こんにちは!理系就活情報局です。

近年採用は売り手市場ではあるものの、人気企業では採用の競争率が依然高く、なかなか内定が決まらない就活生が多くいます。

就活をしていると、「なかなか内定が取れず、上手くいかない」と感じている方も多いのではないでしょうか?

今回は就職が決まらない学生の現状に加えて、就職が決まらない時の対策方法と解決策を紹介していきます。

就職先が決まらない?

就職先が決まらない?

まず就職先が決まらないとは具体的にどういうことなのか気になると思います。そこで、就職が決まらない学生は実際どのくらいいるのかや長引くコロナの影響と就職先が決まらないのはどれくらい関係があるのかについてここでは紹介していきます。

就職先が決まらない学生の現状とは?

まず、何社も面接や選考を受けているのにも関わらず、なかなか1社からも内定をもらえない学生は少なからずいます。

キャリタスリサーチの就活学生調査によると、10月の時点で2021卒の88.6%、2020卒の90.5%、それ以前の年も約90%以上の学生が内定をもらっています。よって、約10%の学生が一般的に就活が終わっている10月でも内定をもらっていないのです。

またリクルートによって行われた違う調査によると、2020卒の5月の内定率は51.4%、卒業時点で95.9%と発表されています。

なので、一般的に夏前にはまだ就活が終わっていない学生が多い一方、卒業までにはほとんどの学生が内定をもらっています。しかし、内定率が100%ではないことは一部の学生で卒業時にもまだ、内定がもらえていない学生もいることがわかります。

コロナの影響は未だに見られる?

実際、コロナの影響は就職において未だに影響を与えているのは事実です。厚生労働省の調査によると、令和2年の有効求人倍率は1.18倍であって、この数字は平成30年度の有効求人倍率の1.62倍と比べると大幅に低下しています。

2022年においても緊急事態宣言などコロナにおける経済の打撃はとても大きいことから、就職はしっかり準備をしてから望むことが求められると言えるでしょう。

就職が決まらない学生とは?

就職が決まらない学生とは?

そこで、就職が決まらない学生の中でも決まったポイントを挙げていきます。以下のポイントに気をつければ就活への準備へ一歩近づけますよ!

特徴①:自己分析不足 

まず最初に内定がなかなかもらえず就活を終えることができない学生の特徴として挙げることができるのが、自己分析が十分に行えていないことです。

自己分析は、自分の強みや弱みを知ることで、自分の性格にあった職種や業種を知ることにつながったり、自己PRや志望動機において、企業側へ自分のことを細かくアピールすることができることにつながります。

自己分析ができていないことで何が問題になってしまうかというと、企業側に応募した的確な目的や目標をうまく伝えることができなくなってしまいます。目標がないと、企業側にも自然に伝わってしまい、なかなか内定への道が遠くなってしまいます。

特徴②:準備不足

次に挙げられるポイントとしては、就活への準備不足や費やす時間が少ないことです。事前準備や準備の時間を省いてしまうと、いくら一次選考に通ることができても面接への予想される質問への答えが準備できていないことなどから内定への道が遠のいてしまいます。

まず最初に全体的に就活への準備が整っていないことが挙げられます。就活を4年生くらいからと考えるひとも多いかもしれません。しかし、前述の通り、コロナで就活が厳しくなってきている今だからこそ、早め早めの対策が重要です。授業やサークルが忙しくても、しっかり自分の気になる業界の説明会やインターンシップに時間を費やすことはとても大事になってきます。また、自己分析などは意外にも時間がかかったりするものです。早め早めの対策を就活の波がくる前に済ませておくのがとても大事になってきます。

次に、事前準備をしっかりと踏むことで、面接においてスムーズな質疑応答ができる、自分の答えに一貫性を生み出せる、企業ごとへの求める人物像としてのアピールをすることができる、などと心に余裕ができると言ったメリットも見込めます。心に余裕ができることで、面接において過度な緊張をすることがなく、しっかり自分の力を発揮できる面接や就活へと繋げられます。

また、面接への準備だけではありません。面接をした後に振り返る時間がとても大切になってきます。多くの企業を受ければ一つは内定がもらえると思っていても、しっかりした復習が伴っていないといくら多くの企業に面接を受けても内定はなかなかもらえません。振り返りをして、自分の改善点も分析し失敗を生かすことがとても大事になってきます。

