投稿者情報
ニックネーム:は
東京工業大学大学院/物質理工学院応用化学系/21年

選考企業情報
企業名(正式名称):株式会社日立製作所
職種:SE
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:3月下旬

提出方法:マイページ上

質問:自分のセールスポイントを教えてください。200文字以内

回答    

「課題解決に向け、周囲を巻き込む力」があります。

サークルの模擬店責任者として、人員不足による準備の遅れという前年度の課題解決に注力しました。原因はサークル員の意欲に温度差がある事だと判断し、SNSでの活動報告を導入してサークル全体の関心を集め、要件を明確かつ端的にし、理由づけて依頼する事で協力人数を増やしました。

結果、全体の9割(約60名)の協力を仰ぐ事ができ、円滑な出店に繋げる事ができました。

質問:今までに最も力を入れて取り組んだ事を教えてください。200文字以内  今までに最も力を入れて取り組んだ事を教えてください。200文字以内

回答

大学院から新分野の研究に挑戦した事です。

その中で、論文レベルの専門知識と細胞実験技術の習得が大きな課題でした。そこで基礎から正確に知識を身に付けるため、英語の関連論文を30報以上読みました。また、細胞の扱い方を体得するため、細胞培養を毎日継続し、実験技術を向上させました。結果、約1年で成果を出し学会発表を達成できた事から、新たな挑戦の場で課題克服に必要な「実行力」と「継続力」に磨きをかけました。

質問:当社への志望動機を教えてください。200文字以内

回答    

「ICTを用いて社会をより良く変革したい」という目標があり、貴社を志望します。

私は日々の生活と中国への短期留学経験から、社会の成長にはICTによる貢献度が非常に高い事を実感し、ICTの活用で社会が抱える課題の解決に挑戦したいと考えました。

そして、貴社は現場の知があり、OTとプロダクトの掛け合わせによって効果的かつ幅広いソリューションを提供できる点に魅力を感じ、貴社であれば私の目標を実現できると考えています。

質問:デジタルを活用し日立のビジネスにおいてどのような活躍をしたいか、200文字以内

回答    

貴社の先進的なICT技術を必要な場所に適用し、グローバルな視点でビジネス拡大に貢献したいです。そのため、SEとして基盤・先進両方でICT技術の専門性を高める事を考えています。同時に、非エンジニアとのコミュニケーション力やビジネスセンスを磨き、様々なスペシャリストと協業しながらビジネスに貢献できる人材を目指します。また、研究室の留学生との交流と中国留学経験で培ったグローバルな視点を活かしていきたいです。

質問:卒業論文の題目をご入力ください。博士・修士の方は現在研究を行っているテーマをご入力ください。200文字以内

回答    

破骨細胞への分化に向けたビトロネクチン由来接着ペプチドの探索

質問:卒業論文の内容を入力ください。博士・修士の方は現在の研究内容を入力ください。1200文字以内

回答    

『背景』

骨がもろくなる骨粗しょう症は、日本で1000万人以上の患者数がいるとされ、高齢化の進む先進国で問題になっています。その為、骨粗しょう症治療薬の需要が高まっています。骨粗しょう症の原因は、骨の代謝において「骨を形成する働き」を「骨を吸収する働き」が上回ってしまう場合に、代謝の均衡が崩れ、骨の量が減少するからです。そこで私は、骨の吸収を行う【破骨細胞】を対象に、1)破骨細胞の働きを抑制できる新規ペプチドの同定、2)破骨細胞の機能に対する高感度検出法の開発という2つの研究に取り組んでいます。そして、この研究は新たな骨粗しょう症治療薬の開発への応用を目指しています。

『研究内容』

1)破骨細胞の働きを抑制するペプチドの探索

始めに破骨細胞の機能に影響を与えるタンパク質(ビトロネクチン)を断片化し、計116のペプチド配列を合成しました。ペプチドは、アミノ酸が連なってできた生体分子で、そのアミノ酸配列により様々な機能を持ちます。合成したペプチドへ細胞を播種し、細胞染色による細胞接着試験を行い、細胞へのペプチドの接着力を比較しました。細胞への接着力が高いペプチドほど、細胞機能に影響を与えるとされています。

当初の接着試験では、ペプチド間の接着性に有意な差が認められませんでした。そこで、論文調査を行い、播種細胞数と細胞刺激条件を検討する事で、接着性に差が出る事が分かりました。そして、有意な差が認められる条件を検討したうえで、再び細胞接着試験を行いました。その結果、細胞刺激あり無しの2通りで、それぞれ接着性上位16個の候補ペプチドを選抜できました。

2)破骨細胞の機能に対する高感度検出法の開発

従来の検出法よりも高感度かつイメージングができる検出法として、二硫化モリブデン(MoS2)表面で破骨細胞を培養し、骨の吸収に関わる破骨細胞のプロトン放出を、MoS2の発光変化により計測する技術の開発を目指しています。

まず、最適な細胞密度の条件や細胞培養シャーレの検討を経て、MoS2表面での破骨細胞の培養を成功させました。この時、2種類の細胞染色により破骨細胞の形成を確認しました。その後、表面で破骨細胞を培養したMoS2に対して発光特性(PL:フォトルミネッセンス)を評価しました。方法として、まずはPL発光像とPL発光スペクトル像を取得します。次に、数値解析ソフトを使い、発光強度と発光スペクトルピークを解析しました。その解析結果からは、破骨細胞のプロトン放出を裏付けるMoS2の発光変化を確認できました。

こうして、MoS2表面での破骨細胞培養から始まり、MoS2の発光変化を計測するまでの一連の実験系(2週間を要する)を構築する事ができ、目標とする技術の軸を立てる事に成功しました。また、教授にこの成果が認められ、学会発表を打診され、私は学会へ参加できました。

質問:ICTソリューションへの応募理由

回答    

「ICTを用いて社会をより良く変革したい」という目標があり、志望します。

私は日々の生活と中国への短期留学経験から、社会の成長にはICTによる貢献度が非常に高い事を実感し、ICTの活用で社会が抱える課題の解決に挑戦したいと考えました。

そこで、持続可能な社会の実現を目標としたICTソリューションを志望します。貴社のITとOTを掛け合わせ、デジタルの力で社会をより良くしていきたいです。

入社後は、エンジニアで経験を積み、基盤・先端両方の技術の専門性を高めたいです。また、ビジネスセンスを磨いて自分なりの視点をもち、立場・専門が異なる人と協力してソリューション提供ができる人材を目指します。

質問:希望フィールドの選択理由

回答    

ITソリューションエンジニアの選択理由は、貴社にて事業領域に対応した高い専門性を身に付け、お客さまの最も近くで課題に対するソリューションを提供できるフィールドであり、上記の目標を実現でき、私が考えるキャリアプランに近いと考えたからです。

プラットフォームエンジニアの選択理由は、各業界のお客様との共創によって貴社の社会イノベーションを実現していく点で、上記の目標達成に適していると考えたからです。

各質問項目で注意した点:

設問の回答文字数が少ない為、端的に伝わるよう最小限伝えたいキーワードのみ明確に記しました。また、理系学生向けの設問で、長文で研究概要を書く必要があり、専門外の人にもわかりやすいように背景部分の量を増やした。

結果通知時期:2~3日以内

結果通知方法:マイページ上