新卒採用の工数を減らす方法とは?具体的な方法と成功例を紹介

新卒採用の工数を減らす方法を紹介

少子高齢化の影響を受け、多くの企業が新卒採用の難しさを実感しているでしょう。

新卒を採用できたのはいいが、新卒採用にかかる工数が多すぎる点に課題を感じている方も多いはずです。

課題を感じている一方で、新卒採用の工数を減らすには、どのようなアクションを打てばよいかわからない方も多いでしょう。

新卒採用の工数を減らすには、テクノロジーやサービスを活用した効率化がおすすめです。

ビジネスツールの活用で効率化が実現できるように、新卒採用でもサービスを活用すれば効率化が実現できます。

本記事では新卒採用の工数削減に役立つ『TECH OFFER』と工数削減に成功した事例を解説いたします。

新卒採用の工数が増える要因 

新卒採用の工数が増える要因

新卒採用にかかる工数が増える要因として、主に以下の2点があげられます。

  • 売り手側に有利な状況
  • 採用活動の実質的な通年化

 工数が増える要因はどちらも外部環境の変化が原因となっています。

売り手側に有利な状況 

2018年に一般社団法人日本経済団体連合会が報告したデータによると、新卒採用市場は売り手市場と回答した企業が8割となっています。

売り手市場と答えた企業が8割を超えるのは、2015年から3年連続です。

例えば、ダイヤモンドのような貴重な資源を集めるには費用はもちろんですが、時間も相応にかかる傾向にあります。

需要と供給の関係が成立している市場では、避けられない事象です。

人手不足が叫ばれる昨今では、新卒採用でも同様の現象が発生しています。

新卒の学生を採用するには費用と共に工数が多くかかっています。

参考:一般社団法人日本経済団体連合会「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」

採用活動の実質的な通年化 

少し前までの新卒採用は、大まかにスケジュールが決まっていました。

大学3年生の冬ごろから徐々に就活に向け動き始め、徐々に説明会・選考が始まります。

4年生の夏ごろまでには内定が出るという流れでした。

採用担当者は一定の時期は忙しいが、一年中忙しいわけではありませんでした。

一方で昨今は就活の早期化が進んでおり、大学3年生の夏ごろにはインターンが始まります

場合によっては夏のインターンで採用が決まるなど、今までにないペースで就活がおこなわれています。

大学4年生向けの採用活動をしながら、夏には次のインターンをおこなうなど、採用活動が通年化しているのです。

つまり採用担当者は一年中、採用活動をしているため、繁忙期がずっと続く形になっています。

採用の通年化を示す証拠は、求人情報サービス「Wantedly」が2021年11月に調査結果からわかります。

  •  23年卒の89%、24年卒の46%が既に就活を開始
  • 23年卒の82%、24年卒の42%が既に面接を経験済み

2021年11月の時点で23年卒の学生は3年生、24年卒の学生は2年生です。

就活が早期化しているため、絶え間なく就職活動が続いていることがわかります。

参考:22卒〜24卒の就職活動に関する調査結果を発表

新卒採用の工数を削減した成功例 

新卒採用の工数を削減した成功例

売り手有利の新卒採用市場では確かにコスト・工数はかかりがちです。

一方で新卒採用にかかる工数の削減に成功した企業は確かにあります。

  • ヤマハ株式会社
  • ルネサス エレクトロニクス株式会社
  • ショーワグローブ株式会社

 上記の3社がどのようにして新卒採用の工数削減に成功したのかチェックしていきましょう。

自動オファーで採用活動の負荷が軽減【ヤマハ株式会社】 

楽器や音響機器、ゴルフ用品で有名なヤマハ株式会社は誰もが知る世界的な企業です。

様々な採用手法を試してきましたが、工数と成果のバランスが取れていない点に課題を感じていました。

ヤマハ株式会社では過去に導入済みのダイレクトリクルーティングに再度注目。

以前、導入していたダイレクトリクルーティングは、オファーの段階でかなりの工数がかかっていました。

自動オファー機能を兼ね備えたダイレクトリクルーティングに変更して、再活用を決定。

新たなダイレクトリクルーティングの導入後は、自動オファーでの運用によって、採用の効率化が進みました。

参考:思わぬ人材にであうことができた。そして、とにかく楽!

マッチング機能で採用工数の削減を実現【ルネサス エレクトロニクス株式会社】 

ルネサス エレクトロニクス株式会社は自動車やインフラ、IoTなど幅広い分野を手掛ける企業です。

採用人数と比べて小規模な採用チームのため、常に採用のリソースが不足している点に課題を感じていました。

ルネサス エレクトロニクス株式会社では、マッチング機能を持つダイレクトリクルーティングに着目。

採用したい学生をピンポイントで狙えるため、少ないリソースを無駄にせず、採用につなげられると期待して導入しました。

ダイレクトリクルーティング導入の結果、希望する学生の採用に成功しながら、採用の効率化を実現しました。

 参考:“学生へダイレクトにアプローチ×自動化”が採用課題にベストマッチ!