特徴③:企業分析不足

最後に挙げることができるのが、企業分析が欠けていることです。自己分析に続き、企業のこともしっかり分析ができていないと就活が長引いてしまいます。

企業を分析する中で一番大切にしたいポイントとして、しっかり自分の軸と企業の軸がマッチングしているかということです。自己分析ができていても企業分析を怠ってしまうと、受ける企業が掲げるビジョンはどのようなものなのかが掴めなくなってしまいます。企業の掲げるビジョンが曖昧になってしまうと、面接において企業側が求める人材とマッチしないと取られてしまい、なかなか内定をとることは難しくなってしまいます。

また、企業側は、採用後にその学生がどのように会社側に貢献してくれるのかを重視して学生側を見ています。なので、企業側の掲げるビジョンや目標にそったやる気や熱意を持つことが重要になってきます。そのやる気と熱意を就職後、どのように企業に貢献していくのかがとても大切になってきます。

なので、自己分析はもちろん、自己分析を踏まえた企業分析や企業分析を踏まえた自己分析は就職においてとても重要になってくるのです。

就職が決まらない時の解決方法2選

就職が決まらない時の解決方法2選

就職が決まらなくても、解決方法を得ることで不安が解消される一歩となると思うので、次に就職が決まらない時の主な2つの解決方法を紹介していきます。

適正職種を調べてみる

自分にあった職種を見極めることができないと、内定をとるのはもちろん、長くその業界でキャリアを積んでいくのが難しくなってしまいます。そんな時に利用したい解決方法が、適正職種を調べてみることです。

キャリアパーク!が提供する適食診断ツール「My Analytics」では質問に答えるだけで、自分の適正職種や、自分が志望している職業と自分の性格との相性、それに加えて自分の強みや弱みを分析してくれます。

就職エージェントを利用してみる

就職が決まらない際にもう一つできるのが就職エージェントを利用することです。就職エージェントは、登録をすると無料で専属のエージェントがエントリーシートの書き方や書類選考、面接の対策、優良企業の紹介などを行ってくれます。

エージェントの中でも総合型のエージェント、特化型のエージェントに分けられます。総合型のエージェントは、様々な業種の求人サポートを行なっているので、特にやりたい職種が曖昧の学生は総合型エージェントがおすすめです。一方、特化型ではある職種や業種に特化したエージェントです。例えば、アパレル業界に特化したエージェント、マスコミ業界に特化したエージェントなどと、受けたい業種は決まっていても就活がなかなか終わらない学生におすすめなのが特化型エージェントです。

エージェントと言われるサービスなので、就活のお手伝いのプロと言っても過言ではありません。就活のプロにあなたの就活における問題点や改善点を聞くことで客観的に自分の課題を見つけることができ、内定への一歩に一気に近づくことができます。

就職が決まらない時にはどうする?

就職が決まらない時にはどうする??

どう対策しても、内定がなかなか出なくて不安に駆られるときはあると思います。最後に、就職が決まらない時の対処方法を2つ紹介していきます。

対処方法①:思いっきり休んでみる

1つ目は思いっきり就活から離れてリフレッシュしましょう。就活がなかなか決まらないストレスや、毎日面接やエントリーシートの書き直しなど、就活に追われている毎日ではストレスしか溜まりません。ストレスを溜めるとなかなか上手な就活を進めることができなくなってしまいます。

休みの日は思いっきり遊びに行くことや、自分の好きなことをする時間を作るなど、就活から離れる時間を作ることでリフレッシュして、新しい気持ちで就活への成功の道につなげることができます。

対処方法②:相談する

2つ目は第三者の意見を聞くことです。就活をしているとなかなか人からのアドバイスを受ける機会が少なくなってしまい、視野が主観的になりがちです。アドバイスを第三者から受けることで、自分のできていることや、もっと伸ばせるところなど自分では気づかないところを多く指摘してもらえることができます。

友人、家族、兄弟といった身近な人はもちろん、就職エージェントやハローワーク各種相談窓口などの相談のプロフェッショナルに話を聞いてもらうこともリフレッシュ方法の一部としてあげることができます。

まとめ

今回は、就活が決まらないというテーマでどのような学生が就活を終えるのに苦戦しているのか、ポイントを踏まえての就活が決まらない際の対策をあげました。全体的に何事も準備が重要なポイントなのではないでしょうか。何事も準備を怠らず、悔いのない就職活動を行なっていきましょう。