こんにちは。理系就活情報局です。

今回は、理系就活生の業界研究や企業研究に役立つ情報を紹介します。

本記事で取り上げるのは、世界的なカーボンニュートラルの実現に向けて加速しているEV市場でも活躍している「パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社」です。

パナソニックグループの中で、車載コックピットシステム、車載エレクトロニクス事業等を担当している企業で、2021年度の売上は1兆671億円でパナソニックグループの約14%を占めています。

参照 Panasonic Group IR Day 2022

https://holdings.panasonic/jp/corporate/investors/presentations/ir-day-2022.html

家電製品で有名な「パナソニック」ですが、現在は「くらし事業」「オートモーティブ」「コネクト」「インダストリー」「エナジー」の領域事業を行っており、2022年4月からは事業会社制(ホールディングス制)へ移行し、全9社あるパナソニックグループの1社になります。

会社方針から理系就活生が活躍できる職種まで、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の魅力を解説します!

進路に悩んでいる理系就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください!

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社とは

自動車関連の製品や技術を開発・生産・販売する会社

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社は、パナソニックがこれまで培ってきた技術力とノウハウを結集し、オーディオやカーナビなどの自動車関連の製品や技術の開発から販売まで手掛ける会社です。

横浜本社のほかに国内に4カ所の拠点を持ち、「クルマ」と「ひと」に寄りそった車載システムやデバイス、ソフトウェアの開発などを行っています。

(参考・引用:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社

地球環境へ貢献しながらモビリティ社会を創造する

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社は、「一人ひとりのより良いくらしの実現のため、持続可能なモビリティ社会を創造する」というミッションを掲げています。

同社がめざすモビリティ社会とは、社会課題・環境問題・渋滞問題・交通事故といった「移動にともなう問題」が解決され、一人ひとりの生活に 「こころ動かす出会い」 があり続ける社会を指します。

同社がめざすミッション・ビジョンの根底にあるのは、地球環境への貢献です。

環境に配慮した取り組みを行いながら、「人の安心」「人の快適」「車の安全」の3つの観点で「愛を持って人に寄り添い、一人ひとりに寄り添った価値を提供し続ける」企業理念については、想いが込められた動画も作成されています。

(参考・引用:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社「企業ビジョン」)

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の事業領域

人の快適

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の事業領域は、3つに分類できます。

1つ目は、「人の快適」をめざす事業領域です。

デジタルAVで培った先進技術をもとに、「自動車コックピットのエレクトロニクス化」や「移動時のライフスタイルを変革する新たな車室内空間の開発及び提案」を手がけることで、快適な人の移動を実現しています。

(参考・引用:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社「事業領域」)

人の安心・車の安全

2つ目は、「人の安心・車の安全」をめざす事業領域です。

この事業領域では、電子ミラーやADAS(先進運転支援システム)をはじめとする「交通事故の低減」や「ドライバーの運転負荷軽減に貢献する安全運転支援システム」の開発に取り組んでいます。

(参考・引用:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社「事業領域」)

地球環境

3つ目は、より良い「地球環境」をめざす事業領域です。

この事業領域では、EV(電気自動車)開発に欠かせない「車載充電システム」や「バッテリーマネジメントシステム」をはじめとする電動化システムを開発・提供しています。

電気自動車に関わるシステムの創成を通じて、ユーザーと共に「新たなモビリティ社会」に貢献するというミッションを持っています。

(参考・引用:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社「事業領域」)

理系就活生が活躍できる職種

以下では、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の仕事から、理系就活生が活躍できる職種を4つピックアップして紹介します。

それぞれの仕事内容と専門性が合致している理系就活生の方は、ぜひ一度採用情報を見てみましょう!

研究・技術開発系

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の研究・技術開発系職には、以下の分野が含まれています。

①「AI・ICT」

AI技術・ICT技術を使用して、車載システムなどの先行開発や製品プラットフォーム開発を手がける。

②「ライフサイエンス・解析シミュレーション」

ライフサイエンス:生体センシング技術の開発や生体活性化の研究・開発など

解析シミュレーション技術:材料・デバイス・プロセスの解析評価技術の開発や、製品の信頼性保証など

③「熱・流体」

熱・流体制御技術の開発や、圧縮機・熱交換機・送風機などのキーデバイスや空調システムの開発。また、省エネの環境システムや発電・エネルギー変換システムの開発も行う。

④「デバイス」

光学・画像・電波・音波・機構技術・商品化技術を用いて、車室内外センシングデバイスや撮像/表示デバイスなどの開発を手がける。

(参考:パナソニックグループ採用情報「新卒採用 選考コースinformation」)

