こんにちは。理系就活情報局です。
「地方在住で東京で就職したいと思うと、費用がかかる……」
「地方から首都圏で就職をめざすのは、やっぱり難しい?」
地方学生にとって、就職活動は地元を出るチャンスです。
一方で、首都圏で就職活動をするには交通費や宿泊費がかかってしまいます。
東京で働きたいという目標は持っていても、実現できるのかな?と不安になってしまう理系就活生の方も多いと思います。
今回は、「地方学生の就活費用はどれくらい?平均金額や節約方法」について解説します!
就職活動を控えて悩んでいる地方在住の理系就活生は、ぜひ参考にしてみてください!
地方学生の就活費用はどれくらいかかる?
平均7万円だが地域差・個人差もある
株式会社ディスコ「2023年卒10月1日時点の就職活動調査」によると、就活にかかった費用は平均70,007円です。
コロナ禍による就活のオンライン化により、2020年卒の平均が136,867円に対し、2021年卒97,535円、2022年61,212円と、就活費用は減少傾向にありました。
2023年卒の場合は、対面で面接を行う企業も増えたために増額したと推測されています。
地域別の集計を見ると、首都圏から遠い北海道や九州・沖縄の学生は、8〜9万円近く就活費用が発生しています。
オンライン化が進んだことで就活費用格差が縮まった一方で、依然として居住地域の差はあると言えます。
また、面接日程がばらけてしまえば、一度の移動で済ませることはできません。その都度交通費や宿泊費が発生することになれば、7万円で収まらない人も出てきます。
就活にかかる費用の平均7万円は指標の1つであり、地域差と個人差があると考えましょう。
地方学生の就活費用の内訳
上記で参照した調査では、就活費用として下記を含めています。
- ・リクルートスーツ代
- ・交通費
- ・宿泊費
- ・備品代
- ・有料講座受講費
- ・その他諸経費
この中で多くを占めるのはリクルートスーツ代です。
どの地方在住者も、リクルートスーツ代として20,000〜29,000円を計上しています。
このことからは、就活費用はポイントを押さえれば節約できる可能性があると分かります。
就活費用を節約する方法
交通費は学割や早割を利用する
就活費用を節約するポイント1つ目は、交通費は学割や早割を利用することです。
交通費を節約するためには、学割を積極的に活用しましょう。
早めに選考スケジュールが分かれば、早割を使用できます。
学割・早割は、高速バスや新幹線、飛行機で利用できます。
在来線で通える距離の場合は定期券や回数券を購入したり、早割などより安くつく場合はチケット販売店などで回数券を購入するという手もあります。
カプセルホテルやゲストハウスに宿泊
就活費用を節約するポイント2つ目は、カプセルホテルやゲストハウスに宿泊することです。
どうしても宿泊する必要がある場合は、カプセルホテルやゲストハウスに泊まると、ビジネスホテルを利用するよりも格段に費用を節約できます。
面接の予定が重なっていて連泊する場合も、1泊あたりの費用を抑えられれば、別のところにお金を割くことも可能です。
首都圏には机があるカプセルホテルや、共有のベッドルームではなく個室タイプのドミトリーがあるホテルもあります。
費用と相談して、問題なく就活ができる宿泊先を探してみましょう。
オンライン選考や合同説明会を利用
就活費用を節約するポイント3つ目は、オンライン選考や合同説明会を利用することです。
地方学生が就活費用を節約するためには、なるべく首都圏に行く機会を減らしましょう。
どうしても参加したい説明会以外は合同説明会で一気に済ませたり、オンライン選考を積極的に活用することをおすすめします。
地方学生向けの就活支援を利用
就活費用を節約するポイント4つ目は、地方学生向けの就活支援を利用することです。
「首都圏に生まれるか、進学できていれば、就活格差を感じることもなかったのに……」
地方学生なら、一度はそうした悩みを抱くと思います。
ですが、最近は地方学生向けの就職支援も増えてきています。
金銭的に不安を感じている地方学生にとって助けとなる支援もありますので、最初から諦めず、夢のために利用できる支援を活用してみましょう!
