【22卒向け】コロナ対応版!理系就活の基本対策マニュアル

22卒理系学生向けに、就職活動のスケジュールや業界・企業の動向について解説しています。
ぜひ就職活動の成功のためにお役立てください!

目次

  • コロナ禍における22卒理系就活への影響
  • 理系22卒の就活予想スケジュール
  • コロナの影響下でも出来る理系就活対策
  • まとめ

航空業界大手2社をはじめとした日系企業が21卒の新卒採用を見送るなど、コロナショックによる就職活動への影響が懸念されています。

共同通信のアンケートによると、21卒の新卒採用を減らすと答えた企業は全体の約26%に上りました。採用面接のオンライン化や就職説明会の中止など、先輩方の就職活動状況をみて、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、22卒の理系学科出身の皆さんに向けて、新型コロナウイルスの影響下における企業の採用動向やスケジュール、就活対策などの最新情報をまとめました。

参考
https://mainichi.jp/articles/20200517/ddm/010/020/027000c

コロナ禍における22卒理系就活への影響

現時点で、22卒の理系就活にどの程度影響が出ているかについて、企業の採用動向などを交えて解説します。

コロナ影響下での22卒理系企業の採用動向

現状、22卒の理系新卒採用については、全体的な傾向として企業側のスケジュールに大きな変更はみられません。現状では当初の予定に対し、採用活動自体を後ろ倒しする企業は少ないといえます。

経済産業省がまとめた理工系人材需給状況に関する調査によると、平成29年度の採用予定人数に対する採用実績数は、全体で6.8%減となっており、特に機械工学、電力、土木工学の分野において人材不足の傾向が強いと報告されていました。

IT業界においても、2030年には約59万人のITエンジニアが足りなくなると予想されていて、22卒においても各企業が人材確保に対して積極的といえます。

就活市場全体をみると、コロナ禍の影響で21卒以降は買い手市場の傾向が強まりつつありますが、依然として優秀な理系人材は不足しており、その需要が大きいことがわかります。

参考
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180420005/20180420005-2.pdf

面接やインターンのオンライン化

コロナの終息が見えない以上、面接やインターンのオンライン化は今後も継続することが予想されます。

採用マーケティングを行っているイグナイトアイのアンケートによれば、企業の担当者と一度も直接会わずに内定を得た21卒理系の学生は、回答者全体の35%にも上りました。

会社説明会はオンライン、グループワークや一部インターンについては直接面談など、部分的なオンライン化が常態化する可能性も考えられます。

参考
https://note.com/thinkings/n/nc1c24b487fd4

採用活動の前倒し傾向はさらに強まる

来年度オリンピック開催の可能性やコロナの第2派などを懸念して、企業側、学生側ともに採用活動の前倒し傾向は強まるものと予測されます。

エンカレッジ調べによると、22卒の学生の半数以上は、2020年4月の時点で何らかの就職活動を始めているとのデータもあります。

参考
https://cheercareer.jp/recruit_blogs/article/3

セミナーやインターンの募集はすでに始まっており、人気の夏インターンなどはすでに席が埋まって締め切られています。

まだアクションを起こしていない方は、できるだけ早めに就活へ向けての行動を起こすようにしましょう。

理系22卒の就活予想スケジュール

夏・冬インターンや業界講座について

22卒向けの夏インターンは、オリンピック延期などへの懸念もあり、全体的に縮小傾向です。

首都圏では会場の確保が困難となるため、オンラインでの開催か、日程や募集枠自体を縮小している企業もみられます。

パナソニックや東芝など、既に募集を締め切っている大手企業もありますが、夏インターンを実施しない企業の中には、開催時期を秋にずらす企業もあります。

秋インターンや業界講座を視野に、興味のある業界の情報はしっかりチェックしておきましょう。

冬インターンは就活本番時期ということもあり、競争率が高くエントリーシートの通過率が厳しくなりますが、採用に直結する確率が高いといえます。

第一志望企業の冬インターンの前に、何度か同業界でのインターン経験を積んでおくことをおすすめします。

<H3>内定時期は業界によって異なる

採用活動の解禁は3月、内定は6月以降が一般的といわれていますが、解禁前に内々定を出す企業も多く、実際の内定時期についても業界によって大きく異なります。

2020年3月時点で、21卒理系学生の内々定率は19.8%でした。コロナの影響により就職活動ができている学生が74.8%と例年を大きく下回る中、それでも2割の学生が採用解禁前の時点で内々定を獲得しているのが現状です。

