理系就活生にとって、志望する企業が入社するのにどのくらい難易度が高いのかは非常に気になる点です。

この記事を読んでいる理系就活生の方も、自分の志望する企業の入社難易度がどのくらいなのか知りたい方も多いのではないでしょうか?

そんな入社難易度を示す指標の1つとして、「就職偏差値」というものがあります。
今回は、理系の就職偏差値ランキングを活用方法や就活ポイントとともに紹介していきます。

自分の志望する企業の入社難易度を把握したい理系学生の方はぜひ参考にしてみてください。

そもそも就職偏差値とは?

就職偏差値とは、企業の入社難易度を示したランキングのことを指します。

就職偏差値のランキングはインターネット上でもさまざまなものが作成されており、有名なものは「就職偏差値委員会」が作成したものがあります。

この就職偏差値ですが、実は公的な基準を用いて作られているものではなく、多くの就職偏差値は就活生やその他一般の有志によって作られています。
そして、実際に企業を受けた経験から執筆されている場合もありますが、基本的にはインターネット上の情報や口コミなどを参考に作成されています。

そのため、就職偏差値で評価されている部分はあくまで一部分の情報であり、参考程度にとどめた方が良いでしょう。

理系就職偏差値ランキングを紹介

ここでは、就職偏差値ランキング作成で有名な「就職偏差値ランキング委員会」が作成した理系就職偏差値ランキングを紹介していきます。

具体的には以下のようにランクが分かれており、下から上にランクが上がるにつれて難易度も高くなるとされています。

・SSランク
・Sランク
・Aランク
・Bランク

SSランク

まずは最も難易度が高いとされているSSランクの企業を紹介します。
SSランクの企業は以下の通りです。

【70】 IBM(基礎研究)、Google(ソフトウェアエンジニア)、Intel、JAXA

※【】内は偏差値

Sランク

続いてSSランクの次に入社が難しいとされているSランクの企業を紹介します。
Sランクの企業は以下の通りです。

【69】 上位研究所(MRI/NTT持株/豊田中研/鉄研/電中研/産総研)
【68】 上位金融(数理専門)、NHK(放送技術)
【67】 JXエネ、JR東海、Microsoft

※【】内は偏差値

Aランク

続いてAランクの企業を紹介していきます。
Aランクに属する企業も入社難易度は非常に高いとされており、以下の通りとなります。

【66】 ドコモ(中央) 新日鐵住金、INPEX、TV局、武田薬品
【65】 JR東、サントリー、味の素、アサヒ、キリン、東ガス、昭和シェル、旭硝子、ANA(技術)、日揮、三菱重工、第一三共、キーエンス、トヨタ
【64】 JR西、日清製粉、三菱化学、東燃、信越化学、日産、JFE、アステラス、エーザイ、任天堂
【63】JT、電源開発、日清食品、大ガス、中電、出光、住友鉱山、住友電工、JX金属、コマツ、日立(非SE)KDDI、東レ、住友化学、千代田化工、キャノン、ホンダ、JAL(技術)、川崎重工、富士フイルム
【62】ニコン、資生堂、ユニチャーム、東邦ガス、地方電力、関電、豊田自動織機、ファナック、花王、SCE、HP、日本IBM(SE)、NTTデータ、ソニー、三井化学、旭化成、ゼロックス、IHI、明治、三菱マテリアル、三菱電機、デンソー
【61】昭和電工、板硝子、東洋エンジ、NTTコミュ、大手ゼネコン、帝人、JSR、東京エレクトロン、ヤフー、サッポロ、王子製紙、古河電工、三井金属、神戸製鋼、NRI、日東電工
【60】NTT東西、HOYA、ダイキン、日本製紙、コニカミノルタ、富士通(非SE)、住友重機械、カシオ、DIC、大日本スクリーン、宇部興産、積水化学、マツダ、森永製菓、ソニーモバコミュ、クラレ、日産、リコー、パナソニック

※【】内は偏差値

Bランク

最後はBランクに属する企業を紹介します。
Bランクの企業は、入社できれば十分にすごいレベルとされています。
具体的には以下の企業が該当します。

【59】エプソン、ヤマハ発動機、ブリヂストン、テルモ、DNP、凸版、クボタ、日新製鋼 、村田製作所、浜松ホトニクス、日立ハイテク、日立金属、フジクラ、三菱瓦斯化学、東ソー、カネカ、日立化成、住友ベークライト、島津製作所
【58】富士重工、京セラ、オリンパス、オムロン、東芝、NEC、アイシン、ダンロップ、スズキ、大同特殊鋼、DOWA、日本軽金属、トクヤマ、日本電気硝子、三菱レイヨン、日本触媒、日本ゼオン、日産化学、関西ペイント、ブラザー工業

