就活の5W1H 就職活動の基本の「き」〜なぜなぜ分析で軸を掴む〜

目次

  • 良い就職とは
  • なぜ?なぜ?分析とは
  • なぜ?なぜ?分析の事例
  • なぜ?なぜ?分析で自己分析をする
  • 研究開発職のなぜなぜ分析
  • なぜなぜ分析から掴んだ軸に沿った就活
  • 面接の場面でのなぜなぜ分析
  • まとめ

今回は、自分にとって良い就職をするためには、自分の価値基準、判断基準など自分自身を正しく認識することが必要です。

自己分析方法の一つとして「なぜなぜ分析」について詳しくご紹介します。ぜひみなさんの就職活動にお役立てください!

良い就職とは

自分にとって幸せな就職を達成するためには、自分にとっての幸せって何なのかの価値基準・判断基準の軸を上手く掴み取って就職活動をしていく必要があります。
ここの価値基準・判断基準が明確でないと、面接やエントリーシートを書いたりするとき軸がぶれてしまい、結局自分は何をしたかったのか、面接で何を答えたかったのかなどがわからなくなってしまいます。
そんなことが起きないよう、価値基準・判断基準から軸を掴んでおきましょう。今回はなぜなぜ分析というものを使って考えていきます。

なぜ?なぜ?分析とは

なぜなぜ分析の方法を考えていくのですが、皆さん5W1Hを知っていますか?

When, Where, Who, What, Why, How この6つが一般的な5W1Hです。

しかし、これから皆さんと一緒にやるのは、5W1Hでも次のように行っていきます。

Why, Why, Why, Why, Why, How 

5回なぜを繰り返して自分にどんどん問いかけていく方法です。この方法はトヨタ自動車の生産改善活動ツールとして使われているなぜなぜ分析というやり方です。

では、なぜなぜ分析がどういう仕事の場面で使われるのかを見ていきましょう。

なぜ?なぜ?分析の事例

例えばシチュエーションとして、ある工場の中で台車を押して荷物を運んでいたところ、転んで5針縫う怪我をしてしまいました。工場の中でこのような事故が起きると、それだけで労災になってしまいます。工場ではこのようなことが再発しないように改善活動をしていく必要があります。

そのときになぜなぜ分析を使います。

なぜ台車を押していたのか→荷物を運ぶため、

ではなぜ荷物を運ぶ必要があったのか→どこにトラックが到着するので他の場所まで荷物を運ぶ必要があった、

それでは運んでいてなぜ今回転んでしまったのか→通路の1か所に配線があり、そこにタイヤが引っかかりその衝撃で荷物が落ちそうになり自分自身もよろけてしまった、

ではなぜそこに配線があるのか…

というようにどんどん質問を繰り返していくことで、物事の本質であったり物事の原因を追究することができます。本質を掴んで原因追究をするといった場面で使用するツールです。

なぜなぜ分析を続けると、最終的には、台車で荷物を運ぶときには荷物が台車から落ちてしまわないように、補助ベルトをつける対策をするとか、配線に転ばないようにスロープ型のカバーをつけるなどの対策や解決策を見つけることができます。

理系の皆さんも研究、実験の場面でも行っていると思います。そもそも本質追究するという姿勢はサイエンスの姿勢ですので、それを自己分析に使っていただければと思います。

なぜ?なぜ?分析で自己分析をする

それでは実際に行ってみましょう

自分に何でもいいので問いを立て、その答えに対してなぜなぜ分析を行っていきます。

その深堀をすることで自分自身の根っこである価値基準・判断基準を掴めるようになってきます。

例えば、自分の好きな言葉や格言があったら思い浮かべてみましょう。

「好きこそものの上手なり」という言葉があります。

では「好きこそものの上手なり」という言葉がなぜ好きなのかな?とに自分に問いかけます。自分自身の今までの体験からして、物事が好きでそれに夢中になるということが自分の成長に繋がるという実感があるし、そういう状態に自分を置きたいという思いがあるので、この言葉が好きだと思うという答えがでます。

そしたらこの答えに対してさらに問いを立てていきます。

ではなぜ成長できる所に身を置いていたいと思いますか?なぜその環境が好きなんですか?と問いを立てます。

なぜなら成長することで世の中で見えているものが広がり自分自身が達成できることが広がり自分の能力が広がっていくことが気持ちがいいからです。
そしてまた、新しい未来を自分でつくっていくということに繋がると思うからです。

このように答えていくと、あなたは自分自身の能力を高めて世の中に対して何かを表現するということや、あるいは、自分自身は成長できるような環境、自分自身が面白いと感じながら成長できる環境を大切に考えているということが掴めてくると思ういます。

