地方学生を採用する方法とは?5つの方法と注意点を紹介

地方学生を採用する方法を解説

都心部では企業数が多い影響から学生の採用競争が激しく、採用活動が中々上手くいっていない企業も多いのではないでしょうか。

採用の厳しい都心部と比べて、地方にいる学生であれば、まだ採用の可能性が残っているのではと考えている方も多いはずです。

一方で地方の学生を採用した経験がないため、ノウハウがなく、コネクションもない地方の学生にどうアプローチすればよいか、わからない方も多いでしょう。

地方の学生を採用するには最新のテクノロジーやサービスを使って、積極的にアプローチをしていくことが大切です

積極的なアプローチこそ、地方学生を採用するためのポイントになります。

本記事では地方学生の採用にも活用できる「TECH OFFER」と、その他のアプローチを解説します。

地方学生を取り巻く就活状況 

地方学生を取り巻く就活状況

地方学生を取り巻く就活状況は、以下のようになっています。

  • 大都市圏と地方では学生数に大きな差がある
  • 大都市圏より低い内定率

学生数や内定率が大都市圏に比べて、低い傾向にあることがわかります。大都市圏と地方ではどのくらい差があるのか、詳しく解説していきます。

大都市圏と地方では学生数に大きな差がある 

大都市圏と地方の学生数は、人口数と同じように大きな差があります。

例えば、東京都の大学生は約67万人いるのに対して、鳥取ではわずか約6,000人しかいません。

地方は企業数も少ないため、採用ができる確率は残っている可能性は十分にあります。

一方で地方の学生は数が少ないため、丁寧な採用アプローチを心掛ける必要があります。

参考:文部科学省学校基本調査令和3年度データ

大都市圏より低い内定率 

地方は大都市圏に比べると、低い内定率になっています。

地域内定率
北海道・東北地区86.8%
関東地区92.5%
中部地区90.8%
近畿地区89.5%
中国・四国地区83.3%
九州地区87.8%

内定率から考えると、大都市圏の学生ではなく地方の学生を狙うという戦略は決して間違っていないといえます。

今からでも地方学生への採用ノウハウやコネクションを作っておけば、将来にわたって活用できるでしょう。

参考:文部科学省・厚生労働省調査 令和3年度大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職内定状況調査

