投稿者情報

ニックネーム:ToT

大阪大学大学院/生命機能研究科/21年

選考企業情報

企業名(正式名称):協和発酵バイオ株式会社

職種:技術職

インターン参加:短期インターン参加

最終選考結果:2次選考通過

インターンシップ体験談(ES+体験談)

 インターンシップのエントリーシート

エントリーシート提出の可否:必要

エントリーシート提出期日:1月上旬

提出方法:マイページ上

質問:参加希望理由(400文字)

回答

精製に関わる研究者の仕事内容を学びたいと考え、貴社のインターンシップを志望いたします。私は現在、バイオ関連の研究室に所属しておりタンパク質の構造解析及び、反応機構の解析を行っています。将来的にはバイオテクノロジーによって、人々の暮らしを豊かにしたいと考えており、バイオテクノロジーを通じて社会課題に向き合い解決する企業を目指す貴社に興味を持ちました。普段、自身の研究ではタンパク質の精製は行いますが、企業ではどのようにして精製過程を進めているのか詳しく知りたいと考えています。また、アミノ酸の生産・安定供給を果たし、様々な有用物質の研究・開発を行っている高い技術力を持った貴社をより知りたいと考えています。

バイオテクノロジー分野における研究職の理解を深めるとともに、世界中の人々の健康に貢献する素材を世に送り出すための研究がどのように行われているのか学ぶべく、この度志望いたしました。

各質問項目で注意した点

アンケートという形なので、あまり気負いすぎず、なぜこのインターンシップに興味を持ったのかを正直に書きました。

結果通知時期:2週間以内

結果通知方法:マイページ上

 インターン参加内容

インターンシップ名:研究職の面白さを知るインターンシップ

インターン参加企業を知ったきっかけは何ですか

アミノ酸やタンパク質を扱う企業を調べていく中で知りました。

どういった基準でインターンを選びましたか。また他にどんなインターンを受けていましたか。

技術系の職に就きたいと考えており、その中でも花形である研究職に興味を持っていました。しかし、研究職と言ってもどのような仕事をしているのかよく理解していない部分も多く、業務を体験できるようなインターンシップを選びました。他に受けたインターンシップは化学メーカー主催のインターンシップや、製薬企業の研究職のインターンシップに参加しました。

このインターンを受けるにあたり特に工夫したことはありますか。

インターンシップに参加するにはアンケートを提出する必要があったので、気負いすぎず、しかし是非とも参加したいという熱い想いが伝わるようにアンケートを作成しました。そのほかに工夫したところは特にありません。

インターンを受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。

事前にやっておけば良かったと思うことは特にありません。協和発酵バイオ株式会社がどのような会社であるのかを少し下調べするだけでも良いと思います。

実施日程:2月中旬

実施場所:協和発酵バイオ株式会社大阪支店

インターンの形式:グループワーク

インターン期間:1日

参加社員数:8人程度

参加学生数:25人程度

参加学生の属性:理系の6年生大学・大学院に在学中の学生

インターンで取り組んだ課題・業務の具体的な内容

会社紹介→研究員による仕事紹介→研究職への理解を深めるグループワーク→発表→先輩社員との座談会という流れでインターンシップが行われました。着席した順番で1グループ5人でチームが編成され、ワークが行われました。成果に対するプレゼンテーションもありました。

ワークの具体的な手順

グループワークでは実際の業務の一つであるアミノ酸の製造における精製工程の立案から計算などをグループで行い、効率的かつ高純度で製品を製造する業務を体験することができました。

インターンの感想・注意した点

アミノ酸の研究・開発・生産を主体にしており、高い技術力を持った企業であることを事前に調べて知っていたので、ここで働く研究者がどのような業務をしているのかを自分の中で少しでも理解できるようワークに取り組みました。グループ全体で話し合う機会が多いワークでしたので積極的に参加することが重要であると感じました。協和発酵バイオ株式会社をより知ってもらうだけでなく、ここで研究者として働くことの楽しさを知ってもらいたいという企業の想いが伝わるインターンシップでした。