ソフトウェア設計

車載用デバイスやシステム、モジュールのソフトウェア開発を行う「ソフトウェア設計」も、理系就活生の専門性が活かせる仕事です。

ディスプレイオーディオから走行運転システム(制御ECU)、セキュリティ技術まで幅広く開発するため、ソフトウェア設計に合致する理系就活生の専門性も多岐にわたります。

ソフトウェア設計の歓迎スキルは、ソフトウェアやシステム開発、電気・電子工学系の知識をはじめ、ロボット制御技術やセンシング技術などです。

(参考:パナソニックグループ採用情報「新卒採用 選考コースinformation」)

機構メカニズム設計

車載用システム・デバイスの機構を開発する「機構メカニズム設計」は、機械系工学の知識や構造設計、シミュレーション技術などが活かせる仕事です。

新規商品を一から企画・設計開発するところから携わり、設計検証~製品審査~工程検証のプロセスや量産化対応まで、一貫して関われます。

具体的には、車載インフォテインメントシステムや車載向けの映像・音響・デジタル放送・通信などが挙げられるでしょう。

新しい技術を創出した際には、特許出願も仕事内容に含まれます。

(参考:パナソニックグループ採用情報「新卒採用 選考コースinformation」)

モノづくり・生産プロセス技術

「モノづくり・生産プロセス技術」は、モノづくり現場の最前線で車載用製品の生産工法開発・生産設備開発・生産プロセス開発に挑戦できる仕事です。

新規商品開発にあたって必要になる量産技術向けの技術開発を行う「生産工法開発」から、量産向け生産装置の開発~設備導入までを行います。

担当する領域には、「生産プロセスの設計」や「IoT技術を導入した生産工程作り」、「AIによる量産データ分析・工程改善」も含まれます。

自分の専門性を活かして、設計を中心としたモノづくりに携わりたい理系就活生の方におすすめの仕事です。

(参考:パナソニックグループ採用情報「新卒採用 選考コースinformation」)

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の魅力

これまで、「パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社とは」から「理系就活生が活躍できる職種」まで解説してきました。

いままで同社を知らなかった理系就活生の方も、エントリーを検討してみたくなったと思います。

最後に、「パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の魅力」について解説します。

専門性を活かして環境や社会に貢献できる

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の魅力は、理系の専門性を活かして環境や社会に貢献できることです。

同社はサステナビリティ活動にも熱心で、社内に課題別の委員会を設置しています。

各委員会で環境推進体制のための情報を共有・審議するほかに、従業員に対して環境活動についての教育や相互環境監査を行っているのも特長です。

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の環境活動の報告は、公式サイトにまとめられており、広く公開されています。こうした透明性の高さを維持しながら環境や社会に貢献する取り組みを行っている点が、同社で働く魅力です。

(参考:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社「環境活動」)

多様性を歓迎する理念と大手ならではの福利厚生

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社は、環境や社会だけでなく、「DEI」にも意欲的です。

DEIとは、「Diversity(多様性)、 Equity(公平性) & Inclusion(包括性)」の略で、「一人ひとりが個性や能力を最大限に発揮し、活かすことができる企業文化」をめざすことを意味します。

同社のHPでは、実際に行った取り組みとして「有給の育児休暇」の試行導入や、女性社員対象の管理職としての活躍を視野に入れたマネジメント実践研修「キャリアストレッチセミナー」などが紹介されています。

また、同社は大手ならではの福利厚生も魅力です。

年次有給休暇は年間25日取得可能で、ファミリーサポート休暇やチャレンジ休暇といった制度の利用もできます。

企業年金制度(確定拠出年金)や、付与されるポイントでキャリアプランやライフプランに応じた福利厚生メニューが選べる「パナソニックカフェテリアプラン」など、社員のライフスタイルの変化にも十分な目配りがされています。

(参考:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社「DEI」「働く環境」)

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【理系就活】パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社について知ろう」というテーマで解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社とは

 ①自動車関連の製品や技術を開発・生産・販売する会社

 ②地球環境へ貢献しながらモビリティ社会を創造する

・パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の事業領域

 ①人の快適

 ②人の安心・車の安全

 ③車載システムズ事業

 ④地球環境

・理系就活生が活躍できる職種

 ①研究・技術開発系

 ②ソフトウェア設計

 ③回路設計

 ④機構メカニズム設計

 ⑤モノづくり・生産プロセス技術

・パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の魅力

 ①専門性を活かして環境や社会に貢献できる

 ②多様性を歓迎する理念と大手ならではの福利厚生

・活用するべき逆オファーサイト

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