ーこのインタビューでは、Y.F.さんの学生生活や就職活動、さらにTECH OFFERをご使用されたご感想についてお伺いしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
ーY.F.さん は現在修士2年生ということですが、どんな研究をされているのでしょうか。
脱炭素社会実現のため、CO2削減を念頭に置いた材料の開発を行っています。様々な成分から組成される混合ガスからCO2を選択的に分離して回収するという材料の開発です。
ー日本のみならず、世界的に注目されているテーマを扱っているのですね。研究でお忙しい中で、就活を始めたのはいつ頃でしたか。
修士1年の6月頃でした。まずはいくつかの就活サイトに登録することから始めました。
ーその時期にTECH OFFERへの登録もされたのでしょうか。
はい、そうですね。研究室の同期がTECH OFFERに登録して優良な企業からオファーを受けていたので、紹介制度を利用して登録しました。早めに登録したことで様々な企業からオファーをいただいたので、情報収集を効率的に行うことができました。
ーオファーをより多く獲得するために工夫していたことはありますか。
様々な企業がプロフィールを見るだろうと思ったので、研究内容を分かりやすく書くことに注力していました。
ー素晴らしいですね。TECH OFFERを利用して良かったなと感じられたことがあれば教えてください。
オファーをきっかけに、それまでは知らなかった良い企業や自分の専門性が活かせる企業と出会えたことですね。内定先であるアイシンさんも、オファーがきっかけで事業内容を知り、魅力を感じた企業でした。自分自身がTECH OFFERを利用して良かったなと感じられたので、研究室の後輩に勧め、登録してもらっています。
ーありがとうございます!修士1年の6月頃に登録されたとのことでしたが、夏インターンの選考でもオファーを活用していたのでしょうか。
そうですね、オファーをいただいて座談会に参加し、いいなと思えた企業の夏インターンに参加しました。その他にも、自分の専門性が活かせる化学工学系だけに絞って6社ほど夏インターンに参加していました。
ー夏インターンに参加し、学んだことや得たことがあれば教えてください。
現場で働く社員の方々など普段関わることのできないような人々と直接会話できたことは自分にとって貴重な経験となりました。1週間対面で参加したインターンでは、研究所など施設の見学や簡単なシミュレーションの実施など、実際の業務に近い仕事の体験もできました。また日本各地から参加していた学生と交流できたことも、夏インターンに参加して良かったなと思えたことの1つです。夏の時点では化学工学系だけに絞っていましたが、インターンに参加してみて、業務内容は魅力的な一方で、僻地への転勤が多いことや社風が体育会系であることなど自分に合わないなと感じる点を発見し、業界の視野を広げるきっかけにもなりました。
ー秋冬インターンではどのような業界を視野に入れるようになったのでしょうか。
インフラ業界や、石油などエネルギー業界に視野を広げ、3社の秋冬インターンに参加しました。
ー入社を決めたアイシンのインターンにも参加されたのでしょうか。
参加していないのですが、アイシンさんからは3、4月頃にオファーを頂きました。自動車業界という自分の専門とはかけ離れていた業界でしたが、お話を伺ってみると、事業内容が魅力的なことに加え、自分の専門も十分に活かせて、勤務地も地元だったのでオファーを承諾させていただき、本選考を受けました。
ーなるほど。その他に本選考を受けた企業はありますか。また企業を選定するにあたって軸としていたことがあれば教えてください。
はい、約13社ほどの本選考を受けました。就活の軸としては、専門性を活かせることに加えて、勤務地や社内の雰囲気が自分と合うかといった点などの働きやすさを念頭に置いていました。
ーどちらも重要な要素ですね... 選考において心がけていたことはありますか。
自分の専門から少し離れた業界も受けていたので、知見が無くとも理解ができるような用語を使って研究内容の説明を行っていました。また面接は慣れることが必要だと感じたので、大学のキャリアセンターを利用し模擬面接をしていました。
ーそうした努力の結果として、内定を獲得されたのですね。内定承諾の決め手は何だったのでしょうか。
承諾の決め手は3つあります。1つ目は、私が愛知県の名古屋出身なので、地元で働きやすい環境であることです。2つ目は、トヨタ系でグローバルに事業展開をしているため、地元を拠点に、欧米を始めとした海外で働きたいと思う自分の希望に合っていると感じられたことです。3つ目は、企業の規模が非常に大きいので、安定して働けるだろうと思えたことです。
ーY.F.さんの就活軸にぴったり合致していますね!入社後にしてみたいことはありますか。
将来は海外で働きたいと思っているので、研究の勉強も頑張りつつ語学力も磨いて、海外で活躍できるようなエンジニアになりたいです。
ー素晴らしいですね!では最後に、就活生に向けてアドバイスをお願いいたします!
就活は情報戦であり、会社は山ほどあるので、なるべく多くの情報を集めることが大切だと思います。そのためにも、会社側から連絡を取っていただけるオファー型の就活サービスを積極的に利用して就活を進めていただけたらと思います。
ー本日は貴重なお時間いただきありがとうございました!