懇親会の有無と選考への影響:懇親会はなし。

インターンシップ参加による、本選考での特典(一部選考免除)などがありますか。

インターンシップに参加したことによる特典は特に明言はされませんでした。ただし、ある程度の優遇措置はあるのではないかと個人的には思います。

インターン中の社員との交流(技術系社員や人事など、どんな職種の社員かも併せて書いてください)

グループワークを行い、そこでまとめたことを全体の前で発表しました。社員の方は一つ一つのグループに対して講評やアドバイスなどコメントを出してくださり、勉強になりました。また、座談会でも社員の方と話す機会がありました。座談会では技術系の社員の方と人事の方にお話を聞くことができ、仕事内容ややりがいに関することから、選考に関することまで幅広く聞くことができました。

インターン前の企業・業務・社員に対するイメージ

高い技術力を持つ会社というイメージで、業務に関しては全く想像もつきませんでした。

インターン後の企業・業務・社員に対するイメージ

医療関連の製品から、工業利用、食品関連の製品まで幅広い分野の製品を扱っており、やはり優れた技術力を持つ企業であることがよく分かりました。話を聞くことができた技術系の社員の方も非常に優秀で、自らの知見を広めるという意味でも勉強になるインターンシップであったと思います。

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:3月中旬

提出方法:マイページ上

質問:大学院での研究内容を差し支えのない範囲でご記入ください。400文字

回答

私の研究内容は銅アミン酸化酵素のトパキノン補酵素(TPQ)生合成反応における中間体形成の反応機構を分光学的、速度論的に解析することです。銅アミン酸化酵素は一級アミン類の酸化的脱アミノ反応を触媒する酵素です。ヒトをはじめ、多くの生物種に存在しています。TPQは活性中心であり、銅イオンおよび酸素分子存在下において自発的に形成されますが反応が非常に速く、その反応機構は明らかになっていません。アミン酸化酵素は糖尿病や動脈硬化、神経変性疾患等の種々の疾病と関連があると考えられているため、反応機構が解明されることで将来的には医療分野で応用できる可能性があります。本研究では土壌細菌由来のアミン酸化酵素(AGAO)を対象としており、X線結晶構造解析によるタンパク質構造の決定、及びTPQ形成反応を分光学的に追跡することで詳細な反応機構の解明を目指しています。

質問:自己PR(趣味、特技、セールスポイント、資格など)、あるいは将来の希望等をご記入ください。200文字

回答

私の長所は「粘り強さ」です。今まで、やると決めたことは必ず最後までやり遂げてきました。私は高校、大学と陸上競技に取り組み、高校生の時はキャプテンとしてチームをまとめることを意識しながら活動してきました。部の代表として、顧問の先生から厳しく指導していただくことや、自らの怪我などで本当に苦しいときもありましたが、最後まで粘り強く競技に打ち込みました。この強みを社会に出てからも生かしていきたいです。

質問:当社への志望動機をご記入ください。 300文字

回答

私は研究することが好きです。貴社であれば研究者として成長でき、研究を通して人々の生活そして社会を根底から支えていけると確信したため志望しました。私は企業を見ていく中で社会への貢献度、そして研究者として成長できるか、を重要視しています。貴社はキリングループ事業の医と食をつなぐ立場として、人々の健康を医・食の両分野で貢献しているところに魅力を感じました。またアミノ酸業界の素材メーカーとして、医から食と幅広い素材を世界規模で展開しており、高い技術力を有していることから一研究者として成長できる環境が整っている点にも魅力を感じます。人々の健康を支えることに貢献できる人財になりたいと考え、志望致しました。

各質問項目で注意した点

研究内容は簡潔に、またどのような社会的意義があるのかを分かりやすく示しました。協和発酵バイオ株式会社さんは研究が好きな人を求めているとインターンシップでお聞きしたので、「ここで研究がしたい!」という想いが伝わるような文章を考えました。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:メール

本選考体験談

 選考概要

選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?

行っている研究内容に近かったこと、アミノ酸の研究開発というあまり見ない分野であることから興味を持ちました。

どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?

技術系の職種に就きたいと考えており、就職活動を行う中では研究職や生産技術職の選考を中心に進めていきました。そのほかに化学メーカーや食品メーカーの選考も受けていました。

他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?