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000489.000013485.html

IT業界の就活スケジュール

IT業界は、基本的に内定出しが早い企業が多い傾向にあります。

IT企業はスタートアップ企業が多く経団連に所属していない中小企業が多く存在するためです。

3月情報解禁、6月選考解禁のルールに沿う必要がないため、早い場合は前年の12月~2月にかけて内々定が出る場合もあります。

4月には採用者数の席が埋まり、エントリーを締め切る企業も出始めるため、IT業界を志望する場合は特に早めの行動が必要となります。

メーカーの就活スケジュール

大手製造業は3月の情報解禁から本選考を開始し、6月に内定を出す一般的なスケジュールに沿っています。

ただし、中小メーカー等は秋・冬のインターンや企業セミナーから採用活動がスタートし、1月~3月頃に早期選考による内々定が出ることもあります。

外資系メーカーは日系企業と異なり、夏インターンシップから選考が始まり、特別選考枠を設けて内定を出す企業も多く存在します。

志望するメーカーの業界や企業規模、専攻している学科でも選考の状況は異なります。

情報収集をかかさず、インターンシップや業界研究講座にはなるべく参加するよう心がけましょう。

土木・建築業界の就活スケジュール

建築業界の内定取得率は、例年5~6月時点で5割を超えています。

メーカー同様、インターンシップからの採用枠も多く、エントリーの時点で企業分析を終え、企業側の求めるスキルや人材像を把握している必要があります。

ゼネコン関連はOB・OGや研究室経由での経路が強い傾向にあります。

施工管理に関する募集が多く、設計は院卒採用が中心。3月~4月が内定のピークになるため、秋~冬にかけてが就職活動の本番といえます。

コロナの影響下でも出来る理系就活対策

早い段階で企業との接点を作っておく

なるべく早い段階で、企業との接点を作っておくことは非常に重要です。

今後コロナウイルス感染が二次拡大した場合、予定されていたセミナーや説明会が中止になる可能性も否定できません。

現に、今年3月の新卒採用解禁日を焦点に就職活動をしていたところ、感染拡大によって身動きが取れなくなった21卒の方もいらっしゃいます。

解禁日に先んじて、業界講座などの接触機会を設ける企業は多い印象です。

ジョブマッチング面接をオンラインで実施する企業も増えており、移動コストの不利が無い分、地方大学の学生にとってはチャンスともいえます。

他にも、セミナーの募集やOB、OGとのWeb面談など、少しでも企業の方と接する機会があれば積極的に参加するようにしましょう。

情報収集力は必須!希望する企業・業界のトレンドは常にチェック

理系学生が抱える基本的な状況として、人脈や就職先が自身の選考する分野に偏りがちといえます。

同じ研究室内、学部内では同じような情報しか得られないため、選択肢を広げるためには能動的な情報収集が欠かせません。

セミナーや業界講座など、少しでも企業との関係が作れそうな機会を見つけたら、積極的に参加することをお勧めします。

研究室に所属している理系学生の方は研究と就活の両立で忙しいとは思いますが、1日15分でもいいので、就活や就活方法に関する情報をチェックするようにしましょう。

技術面接に向け、研究テーマを概要書を用意

研究概要書は、自分の研究内容を企業の採用担当者にアピールするために必要な資料です。

技術面接やジョブマッチング面接で必要になる機会も多いため、あらかじめ概要を作っておくことをお勧めします。

おさえておくポイントとしては、「大学や学会での研究発表とは異なる」点です。

説明する相手は企業の採用担当者です。同席する人事の方などは理系出身者でないこともあるため、専門用語は使わず、なるべくわかりやすい言葉で作成しましょう。

研究結果だけではなく、研究を通して得た学びや、可能であれば志望先の企業にどう生かせるかまで盛り込めると好印象です。

オンライン選考対策は事前の準備が重要

オンライン選考は、対面での選考と比べてどのような点が異なるのでしょうか。

最も重要な点は、オンラインWebツールを使った会話に慣れておくということです。

Webツールでの会話は「相手の目線=デバイスのカメラ」です。カメラが画面の上位置についている端末の場合、相手の顔や胸を見ながら話すとうつむきがちに見えてしまいます。

意識してカメラを注視するように心がけましょう。また、目の前に相手がいない状況は集中力が途切れやすく、つい無表情になりがちです。

カメラの向こうにいる担当者に暗い印象を持たれないよう、表情と声のトーンにも気をつけてみてください。

オンラインワークショップ等で提出書類や発表資料の画面共有などが求められる可能性もあります。

また、疑似背景の設定や逆光の調節などの確認も必要です。それぞれのWebツールについて、基礎的な操作方法には慣れておくことをおすすめします。

デバイスについては、画質や安定性を考えるとパソコンが望ましいですが、スマホでも問題ありません。

ただし手持ちではなく必ず固定し、面接官や企業担当者の方が対面になるように配置してください。

上記での紹介は一例ですが、このようにオンラインでの選考は対面とは異なる点が多く、事前準備は必須となります。

友人やご家族へ協力をお願いし、何度か模擬面接を行ってみることをおすすめします。

なお、服装や身だしなみについては、対面の面接と変わりません。自宅から参加の場合でもスーツを着用し、髪型や身だしなみをしっかり整えるようにしましょう。

まとめ

22卒理系学生向けに、就職活動のスケジュールや業界・企業の動向について解説しました。

コロナの影響は強く、採用中止や内定取り消しなど暗いニュースも続いていますが、幸い理系市場にはまだ、そこまで深刻な影響が出ていない印象です。

一方で採用の前倒しやオンライン選考の積極的な導入など、企業側の採用システムには大きな変化があり、仮にコロナが終息したとしてもその影響が残る可能性は高いといえます。

情報収集と能動的な行動が重要です。

皆さんが就職活動を成功させるために、この記事が少しでもお役にたてば幸いです。

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。