こんにちは。理系就活情報局です。
情報化の一途を辿る現代社会において、理系就活生が目指す職種も多様化してきました。
私たちの日常と切り離せないIT系の職種や、情報を扱う「データサイエンティスト」の仕事は、理系就活生なら一度は検討したことがあるのではないでしょうか?
本記事では、加速し続ける情報化社会の中で、需要が増している「データサイエンティスト」の仕事を取り上げます。
仕事についての情報から必要な資格まで、丁寧に解説していきます!
「数字を扱う仕事に就きたい!」
「延々とデータを分析するのが好きだけど、合いそうな仕事はある?」
という理系就活生の方は、ぜひ読んでみてくださいね!
データサイエンティストとは
ここ数年でぐっと名前を耳にすることが増えた「データサイエンティスト」。
しかし、その仕事について詳しく知っているかというと自信のない方もいると思います。
データサイエンティストは、日常的にデータを収集・分析する理系就活生にぴったりの職種です。そのため、いまは単に詳細をよく知らないだけで、蓋を開けてみれば「自分に向いている仕事だった!」と思う方も多いでしょう。
そこで、まずはデータサイエンティストの仕事の概要について、最新の情報を踏まえながら説明していきます。
データサイエンティストは今注目の職種
誰しも、ニュースなどで「ビッグデータ」という言葉を耳にしたことがあるはずです。
SNSの普及やインフルエンサー、ユーチューバ―の登場によって、何気なく生活していても「PV数」「アクセス数」「マーケティング」などの情報が目に入ってくると思います。
そうした反響を数値化したデータをはじめ、企業は、日々さまざまなデータを収集します。
売上や顧客情報、アクセス数など、企業が保有するデータは多岐にわたります。
データサイエンティストは、ビッグデータを収集し、分析することでビジネスに活用できる情報を抽出し、企業経営を影ながらサポートする仕事です。
企業経営に深く関わる仕事であり、さまざまな職種で需要があることから、データサイエンティストという職には理系就活生からも注目が集まっています。
さまざまな情報があふれかえる現代において、膨大なデータを分析する仕事はますます重要な存在となりました。
そのため、データサイエンティストの需要は理系就活生が思っている以上に急増しているのです。
データサイエンティストに向いている人
データサイエンティストがいったいどんな仕事なのか理解したところで、次はいったいどんな人が向いているのかについて解説していきます。
数字やデータを扱うのは、理系就活生なら得意とすることだと思います。
しかし、それだけで「データサイエンティストに向いているかも?」と思うのは、やや早計にすぎるかもしれません。
「ちょっと興味が湧いてきたかも……」という理系就活生の方は、次から紹介するデータサイエンティストに向いている人の特徴と自分を比較してみてください!
数字やデータが好きな人
データサイエンティストの仕事には、数学的知識や統計処理が不可欠です。
また、それだけでなくプログラミング能力も必要です。
そのため、数字を扱うことに慣れているのに加えて、統計学の素養がある方に向いています。
統計データを見るのが好きだという方や、データを分析することで問題解決の手立てをみつけてみたいという方は、ぜひ一度検討してみましょう。
多角的な視野で根気よく問題と向き合える人
データサイエンティストを目指す場合、数学・統計学・プログラミングとは別に、地道に問題解決に取り組むスキルが重要となってきます。
データサイエンティストは、日々コツコツと継続的に膨大なデータに向き合う仕事です。
その上、企業が抱える課題を解決するために仮説を立て、検証し続けなければいけません。
膨大なデータに根気よく向き合うのは、ひどく地道な作業です。
そして企業の経営課題というものは、一朝一夕に解決するものではありません。
だからこそ、データサイエンティストにはビッグデータを一番良いかたちで活かせる広い視野と、試行錯誤しながら課題に向き合う根気強さが必要なのです。
データサイエンティストに求められるもの
ここまで読んできたことで、「データサイエンティストにエントリーしてみようかな……」と思った理系就活生の方へ向けて、次はもう少し踏み込んだ内容を解説します。
以下で説明する「データサイエンティストに求められる4つのスキル」は、これから理系就活生が就職活動をするにあたって、指針となる要素です。
選考過程で採用担当者に効果的なアピールを行うためにも、データサイエンティストに何が求められているのかをしっかりと把握しておきましょう!