キリングループ事業の医と食をつなぐ立場として、人々の健康を医・食の両分野で貢献しているところが大きな魅力だと思います。またアミノ酸業界の素材メーカーとして、医から食と幅広い素材を世界規模で展開しており、高い技術力を有しているところも魅力的です。

選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。

エントリーシート提出後、選考に進んでほしい旨を伝えられる際に「入社して挑戦したい研究内容」の提出を求められました。ここには研究職の職務の内で採用を行う予定である分野が記載されています。その中から「どの分野で、どのような研究に挑戦してみたいですか?」を自由にかつ具体的に記述する必要があるので、ここで希望の分野を選ぶことになると思います。ただし、研究分野によっては採用を行うか否かは年によって変わるかもしれません。

あなたが受けられた選考フローについて教えてください。

書類選考→一次面接→二次面接→最終面接

各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。

自己分析をしっかり行うこと、この会社で自分が何をしたいのかを明確にしておくことが必要になるかと思います。

この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。

良い雰囲気の会社だと思います。インターンシップでも選考中でも社員の方の温かさを垣間見ることができました。研究が好きな人には魅力的な企業だと思います。自分の考えや思いをしっかり伝えられるよう頑張ってください。

 WEBテスト/筆記試験

テスト方法:WEBテスト

実施時期:4月上旬

実施場所:自宅

試験時間:一時間半くらい

形式:SPI

試験科目:言語、非言語、性格検査

対策方法:対策本など

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:メール

 一次面接

面接名:一次面接

実施時期:4月上旬

面接時間:30分程度

面接会場:WEB

面接官の人数:3人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):人事部の方、技術系の社員の方

学生の人数:1人

質問内容

軽く自己紹介と自己PRを行いました。その後は研究内容について10分くらいで発表しました。面接官は事前に資料を持っているので、基本的にはそれを見て疑問に思った事などを聞かれました。研究で工夫した点なども聞かれました。

雰囲気

和やか。熱心に研究の発表を聞いていただけました。

注意した点・感想

自分の研究がどのような点で面白く、また社会的にどのように役に立つかを話すことに注意しました。私の場合、基礎研究を行っているのですが、基礎研究であってもそれについて熱心に語ることは就活では非常に重要なことであると思います。研究概要書の作成も大切であり、専門外の人にも分かりやすく作る必要があると感じました。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:メール

 二次面接

面接名:二次面接

実施時期:4月下旬

面接時間:40分程度

面接会場:WEB

面接官の人数:3人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):人事部の方、技術系の社員の方

学生の人数:1人

質問内容

二次面接では研究に関するプレゼンを行いました。本来は山口県の研究所に行って、そこで発表を行うのですが今年度は新型コロナウイルスの影響もあり自宅でプレゼンを行いました。発表時間は7分程度でした。その後、人事担当者による面談が行われました。

雰囲気:普通。

注意した点・感想

一次面接同様、自分の研究がどのような点で面白く、また社会的にどのように役に立つかを話すことに注意しました。スライドを用いての発表なので、より分かりやすく、面白く発表することが大切かと思います。研究に興味を持って聞いてもらえました。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:メール

 最終面接

面接名:最終面接

実施時期:5月中旬

面接時間:50分程度

面接会場:WEB

面接官の人数:4人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など)

役員の方をはじめ、役職の高い方

学生の人数:1人

質問内容

自己紹介、自己PRをした後、志望動機や入社後したい仕事、ESの深堀りなどがありました。これまでの面接では自分の研究内容を話すことが大半を占めていたのですが、最終面接ではそれだけでなく、人柄を見られていると思いました。

雰囲気

一次、二次面接に比べると厳かな雰囲気でした。

注意した点・感想

役職の高い方ばかりだったので非常に緊張しました。質問の節々に、企業への志望度を確認されるような感じがしました。「もし、うちが内定を出したら就活はどうされますか?」よいう質問にはくれぐれも注意してください。少しでも迷うと、いい結果は得られないかもしれません。

結果通知時期:1か月以内

結果通知方法:メール