投稿者情報
ニックネーム:Y
早稲田大学/先進理工学研究科応用化学専攻/21年
選考企業情報
企業名(正式名称):三菱マテリアル株式会社
職種:技術系総合職
インターン参加:短期インターン参加
最終選考結果:2次選考通過
インターンシップ体験談
インターン参加内容
インターンシップ名:セラミックス工場見学(高機能製品カンパニー、電子デバイス部)
インターン参加企業を知ったきっかけは何ですか:OB/OGが研究室の先輩にいたため
どういった基準でインターンを選びましたか。また他にどんなインターンを受けていましたか。
自分が働くイメージを具現化するため、実際に働く環境を見れること、及び働く人とコミュニケーションをとれることを重視して、インターン選びを行った。従って、グループワーク系よりも、工場見学や、座談会があるインターンに積極的に申し込んだ。
このインターンを受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
説明会の間は、積極的に質問し、この会社に興味があることをアピールした。また、工場見学の時は、先輩社員の方と積極的にコミュニケーションをとり、公の説明会などでは聞き出せない、会社に対する本音の部分を聞き出すよう心掛けた。
インターンを受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
特になし。基本的な準備(事業内容の把握等)ができていれば問題ない。
実施日程:2月中旬
実施場所:セラミックス工場(埼玉県、横瀬)
インターンの形式:その他
インターン期間:1日
参加社員数:5人程度
参加学生数:10人程度
参加学生の属性:不明。学部3年及び修士1年。文理混合。
インターンで取り組んだ課題・業務の具体的な内容:全員で1時間程度会社説明会及び工場説明会を聞き、それらに関する質疑応答が行われる。その後、入社2,3年目の若手の社員の方が2人で、文系理系に分かれて工場内を案内してくれる。工場見学中に、逐次質疑応答を行う。
ワークの具体的な手順:会社・工場説明会→質疑応答→工場見学及び質疑応答
インターンの感想・注意した点:参加した学生は、文系理系合わせて10人ほどいたが、理系は3人しかいなかったため、工場見学の際、たくさん質問することができた。化学系も材料設計やその素材選びにその知識を活かせると聞き、活躍の場が意外と多いことを知った。
懇親会の有無と選考への影響:無し。
インターン中の社員との交流(技術系社員や人事など、どんな職種の社員かも併せて書いてください):工場見学の際、入社2~3年目の技術系社員との交流が主だった。比較的落ち着いた雰囲気の方たちで、会社に関する質疑応答だけでなく、就活全般に関するアドバイスもしてくださった。若手から大きな仕事を任されるためか、仕事に対する責任感の強さを感じた。
インターン前の企業・業務・社員に対するイメージ:大企業
インターン後の企業・業務・社員に対するイメージ:少数精鋭
本選考エントリーシート
エントリーシート提出期日:3月中旬
提出方法:マイページ上
質問:研究テーマ名を入力してください。(50文字以内)
回答
形状や組成が制御されたナノスケールの細孔を持つシリカ系多孔質材料の作製
質問:研究テーマ・学業の概要を入力してください。(300文字以内)
回答
細孔の形状や組成が制御された無機多孔体は、大きな表面積や高い耐熱性を有し、形状選択性が高いことから触媒や吸着材として利用されています。 無機多孔体の合成方法の中でも、無機層状物質の層間へゲスト種を固定化させ、細孔を形成する方法は、ゲスト種の選択により分子レベルで細孔を制御可能です。しかし、この手法では層間でのゲスト種の配列密度を制御しないと無孔質になる課題がありました。本研究では、層間でゲスト種の配列を規定しつつ固定化可能な無機層状物質と、層間で細孔を形成可能な剛直な骨格を有するケイ素オリゴマーに注目しました。両者を用いることで細孔の制御された新規多孔体の作製を目指します。
質問:研究テーマ・学業について、特に力を入れて取り組んだことや工夫したことについて教えてください。(200文字以内)
回答
