今回は、就活の基本について話をしていきたいと思います。 孫子の兵法の中で「相手を知り己をしれば百戦危うからず」という有名な言葉があります。
相手と己を知る事ついて、具体的に丁寧に解説しています。 是非これから、就活を始める学生のみなさん、就職活動の参考にお役立てください!
孫子の名言
2600年前に生まれた春秋時代の武将である孫子は、誰でも一度は聞いたことのある名前ですよね。
孫子は戦略の大家で、孫子の兵法は今でもビジネス書として売られています。
就活は戦いです。戦いは戦わずして勝つのが良いですよね。戦いを略すると書いて戦略です。戦略を練って就活に勝ちましょう。苦労して勝ち取るのではなく、立て板に水で就活をしましょう。就活の戦略を孫子に習っていきます。
それでは孫子の言葉を紹介したいと思います。
相手を知り己を知れば百戦危うからず
相手と自分を知って応募戦略を練るということについて説明します。
就活では応募先に対して自分自身を売り込むということが大切ということを頭に入れておいてください。
就職活動の落とし穴①
就活生が陥りやすい落とし穴としていつまでも選んでしまうということがあります。業界研究や企業研究、応募先選びのフェーズへと移る時に、自分のスタンスは企業を選ぶ側で買い手側であるという考えになっています。
一方で採用選考は応募者、志望者の立場として、自分を売り込んでいく必要があります。企業を選ぶ側という考えから、売り込み側としてマインドチェンジできればこのいつまでも選んでしまうということから抜け出せることができます。
就職活動の落とし穴②
といっても、自分を売り込むのは難しいですよね。
では通販番組で家電やキッチン用品を売り込んでいるプロを想像してみましょう。
売り込みのプロは、相手のニーズに応じて、自分自身の強みを自覚したうえで、自身の特徴を出し分けることができていると思いませんか?つまり相手によって自分のPRポイントが変わるということです。
通販番組でひたすら取扱説明書に書いてあることを言われても購買欲は上がりませんよね。
就活でも同じです。これが就活生が陥りやすい落とし穴の2つ目です。
自分について演説を始めてしまうということです。
就職活動は採用担当とのキャッチボールなので相手のニーズ、知りたいことを答えるようにしなければなりません。
例えば、応募先が経営戦略の企業で、自分が物理系の素粒子論の学生だったとします。自分が素粒子論の研究でどんなことをしているかや自分自身について永遠に話していても相手には響きません。相手のニーズに合わせて特徴を出し分ける必要があります。
相手は経営戦略の企業なので、同じ素粒子論について語る時でも、ビッグデータを扱えることや、プログラミングでデータ解析ができること、統計の勉強をしてきたことなど、相手に沿った特徴が色々あると思います。
経営戦略の企業は最近の学生を採用している傾向があるので、例えば、
「私は素粒子論の研究の中で、ビッグデータを扱ってノイズを処理して数理モデルをつくる研究をしていました。この能力は御社での経営戦略の立案であったり、顧客へのコンサルティングをする上でビッグデータを解析することにも役立たせることができると思います。」というようになります。
相手に合わせたPR
相手がメーカーであれば技術要素や技術のマッチ度が評価されます。経営コンサルであればデータを扱える能力や論理的思考が評価されると考えられます。相手の評価ポイントに応じて自分のPRポイントを出し分けていくことが重要になります。つまり応募先によって評価ポイントやPRポイントが変わるということです。
就職活動においける相手を知り己を知れば百戦危うからずとは、この相手を知り、己の出し方を変えることを指します。
まとめ
①相手を知り、己を知れば百戦危うからず
②売り込む姿勢が重要!マインドチェンジを忘れない
③相手に合わせてPRポイントを変える