なぜを5回繰り返すということが重要です。5回が難しくても今のようになぜを自分自身に色んな問いを立てて答えることをしましょう。
これから企業の会社説明会であったり、インターンシップにも参加していくと思います。そこで自分自身がアンテナの受信機だと思って下さい。
色んな情報を受け取ってそれが面白いと思うか思わないか、興味が湧くか湧かないか、ということが起きてくると思います。
その時になぜ面白いと思ったのかとか、なぜ自分はあまり刺激を受けなかったのかなぜこの会社が自分にとって良さそうだと思ったのかといったように、なぜを繰り返して分析をしていってほしいと思います。

ポイントは、建前ではなく本音でなぜなぜ分析をしていくことです。

研究開発職のなぜなぜ分析

もう1つ事例を紹介したいと思います。理工系の皆さんは大学で実験とか研究とか勉強してますので、研究開発職に就きたいと思っている人も多いのではないかと思います。

それではなぜ研究開発職に就きたいと思っているのかと自分に問いかけてみて下さい。すると色んな答えが自分から出てくると思います。

例えばなぜ研究開発職?という問いに対して、新しいものに取り組んで価値を生み出したいからという答えが出るとします。次に、なぜ新しいものがいいの?や、なぜ価値を生み出したいの?という問いを立ててみると、別に新しくなくてもいいかもしれないと思うかもしれません。新しいものよりも、世の中の役に立つようなものを自分の手でつくり上げたいという気持ちに気がつくことができました。

では、なぜ世の中の役に立つものを生み出したいのか?と問いを立てます。そもそも自分自身の手を動かして物を作ることが好きで、そのつくったものを褒めてもらえてたり、皆に喜んでもらえるのが嬉しいという気持ちがあるからです。

では、なぜ皆に喜んでもらえるのが嬉しいのか?、また皆とは誰か?と質問をします。商品やサービスのお客様の喜びの声を聞けたり、笑顔を見ることで、人の役に立っていると実感できるからという答えが出ます。

ここまで掘り起こしていくと、つまりは、皆というのは幅広目の誰かでよくて、利用者の声が聞けたり、顔が見れる環境の方が重要で自分はやりがいを感じることができるということがわかります。

なぜなぜ分析から掴んだ軸に沿った就活

上記のようななぜなぜ分析を行った人は、もしかしたら、お客様の声とかユーザーと接するのが近い方がいいかもしれないので、研究職よりも技術営業職の方が向いているのかもしれないというように考えられます。

また、例えば電気電子系や機械系の学生で、ものづくりのメーカーに入るとしたら、製品の部品の一部をつくるようなメーカーではなくて、完成品の〇〇分析装置のようなものをつくって提供しているメーカーの方が喜びの声に接することができて良いように思えます。

建築系、土木系の学生であれば大手ゼネコンで、他の協力会社に受発注などの調整をする仕事をするよりも、中堅の建設会社に入り施工管理職として、自分が携わって自分の目の前で建物ができ、完成してから多くの人がその建物を利用しているのを目にすることができる、そんな企業の方が自分にとって良い就職なのではないかと考えられます。

軸をなぜなぜ分析で掴んで、自分にとっての幸せが何かを考えて就職活動を行うことが重要です。

面接の場面でのなぜなぜ分析

なぜなぜ分析は面接の場面でも使えます。面接で自分が想定していなかった質問がくることが多くあります。逆にあまり想定をし過ぎないで面接に臨んだ方が緊張しないということがありますが、軸だけはしっかりと掴んでおくと、想定外の質問にも答えることができます。

例えば、「製造職に配属されたらどういう風に働いてもらえますか?」という質問がきたとき、先ほどの自分自身の軸としてはお客様の事を考えたり、それに接することが喜びだからという軸がある人の答えは次のようになります。

「製造職に配属されたら、自分の工程の後工程の人やお客様に喜んでもらいるように動いていくことを心がけたいと思います。最終的にはお客様に繋がるので、自分より先の工程を意識しながら立ち回っていきたいと思います。具体的には品質トラブルや納期に間に合わないなどといったことがないように、周りと連携しつつ安定的な生産ができるよう方法を学びながら、チームワークを重要視して頑張っていきたいと思います。」

このように答えてもらうと良いのかもしれません。今は価値基準・判断基準に立ち換えて、それを念頭に置くとどうなるかという答え方をしました。メーカーだったらチームワークなどをプラスで、自己PRの+αを盛り込むのも良いでしょう。

まとめ

自分自身の価値基準・判断基準を繰り返し「なぜ?」と問いかけることによって洗い出すことが重要です。

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。