私は周りの人との積極的なコミュニケーションに力を入れました。私の研究では、所属する研究室が長年注力してきた二つの物質についての膨大な知見を得る必要がありました。そこで、持ち前の行動力を活かし、それぞれの分野に詳しいドクターや同期と積極的に会話することで、自分の研究内容の深い理解に勤めました。その結果、自分の研究を効率よく進めることができ、学部生の1年間の成果で学会発表を行うことができました。
質問:学業以外で力を入れて取り組んだことと、取組みにおいて工夫したことについて教えてください。(300文字以内)
回答
私は学部生時に、留学を通じた異文化交流に注力しました。私は、親戚に外国人がおり、異文化と接する機会が多く、幼少期から海外に興味がありました。そのため、学部生時に、自分の英語力向上と異文化交流を目的に、短期留学に挑戦しました。留学中は、アメリカ人とだけでなく、英語が母国語でない外国人とも自ら進んで会話しました。初めは相手の母国語訛りの英語が聞き取れず意思疎通を図るのに苦労しました。しかし、持ち前の粘り強さと行動力を活かし、諦めずに彼らと積極的に会話するよう心掛けました。その結果、自分の英語力が向上するとともに、自分とは全く異なる価値観や環境に触れたことで、自分の人間性を深めることができました。
質問:今までの経験で最も苦労したことは何か、また、それにどう対処したかについて教えてください。(300文字以内)
回答
私が最も苦労したのは、高校時代に硬式野球部に所属しながら、文武両道を目指したことです。毎日練習が夜遅くまであったため、通学時間や休み時間などの隙間時間を有効活用し、短時間で集中して勉強しました。また、各科目の成績に応じて、中・長期的な勉強計画を立てて実行することで、時間の無駄を極力省き、効率的に勉強しました。ただ、他の受験生と比べ勉強時間の絶対量が不足しており、苦しい時期もありました。しかし、自分のやり方を信じ、あきらめずに努力した結果、早稲田大学に一般で合格できました。この経験を通じ、たとえ困難な状況にあっても、揺るぎない信念を持って継続的な努力をし、最後までやり遂げる姿勢が身につきました。
質問:第一志望部門の志望理由を入力してください。(200文字以上400文字以内)
回答
広範囲の事業領域を手掛ける企業の中核で、高い技術力を活かした研究開発に携わりたいからです。私は持ち前の粘り強さを活かして自分の基盤技術を極める一方で、研究室で培ったコミュニケーション力で自分とは異なる様々な分野の技術者と協働したいです。なぜなら、異分野の交流が斬新なアイデアを生み出すシナジー効果の高い研究に繋がると考えているからです。このような研究は、御社の強みである複合事業体が生み出した多様な技術が結集しており、柔軟かつ機動的に研究を行うフレキシブルな環境を持つ開発部で実現できると考えております。また、人事部の山崎さんからも、実際に他分野の人との交流が行われているというお話を伺い、フレキシブルな環境が十分に活用されていることを実感しました。御社の多岐にわたるモノづくりへの高い技術力を活かして、社会のニーズを取り込んだ各事業のオンリーワンに貢献する新製品や新技術の創造に携わりたいです。
各質問項目で注意した点:簡潔に、分かり易く説明することを心掛ける。特に研究テーマに関しては、自分の研究を知らない人にも分かり易く伝わるように心がける。
結果通知時期:2~3日以内
結果通知方法:メール
本選考体験談
選考概要
選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?:研究室の先輩
どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?
"以下の三点を軸に企業を選んだ。
1.魅力的な社員が多いか
人は周りの環境に大きく左右される。なので、魅力的で尊敬できる人たちから刺激を受けることで、社会人として必ず成長できる。
2.チャレンジできるか
自分の意志で成長できる環境が欲しい
3.化学を活かせる環境
今まで慣れ親しんできた化学を自分の強みとして仕事がしたい"
他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?
4つのカンパニーからなる複合事業体であるため、比較的経営が安定している。
選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分かれていましたか?