※【】内は偏差値

就職偏差値を活用するメリット・デメリット

ここでは、就職偏差値を活用するメリットやデメリットについて解説します。

就職偏差値は大学の偏差値のように、明確な指標に基づいて作成されているわけではないため、うまく活用する必要があります。

メリット

就職偏差値を活用するメリットとしては、具体的に以下の点があげられるでしょう。

・企業の比較検討材料になる
・選考の難易度を予想しやすい

企業の比較検討材料になる

就職偏差値は、企業への入社難易度を示したものです。
理系学生の場合は、自分の研究分野をピンポイントで活かせる大手企業を見つけるのは、なかなか難しいでしょう。

そのため、同じ業界の企業を比較検討する際には就職偏差値を目安として使うことをお勧めします。
理系学生の場合でも、複数の企業に応募するケースも多いため、自分の中での優先順位をつける上でも役立つはずです。

選考の難易度を予想しやすい

選考の難易度を予想しやすいというのも就職偏差値活用のメリットと言えます。

理系の就職偏差値を上位から見た場合、応募職種に関する専門知識があるのは当然として、英語で論文を読んだり執筆したりできるかも選考に影響してきます。

そのため、採用選考の内容を予想する上でも就職偏差値を目安として活用できます。
特にSSランクやSランクに属する企業を狙う場合は、グローバルに展開している企業も多いため、英語を取得しておけば採用選考でも有利に働くでしょう。

デメリット

就職偏差値にはメリットがある一方でデメリットも存在します。

具体的には以下の点がデメリットとして挙げられるでしょう。

・内定だけが目的になりやすい
・内定が取りにくくなることも

内定だけが目的になりやすい

理系の就職偏差値のランキングをみてみると、誰もが知っている有名企業が数多くランクインしています。
こうした就職偏差値だけを参考に企業選びをしてしまうと、就職後にどんな仕事をするのかではなく、大手企業に内定を取ることだけが目的になりやすくなってしまいます。

そして理系学生は開発職や研究職での採用が多いため、自分の専門としている研究分野と志望した企業との間にミスマッチが生まれると、成果を上げにくくなってしまいます。
そのため就職後の業務や環境が想定していたものと違い、やりがいを感じにくくなってしまう可能性もあるため注意が必要です。

内定が取りにくくなることも

就職偏差値のランキングに載っている有名企業ばかり受けていると、当然入社難易度の高い企業が多いため内定が取りにくくなる可能性があります。
こうしたリスクもあることも十分に理解しておく必要があるでしょう。

就活を長期間していて内定がゼロの場合、精神的にも不安定になってしまいます。
就職偏差値に乗っている企業ばかりでなく、自分の研究分野とマッチしていたり、自分の理想とする労働環境が得られるかという視点からも、企業選びを行うことをおすすめします。

より高いランク企業に受かるためにすべきこと

ここでは就職偏差値であげられている企業のような、入社難易度の高い企業に受かるためにすべきことについて解説していきます。

具体的には以下の点に注意して就活を行った方が良いでしょう。

・企業への志望理由を明確にする
・企業で貢献できることを明確にする

企業への志望理由を明確にする

まずは企業への志望理由を明確にしていきましょう。

上位企業は知名度も非常に高いため、とりあえずエントリーしておこうという就活生も多数応募します。
そうなると受験人数が多くなるため、志望動機がありきたりな場合エントリーシートの段階で落とされてしまう可能性があります。

また各社が独自の技術を持っているため、ランキング上位に載っている企業は高い専門性を有しており、自社の技術が社会にも大きく影響を与えています。
同業他社との技術的な違いを押さえた上で、なぜこの企業に関わりたいのかという部分が明確でないと、企業に必要な人材であることをアピールすることができません。

そのため明確な志望動機を準備し選考に臨むことが必須と言えます。

就職エージェントの活用

就職エージェントを活用することも、高いランクの企業に受かるためには重要となります。

特に理系学生に特化した就職エージェントでは、通常の就活対策のサポートに加え、自身の研究内容に価値を感じている企業を紹介してもらえます。

理系学生の場合、研究室の人脈を使って就職先を探す場合も多いでしょう。
しかし、就職エージェントの場合は会社として理系学生の就活をサポートし、企業の採用動向を常にチェックしているため、幅広い提案をしてもらえる可能性があります。

就職エージェントを活用することで、 入社難易度の高い企業に内定できる確率が上がるのはもちろん、自分でも気づかなかった最適な企業を見つけられる可能性もあります。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

就職偏差値は理系学生にとって、志望企業がどれくらいの難易度か把握するのに目安となります。
しかし、就職偏差値だけを参考としてますと、内定が目的化してしまい、自分の理想とする業務や環境とのミスマッチが起きる可能性もあります。

あくまで就職偏差値は企業を選ぶ目安の1つとして考え、多角的な視点から企業選びを行なっていきましょう。