ビジネスに関する幅広い知識
データサイエンティストが扱うのは、企業のビジネスにまつわるさまざまなデータです。
そうしたデータを収集・分析し、さらに分析結果から経営課題の解決へと結びつけていくためには、数値化された情報がいったい何を示しているのかを知らなくてはなりません。
その数字が何を表しているのかを知らなければ、データの分析もごく表層的なものに留まってしまいます。
そのため、企業の事業についてだけでなく、取り扱うデータについてまんべんなく知識を蓄えておく必要があります。
取り扱うデータにはマーケティング的な数値も含まれるため、企画やPR知識も身につけておくと良いでしょう。
分析・統計学的スキル
もちろん、データサイエンティストの仕事には分析したり統計を取ったりするスキルが必要です。
データ分析は、すべて数学が共通言語となっています。
統計・微分積分・確率・行列は最低限必要な知識です。
また、取り扱うデータの種類によって分析する方法も変わります。
そのため、主な分析手段は一通り把握しておきましょう。
プログラミングスキル
データサイエンティストは分析手法を理解した上で、専用ツール・ソフトウェアを使いこなさねばなりません。
データサイエンティストは、「Python」や「R言語」といったプログラミング言語を仕事で扱います。業務では、データ処理だけでなく自分でコードを書く機会もあります。
そのため、ビッグデータを取り扱う手段の一つとして、プログラミングに代表されるITスキルを身につけておくと有利です。
コミュニケーションスキル
もしあなたがデータサイエンティストの業務はパソコンに向かっているだけで完結すると思っているのなら、それは誤った認識です。
データサイエンティストは、企業が抱える問題を解決に導く仕事です。
そのため、課題や問題についてヒアリングすることが欠かせません。分析結果や提案について説明するときにも、専門用語ばかり使用するのではなく、わかりやすく平易な言葉で伝える必要があります。
よって、データサイエンティストにはコミュニケーションスキルが必須です。
ただデータを取りまとめるのではなく、「活用していくための情報を取り扱う」仕事をするためには、自分の仕事の成果を適切に伝えて役立てることを示しましょう。
データサイエンティストになるために取得したい資格
これまで、適性や求められるスキルに焦点をあてつつ、データサイエンティストについて解説してきました。
これまでは視野に入れていなかったという方も、自分の可能性の一つとしてデータサイエンティストを検討することができたのではないでしょうか?
最後に、「データサイエンティストになるために取得したい資格」について解説します。
資格は、他者に自分のスキルをわかりやすく示せる有効な手段です。
就職活動においても、資格は採用の可否を判断する基準となります。
もちろん、以下で紹介するすべての資格を取得する必要はありません。
しかし、一つでも取得しておいたり、あるいは勉強中だとアピールしたりすれば、採用担当者に「データサイエンティストになるために努力しているんだな」と伝えることができます。
就職活動と並行して資格を取得するのはたやすいことではありませんが、勉強を始めるだけなら今からでも充分間に合います。
将来の自分を助けるためにも、ぜひ資格の取得を検討してみてください。
データスペシャリスト試験
データサイエンティストを志すなら、まずは「データスペシャリスト試験」の受検を目指しましょう。
こちらは、経産省が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の一つです。
文字通り、データサイエンティストやインフラ系エンジニアに最適の試験内容のため、ビックデータを取り扱うデータサイエンティストとしての基礎が身につきます。
「データサイエンティストとして働きたい」理系就活生は、自分の適性をはかるためにも勉強してみることをオススメします。
統計検定
「統計検定」は、データサイエンティストに欠かすことのできない統計の基礎知識から仕事への活用方法まで、幅広く習得できる検定です。
日常的に統計の知識を活用していたとしても、仕事で使うほどには至っていないのでは? と心配する方は、ぜひ取り組んでみましょう。
こちらの検定は4級~1級まであり、基礎知識を問う4級~3級は比較的受検しやすい内容です。統計検定には、「データサイエンス」に特化した検定も用意されているので、自分が目指すレベルや領域に応じて勉強してみてください。
Python3エンジニア認定データ分析試験
「Python3エンジニア認定データ分析試験」は、データサイエンティストが業務で使用するプログラミング言語を用いて、データ分析をする能力が身につく試験です。
Pythonの使い方だけでなく、Pythonを使用したデータ分析の手法について学べるため、この試験を受けておけば、実際に仕事で通用するスキルがあると証明できます。
しかし、いままでまったくPythonに触れていない理系就活生の場合は、いきなり受検するのはあまりオススメできません。最初は、「Python 3 エンジニア認定基礎試験」を受検して、プログラミング言語を身につけるところから始めましょう。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【理系就活】ニーズ急増!データサイエンティストになるために必要な知識や資格について解説」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・データサイエンティストは今注目の職種!
・データサイエンティストに向いている人
①数字やデータが好きな人
②多角的な視野で根気よく問題と向き合える人
・データサイエンティストに求められるもの
①ビジネスに関する幅広い知識
②分析・統計学的スキル
③プログラミングスキル
④コミュニケーションスキル
・データサイエンティストになるために取得したい資格
①データスペシャリスト試験
②統計検定
③Python3エンジニア認定データ分析試験
・活用するべき逆オファーサイト
理系に特化した「TECH OFFER」なら、データサイエンティストへの道がひらける!
➀TECH OFFER(テックオファー)
②OfferBox(オファーボックス)