カンパニー別の採用。初めに希望するカンパニー(orコーポレート部門)を決める必要
選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。
特になし。
あなたが受けられた選考フローについて教えてください。
一次面接→二次面接→最終面接
この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
ESに沿って質問されるので、ESで自分が何を書いたか十分把握しておく方がよい。逆にそれ以外の変化球の質問はほとんどされない。最終面接までは、第一志望ではないと伝えてもよいが、最終では第一志望といわないと落とされるので注意。
各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
特になし。基本的な準備(企業・業界研究etc..)を行えば十分。
この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
この会社は人柄重視の採用を行うので、あまり気負いせず、自然体で挑むことをお勧めします。
参加したイベント
イベント名:セラミックス工場見学(高機能製品カンパニー、電子デバイス部)
実施時期:2月中旬
時間:半日
内容:工場見学・会社説明会
注意した点・感想:参加した学生は、文系理系合わせて10人ほどいたが、理系は3人しかいなかったため、工場見学の際、たくさん質問することができた。化学系も材料設計やその素材選びにその知識を活かせると聞き、活躍の場が意外と多いことを知った。
WEBテスト/筆記試験
テスト方法:WEBテスト
実施時期:3月初旬~中旬
実施場所:自宅
試験時間:1時間
形式:WEBテスティングサービス
試験科目:言語・非言語
各科目の問題数と制限時間:言語:20問程度 非言語:40分程度
対策方法:無し。Web上に回答あり。
結果通知時期:2~3日以内
結果通知方法:メール
一次面接
面接名:1次面接
実施時期:3月下旬
面接時間:30分
面接会場:WEB
面接官の人数:1人
面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):人事、入社5年目
学生の人数:1人
会場到着から選考終了までの流れ:予め受信したメールのリンクから所定の時間になったら飛んで、Teams上で面接。終わり次第即終了。
質問内容:基本的にはESに沿って深堀。研究テーマについて2分程度で。研究するうえで特に注力したこと。今まで最も苦労したこと。第一志望部門と、その志望動機。技術系の仕事以外に興味があるか。人からどう思われているか。志望度は。逆質問。
雰囲気:かなりなごやか。
注意した点・感想:特に何の変哲もない一次面接。ESに忠実に質問されるので、ESで対策すれば全く問題なし。志望度に関しては、面接官に正直の回答した方がよいと念押しされたので正直に言った。ただ、最終面接では、第一志望といわないと落とされることが多いので注意。また、次の面接で出てくる部署の方を前もって教えてもらえる。
結果通知時期:4~5日以内
結果通知方法:電話
二次面接
面接名:二次面接
実施時期:4月中旬
面接時間:30分
面接会場:WEB
面接官の人数:2人
面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):技術系人事1人、開発部の年配社員1人
学生の人数:1人
会場到着から選考終了までの流れ:予め受信したメールのリンクから所定の時間になったら飛んで、Teams上で面接。終わり次第即終了。
質問内容:
"最初に4つの定型質問、そのご技術系社員との研究に関する質問&その他パーソナルな質問。
〇定型質問
・自己紹介、研究について(進捗度を%で&オリジナリティーについて2~3分程度)
・他社の選考状況
・学生時代に頑張ったこと(そこで学んだ人間関係について)
・会社の志望動機・部署の志望動機
〇自由質問
・オリジナリティーや研究について少しだけ突っ込んだ質問
・野球部の時のポジションは?
・そのポジションの役割を一言で表すと?
・自分の代の時の甲子園出場校は?
・所属学会は?
・学会発表の時はスムーズに発表できた?
・何かほかにアピールしたいことはあるか?
・逆質問"
雰囲気:かなりなごやか
注意した点・感想:緊張していたためか、志望動機が飛んだり、質問に対して面くらって答えられなかったり、本来の実力を出し切れなかった。ただ、「最後に何かアピールしたいことはあるか」と聞かれたときはうまく答えられた。一般にこの質問は、面接で自分をうまくアピールできておらず、落ちるサインだと言われているが、自分は通過したので、面接全体での人柄を重視した評価基準だと考えられる。また、研究に関してあまり深堀されなかったことからもそれが推測される。
結果通知時期:1週間以内
結果通知方法:電話
最終面接
面接名:最終面接
実施時期:4月中旬
面接時間:30分
面接会場:WEB
面接官の人数:4人
面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):技術系人事の方1人、開発部の年配社員3人(おそらく部長クラス)
学生の人数:1人
会場到着から選考終了までの流れ:予め受信したメールのリンクから所定の時間になったら飛んで、Teams上で面接。終わり次第即終了。
質問内容:
"・自己紹介及び研究概要について2~3分
・部署の志望動機
・他社選考状況及びその中の志望度
・他社と比較してどうしてこの会社を選んだ?
・現状やっているテーマは、どのように決定した?自分はどの程度その決定に寄与した?
・研究テーマは、理学系か工学系か?
・現状やっているテーマは、合成や物性評価などの区分に割り当てた場合、どの分野に相当するか?また、そう思った理由は何か?
・研究テーマを進めるにあたって気を付けていることは?
・企業で研究していくと、その研究分野に対してプロフェッショナルとなるがゆえに、研究で生じる課題に関して周りを頼ったり相談することができなくなる状況があるが、その時はどのように対処するか?
・留学時にリーダーシップをとった経験はあるか?また、その時どのようなリーダーシップを発揮したか?"
雰囲気:かなり厳か
注意した点・感想:手ごたえとしては十分。特に各質問に対して詰まることなく納得のいく回答ができたと思ったがお祈りされた。特に、自分の研究に対する自己解決能力に関して特に突っ込まれて聞かれた。開発部では、他人と協力して研究を行う能力よりも、自分で研究を進める力が重視されているのかもしれないと感じた。この会社は最終の結果は即日ないしは翌日には来るので、3~4日たってもなにも連絡が来なかったらあきらめも重要かと。
結果通知時期:2週間以内
結果通知方法:メール