投稿者情報
ニックネーム:kazu
横浜国立大学/環境情報学府/21年
選考企業情報
企業名(正式名称):株式会社東レ
職種:生産技術職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:2次選考通過
本選考エントリーシート
エントリーシート提出期日:3月中旬
提出方法:マイページ上
質問:研究テーマの概要(全半角300字以内)
回答
本研究の目的は人工衛星の利用へ向けたイオン液体推進剤の着火手法を提案することです。イオン液体推進剤の着火には多量のエネルギーが必要となります。そこで、本研究はイオン液体推進剤の導電性を利用した着火手法を考案しました。この着火手法を選んだ理由としては、導電性を利用すれば、イオン液体推進剤を電気分解できると考えたためです。本研究では、実際にイオン液体推進剤を電気分解させ、着火させることに成功しました。今後は着火前後の生成物を同定し、着火を支配する総括的な反応を解析します。着火に起因する化学反応の特徴を把握することで、人工衛星用推進剤を合成するためのコスト削減や納期短縮化に貢献します。
質問:上記のテーマで①オリジナリティを発揮した点、②画期的な点、③特に主張したい点を3つ挙げてください(それぞれ全半角400字以内)
回答
①従来では加熱を用いて着火させたのに対し、本研究は電気を用いた点です。②既往研究の推進剤では着火しなかったのに対し、本研究の推進剤では着火できた点です。③化学反応のメカニズムに基づく仮説と検証から、次世代推進剤の着火を実現した点です。
質問:学生時代に、あなたが最も力を入れて取り組んだことを述べてください(全角400字以内)
回答
熱心に取り組んだことは学部4年の研究テーマです。私は学会発表する同期の中で唯一、学会発表ができなかったことに非常に悔しい思いをしました。そのため、何としても学会に出たいと思い、研究テーマの設定に力を入れました。主に行ったことは次の2点です。1つ目は『研究分野のニーズの把握』です。国内および海外の研究機関に自ら訪問し、意見交換を行うことで、研究者が近年注目している傾向や課題解決のための技術に関する情報収集を行いました。2つ目は『自分と他人の研究の違いを明確化すること』です。常に懐疑的な視点を持ちながら、研究分野の関連論文を毎日1本以上読み、自分の研究と他研究の共通点および相違点を整理しました。上記の活動を1年間継続した結果、私は自分で研究テーマを発見でき、修士課程の間で2件の学会発表をすることができました。以上より、自分から主体的に行動し、かつ諦めずに課題に取り組むことの重要性を学びました。
質問:あなたが東レというフィールドで成し遂げたことを述べてください(全角400字以内)
回答
私は生産技術職を通じて、製品を安全にかつ安定的に提供することで、人と自然が安心して暮らせる世界を創っていきたいです。ヘルスケア分野における課題や環境・資源エネルギー問題を解決し、人と自然に優しい世界を目指す貴社なら、私の希望を達成できると考え、志望しました。私は化学工学と安全工学を専攻とし、化学プロセスを効率化させる手法や製造現場に潜む危険性を発見するリスク評価手法を学びました。そこで、安全性を担保できる作業現場を確保することが、作業効率や生産効率の向上に繋がると理解しました。今後はあらゆる分野のニーズに合った先端材料の開発により、製造設備や装置が複雑化し、製造現場に潜む危険が顕在化する可能性が高くなると予想されます。私は生産性の向上に加え、作業員の働く現場に潜む危険を先に察知し、対策を考案することで、生産性と安全性を兼ね備えたプロセス設計を行いたいです。
各質問項目で注意した点:
①結論を先に持っていくこと
②最初と最後の結論に矛盾がなく、一貫した論理構成になっていること
結果通知時期:2週間以内
結果通知方法:メール