おすすめの地方学生向けの就活支援については、以下で詳しく紹介します。
地方学生が活用したい支援
無料でシェアハウスが使える「ジョーカツ」
地方学生が活用したい支援1つ目は、「ジョーカツ」です。
ジョーカツは、東京での就職を目指す地方学生への支援として、都内8か所に合計120室の男女別無料就活シェアハウスを用意しています。※ジョーカツ経由での就活状況に応じて利用可能
男女別棟かつ各部屋に鍵が付いているため、安全面とプライバシーにも配慮されています。
全棟Wi-Fi完備、調理器具や洗濯機だけでなくシャンプーなどの生活用品まで充実しているので、首都圏で就活する就活生の負担も格段に少なくなるのが特徴です。。
ほかにも、東京までの交通費が一律15,000円支援されたり、地方学生のためのオンライン就活サポートも充実しています。
地方就活生限定格安プラン「HOTEL OUR OUR」
地方学生が活用したい支援2つ目は、「HOTEL OUR OUR」です。
ドミトリーホテル「HOTEL OUR OUR」には、地方学生限定の宿泊プランがあり、日〜金曜限定で1泊あたり1,980円(税込)で利用可能です。
朝7時から荷物を預けることもでき、デスクやWi-Fi、文房具も無料貸し出し可能と就活生に嬉しいプランとなっています。
洗濯機や乾燥機も使用可能のため、連泊でも安心です。
大浴場は檜風呂となっており、就活の疲れを取ることもできます。
オファー型就活サイト「TECH OFFER」
地方学生が活用したい支援3つ目は、「TECH OFFER」です。
「TECH OFFER」は、理系学生に特化した就活サイトです。
独自のシステムによって、理系学生の専門性と企業のマッチングができるサイトで、首都圏・地方在住関係なく就活が行えます。
地方学生でも優良企業からオファーがもらえたり、マッチすれば直接採用担当者と連絡を取ったりすることが可能です。
「TECH OFFER」は、プロフィールを登録しておけば企業からオファーが届く逆求人型サイトのため、何かと忙しい就活生でも隙間時間に利用しやすい点もおすすめです。
就活費用を節約したい地方学生が気をつけたいこと
これまで、「数学科の就職は難しい?」から「地方学生が活用したい支援」まで解説してきました。
これから東京で就職をめざす理系就活生に向けて、最後に就活費用を節約したい地方学生が気をつけたいことについて解説します。
就活が本格化するまえに貯金する
将来東京近郊で働きたいと思っている理系就活生の方は、実際に交通費や宿泊費が発生して負担に感じる前に、貯金をしておきましょう。
節約できるコツはあっても、まったく余裕がなければ地方学生の就活は苦しくなってしまいます。
常にバイトを入れるのが難しくても、単発バイトや試験監督、大学構内のバイトなど、理系就活生でも就活資金を貯められる方法はあります。
本命企業の最終面接に進んだのに、費用の面から断念することを検討するといったことにならないよう、ある程度備えをしておくことをおすすめします。
就活費用は優先順位を決めて振り分ける
就活費用の内訳を振り分ける時は、優先順位を決めましょう。
個室でないと落ち着かなくて眠れないのであれば、多少高くとも個室のドミトリーを選びましょう。
どんなに費用が抑えられたとしても、慣れない高速バスで疲れてしまい、そのまま面接を受ければ上手くいかない可能性もあります。
費用と優先順位と比較しながら、自分に合った節約ポイントを見極めましょう。
まとめ
地方学生が首都圏で就活しようと思った時、まずネックになるのが金銭面です。
オンライン選考が普及してきたとはいえ、最終面接は対面で行う企業も少なくありません。せっかく掴んだチャンスを活かすためにも、節約ポイントを理解して、活用できる支援は積極的に利用しましょう。
地方学生だからとあきらめず、まずは挑戦してみるところから始めましょう!