地方学生の採用が成功した事例 

地方学生の採用が成功した事例

地方学生はそもそもの数が少ないため、採用も簡単ではありません。

一方で地方学生の採用に成功している企業も確かに存在しています。

  • フジクリーン工業株式会社
  • 能美防災株式会社
  • 株式会社デンソー

今回は上記の3社がどのように地方学生を採用したのか、実例を元に紹介していきます。

攻めのオファーで地方の優秀な理系の学生を採用【フジクリーン工業株式会社】 

フジクリーン工業株式会社は浄化槽メーカーとして創業以来、業界トップクラスのシェアを誇っています。

業界ではトップ企業でしたが、学生に馴染みが薄いため、母集団の形成に課題を感じていました。

特に名古屋や東京、大阪以外の地方の学生には出会えないという大きな課題がありました。

フジクリーン工業株式では採用の方針を転換して、量から質を追う採用スタイルへ変更。

多くの候補者へアプローチするのではなく、学生へのオファーをきっかけにコミュニケーションを取りながら採用する手法に変えました。

方針転換の結果、フジクリーン工業株式では地方の優秀な理系学生へ内々定を出すという結果に至りました。

内定以外にも、これまで接点がなかった学生層と出会えたという点が大きな収穫となっています。

参考:アプローチすることが難しかった地方の優秀な理系の学生に内々定を出すことができ、効果を実感

半自動のオファーで地方学生へのアプローチを実現【能美防災株式会社】

能美防災株式会社は創立100年を超える国内最大手の防災設備メーカーです。

インターンシップなどの採用活動を都心部に集中して開催していたため、東京・大阪以外での母集団の形成に課題がありました。

能美防災株式会社ではこれまでの採用手法に加えて、ダイレクトリクルーティングサービスを導入

マッチ度の高い学生のみにオファーができるので、限られた採用リソースの中でも対応ができました。

サービス導入の結果、エリアを問わずマッチ度の高い学生に興味関心を持ってもらえるようになりました。

最小のコストで全国の優秀な学生にアプローチできる点は、効果的だと感じています。

参考:求める人材へ、最小コストで最大限のアプローチを実施

 ターゲットを絞ったオファー戦略で”未開拓”地域の学生を採用【株式会社デンソー】

名実ともに日本一の自動車部品メーカーといえば、多くの方が株式会社デンソーをあげるでしょう。

株式会社デンソーでは地元中部圏の学生だけでは、情報系の優秀な学生を採用できない点を課題に感じていました。

そこで理系学生の採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスを導入。

ダイレクトリクルーティングサービスの根幹となる、多くの理系学生が登録されている点に魅力を感じたためです。

サービス導入の結果、内定率は33%を記録しました。

一見すると高い数値には見えませんが、他媒体・他ツールと比較しても、高い採用率を記録しています。

ダイレクトリクルーティングサービスが採用にマッチした結果といえるでしょう。

参考:攻めの姿勢で採用が難しかった関東、関西圏の学生の採用に成功しました。

 地方学生の採用を成功させるためのポイント

地方学生の採用を成功させるポイント

地方学生の採用を成功させた事例に共通しているのは、以下のポイントです。

  • 地方もカバーしているサービスを利用する
  • 個別でアプローチをする
  • 採用の効率化を実現するためのサービスを利用する

専門サービスの利用や個別採用が、地方学生を採用するためのキーワードとわかります。

地方学生の採用を成功させる具体的なポイントを詳しく解説していきます。

地方もカバーしているサービスを利用する 

成功事例に共通しているのは地方もカバーしているサービスの利用です。

テクノロジーが発達した現代では、コネクションの確保に地方の学生が利用するサービスを使わない手はありません。

全国をカバーしたサービスの中にも文系や理系、専門職に特化したサービスがあります。

自社で採用したい学生像にあわせて、サービスを選ぶと地方の学生採用もさらに成功に近づくでしょう。

個別でアプローチをする

地方の学生を採用する場合、個別でのアプローチも検討した方がよいでしょう。

地方の学生の多くは、遠く離れた自社のことを知らないケースがほとんどだからです。

いきなり面談といきたいところですが、まずは自社を知ってもらうこと、なぜオファーをかけたのかなど、個別でアプローチをしましょう。

採用の効率化を実現するためのサービスを利用する

地方の学生への個別対応に集中するためには、効率化を実現するサービスの利用は欠かせません。

個別対応には時間がかかるため、より一層効率的な採用業務が求められるからです。

個別対応を始めた結果、他の採用業務が滞ってしまっては現場の負担が増えるばかりです。

地方学生を採用するためのアプローチ方法 

地方学生を採用するためのアプローチ

地方学生を採用するためのアプローチには、以下の5つの方法があります。

  • 現地選考会
  • オンライン選考
  • SNSの活用
  • エージェントサービスの活用
  • ダイレクトリクルーティング

それぞれのメリット・デメリットを把握して、自社に合った方法を探りましょう。

現地選考会

現地に直接赴いて、地方学生を採用する方法です。

学生と直接顔を合わせられる点や学生側の負担を減らせる点は大きなメリットです。

一方で企業側が現地に赴くコストや現地で学生をしっかり集める必要があるなどのデメリットがあります。

オンライン選考 

オンライン上で面接や説明会を開いて、地方学生を採用する方法です。

最低限の準備で選考会を開けるため、負担の少なさはメリットです。

しかし、学生側の表情や仕草、ふるまいなどが読み取れないなどのデメリットがあります。

SNSの活用

多くの学生が既に利用しているSNSを使って、採用像に合う学生にアプローチするのも地方学生を採用する方法になります。

情報の拡散力が高いため、多くの学生にアプローチができる点はメリットです。

既に多くの企業がSNSを活用した情報発信をしているので、発信した情報が埋もれやすい点がデメリットです。

エージェントサービスの活用 

学生と企業を結び付けるエージェントサービスの活用も、地方学生を採用する有効なアプローチです。

あらかじめ求める採用像を伝えておけば、サービス側で学生をリサーチしてくれるので、手間を省ける点がメリットです。

エージェントサービスを通じて入社が決まった場合には、紹介料金が発生します。

採用費用が他の採用手法よりかかる点がデメリットです。

ダイレクトリクルーティング 

マッチングした学生のみを採用できるダイレクトリクルーティングも、地方学生を採用する有効的な手段です。

あらかじめ設定した採用像に合う学生のみを採用につなげられるため、ミスマッチが起こりにくい点は大きなメリットになります

ダイレクトリクルーティングは企業と学生側が、直接コミュニケーションを取るため、相互理解が進みやすい点でもおすすめです。

ダイレクトリクルーティングは登録したデータから対象者をマッチングします。

サービス供給元のデータ規模が小さい場合には、求める学生に出会えないというデメリットがあります。

地方学生採用の注意点 

地方学生採用の注意点

地方学生を採用する際には以下の3つに対して、注意が必要です。

  • 面接の回数を増やしすぎない
  • 潜在的な地元志向があることを考慮する
  • 内定後のフォローを忘れない

注意点に気をつけて、地方学生の採用活動に臨みましょう。

面接の回数を増やしすぎない 

地方学生の場合、現地に赴く面接は交通費や宿泊費が発生して負担となるケースがあります。

地方学生の負担を下げるためには、面接の回数を抑えるとよいでしょう。

もしくは来社してもらった際には、二次面接と三次面接をまとめてやるなど工夫が必要です。

潜在的な地元志向があることを考慮する 

地方で育った学生の中には、地元に強い愛着を持っている方も少なくありません。

採用の際には、地元に戻る意向があるかなどを確認しましょう

せっかく採用した学生も短期間で退社してしまっては、元も子もありません。

内定後のフォローを忘れない 

地方学生へ内定を与えた場合にも、安心してはいけません。

地方から大都市圏に出てくる学生には、特にフォローをする姿勢が必要です。

初めての都会暮らしには、住む場所の確保や通勤手段の確保などハードルがいくつかあります。

内定を出した後も地方学生をフォローする姿勢は、今後の地方学生の採用につながります。

地方学生を採用するなら『TECH OFFER』

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