に決めた理由ですね。
子供の頃から「18歳になったら家をでるんだよ」とずっと言われていたので、地元の兵庫から離れることも自分にとっては自然なことでした。一人暮らしした方が良いという、両親の薦めのお陰で色々なことを学べたと感じています。
-実際に暮らしてみて、長野の雰囲気はいかがですか?
地元の兵庫も落ち着いた住宅街なんですが、長野も自然が多くて落ち着きます。スキー場に行きやすいことも気に入っているポイントのひとつです。自分は高いビルをみるとクラクラしてしまうので長野はあっています。だから企業選定の際も、都心を避けた地方・郊外にある企業に絞って探したんですよね。
-なるほど、企業選びの地域条件は明確だったんですね!
そのほかに企業選定の基準にされてたことはありましたか?
就活を始める前から、機械系の業界で設計に携わりたいと考えていました。
以前にロボットの機能や制作技術を競う、ロボコンへの出場経験があり、その時に設計に興味を持ったのがきっかけです。だから「機械系の職種」が第一条件でした。
そのほかの企業選びの条件としては、「志望動機を3つ以上言える企業」のみと決めていましたね。その条件に当てはまる企業に絞って、ESを提出したという感じです。
-それは面白い基準ですね!志望動機を3つ以上言える企業にのみとしたのはなぜですか?
志望動機が明確でないと、内定に繋がらないと思ったからです。
ESは10社提出してすべて通過したのですが、やはり志望動機がなにより大切だと感じました。
具体的にやっていたことは、志望動機をコピペした内容で使い回す人もいますが、自分は必ず企業にあわせた志望動機にしていました。企業にとっても大きな判断基準になる部分なので、仮に他の部分を使い回したとしても、絶対に志望動機だけは企業に合わせた内容にする必要があると考えています。このポイントはしっかりと押さえるようにしていました。
▼ES通過率100%!小中さんのガクチカ
-その通りですよね。ちなみに”志望動機の大切さ”は、どんな風に気づかれたんですか?
先に就活を進めていた大学の友人が、失敗談として色々な話を聞かせてくれ、アドバイスをしてくれたんです。そんな彼の失敗や周囲の友人の経験を参考にして、志望動機の伝え方が大切だと気づきました。お陰で就活をスムーズに進めることができたので、友人たちには本当に感謝しています。
-仲間の助けはありがたいですね!志望動機は、具体的にはどのように書かれたのでしょうか?
企業をしっかり調べて、企業にあった志望動機を記載しました。
また、その志望動機と一緒に、「入社後に自分の得意分野を活かして取り組みたいこと」を書き添えることも必ずするようにしました。
-ES通過率100%もうなずける、参考になる視点ですね!最終的に10社中9社から内定があったようですが、
面接対策としては具体的にどんなことをされたのでしょうか?
まずは面接官の方・企業側の立場からみて、「一緒に働きたい」と思って貰える工夫をしました。それは先輩と話すような雰囲気で、できるだけ自然な会話を心掛けたことです。面接の場面となると、どうしても丁寧な言葉できっちりと話をしてしまいがちですが、自分が面接官なら、そんな話し方では一緒に働きたくはならないよなあと思いました。だからこそ少しリラックスして、気取らずに話そうと考えたんです。
また面接の前には必ず、「提出したESを読み返すこと」を徹底していました。ESを提出する際と同様なんですが、面接においても志望動機が最も大切だと考えているからです。読み返すことで自分の意思を再確認し、提出した内容との乖離がないかをしっかり事前に確認するようにしていました。この準備を通してどんな質問にもスムーズに答えることができ、結果的に一貫性のある会話ができたことが通過の要因になったのだと思います。
-徹底した相手目線でのコミュニケーションが、高評価に繋がっているのだと思いますね。そのなかでTECHOFFERを活用されたタイミングは、いつごろだったのでしょうか?
実はすでにいくつか内定をいただいていた、大学4年の3月頃に登録をしました。後悔のないよう他の選択肢はないか確認をするための登録でしたが、企業とのやりとりもTECHOFFER内で完結する仕様になっていて、非常に使いやすかったです。
自分は結果的にTECHOFFERを介しての就職ではありませんでしたが、登録するだけで企業からオファーが貰えるので、就活を進めるのには非常に有利だと感じています。利用を通してESや面接免除などの優遇があることもわかったので、友人たちには積極的に利用を薦めています。
-本日は、とても参考になる話をありがとうございました!最後に就活生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
就活を振り返ってみて、夏のインターンには参加した方が良かったなあと感じています。それは、早くから就活を開始することで志望先がより細分化でき、行きたい方向が明確になると感じたからです。また、インターンや説明会にはオンラインではなく対面で参加することも、社内の雰囲気を感じるうえで非常に大切だと思います。
就活が不安な方も多いと思いますが、理系の場合は専門の研究分野などをもっているので、既に手に職があるようなものです。だからこそ、就活の失敗を恐れ過ぎず”TAKE IT EASY”で後悔のないように行動していけば、きっと上手くいくと思います。ぜひ楽しんで就活を進めて行ってください。自分の成功体験が皆さんのお役に立つと嬉しいです。