アプローチの自動化で採用活動が効率化【ショーワグローブ株式会社】 

ショーワグローブ株式会社は家庭用手袋をはじめ、業務用の手袋を販売する専業のメーカーになります。

企業側からオファーを出しているが、オファーは手作業のために工数がかかっているのが課題でした。

ショーワグローブ株式会社はより専門性の高い学生の採用を目指して、ダイレクトリクルーティングサービスを導入。

ダイレクトリクルーティングサービスにはオファーの自動化機能も含まれています。

サービスの導入後はオファーの自動化によって、採用工数の削減に成功。

浮いた工数で学生とのコミュニケーションに時間がより割けるようになりました。

 参考:自動オファーによる採用業務効率化!母集団の少ない機電系の学生にも効率的にアプローチ

新卒採用の工数を削減するポイント 

新卒採用の工数を削減するポイント

新卒採用と一言でいっても、実は幅広い業務内容を含んでいます。

幅広い業務の中でも、新卒採用にかかる工数を削減するポイントは3つあります。

  • 採用ターゲットの明確化
  • 母集団の形成方法の改善
  • 応募者対応への対応方法の改善

採用計画の段階から採用活動中にかけて、工数を削減するポイントがあるので詳しく解説していきます。

採用ターゲットを明確化する 

採用計画の段階から新卒採用にかかる工数を減らすポイントがあります。

採用ターゲットを明確化しましょう。

採用したいターゲットが定まっていないと、どのような採用媒体・手段を使ってよいか定まりません。

例えば、専門性の高い学生を採用したい場合には、専門分野に特化したツール・サービスを使った方が効率的でしょう。

一方で専門性の高い学生をしたいのに、ナビ媒体のような広く学生を集めるサービスを活用するのは非効率です。

採用したいターゲットさえ決まっていれば、採用手段やアプローチが限られてくるので、まずは採用したいターゲットを決めましょう。

採用ターゲットを明確にする方法については、下記記事でも詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご覧ください。

母集団の形成方法を改善する 

採用における母集団は採用活動の成否のみならず、採用工数にも大きな影響を与えます。

例えば、とにかく学生を集めただけの母集団を形成したとしましょう。

ただ学生を集めただけの母集団なので、その後の選考では応募者全員が選考に落ちるという展開もありえます。

すると、母集団の形成にかかった工数は無駄になり、新たに母集団を形成するための工数がかかってしまいます。

極端な例とはいえ、優良な母集団の形成は採用活動の成功と採用工数の削減のキーワードといえるでしょう。

採用活動に工数がかかり過ぎていると感じている場合には、母集団の形成方法の改善も視野に入れてみてください。

母集団形成の方法については、下記記事でも詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご覧ください。

応募者対応への対応方法を改善する

採用活動中の応募者対応も採用工数がかかる要因の一つです。

応募者へのメール返信や会場でのアテンド、質問への回答など応募者対応は多岐にわたります。

自社への応募者という性質上、丁寧に対応するため、どうしても工数はかかりがちです。

新卒採用の工数を削減するための具体的な方法 

新卒採用の工数を削減するための方法

新卒採用にかかる工数を削減する具体的な方法は以下の3つになります。

  • ダイレクトリクルーティングサービスの活用
  • オンライン化
  • アウトソーシングの活用

どの方法も効果はあるため、まずはアプローチしやすい方法から試してみるとよいでしょう。

ダイレクトリクルーティングサービスの活用 

採用したい学生像が決まっているのであれば、マッチング機能を持つサービスを活用した方が効率的に採用は進みます。

具体的にはダイレクトリクルーティングサービスがおすすめです。

ダイレクトリクルーティングは企業と学生のマッチングだけでなく、アプローチまでおこなえるので、さらに効率性が増します。

サービスによっては、オファーが自動化しているサービスもあるため、工数の削減に効果的でしょう。

ダイレクトリクルーティングの活用方法については、下記記事でも詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご覧ください。

オンライン化 

採用のオンライン化も採用工数の削減に効果的です。

例えば、オフラインで新卒採用をおこなう場合には、以下のような作業に工数がかかります。

  • 会場探し
  • 会場へのアポイント
  • 書類配布
  • 受付など

一方でオンラインの場合は、Zoomでの会議や資料をWeb上にアップデートすれば、オフラインのような工数はかかりません。

アウトソーシングの活用 

マンパワーが足りないことで採用工数が増えているのであれば、アウトソーシングも1つの解決策になります。

昨今は以下のような採用業務における一部からでも、アウトソーシングが可能になっています。

  • 応募者との仲介
  • 求人票の作成
  • 採用基準の作成

自社の状況を鑑みて、アウトソーシングを利用するとよいでしょう。

新卒採用の工数削減についてよくある質問

新卒採用の工数削減のためにツールは必須ですか?

ツールは必須ではありませんが、導入したほうが工数は削減できます。会社の予算・工数・採用目標などを踏まえたうえで、ツールを導入するか検討しましょう。

ダイレクトリクルーティング導入で注意することは?

ダイレクトリクルーティングツールは比較的高額なので、採用人数が少ない場合予算に合わないことがあります。詳しくはダイレクトリクルーティングを提供している企業に問い合わせください。

新卒採用の工数を減らすなら『TECH OFFER』

新卒採用にかかる工数を減らすのであれば、ダイレクトリクルーティングがおすすめです。

ダイレクトリクルーティングは学生と企業のマッチングで採用を効率的に進められ、オファーもおこないます。

数あるダイレクトリクルーティングサービスの中で、さらに採用工数の削減を目指すのであれば、『TECH OFFER』がおすすめです。

理系学生に特化した『TECH OFFER』では学生へのオファーは半自動でおこなうため、さらなる工数削減が期待できます

理系学生とのマッチングも膨大なデータを基におこなうため、採用基準に合致した学生とマッチングが実現します。

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