こんにちは。理系就活情報局です。

ESを作成する際や面接でうまく自分をアピールするにはどんなことが必要でしょうか?

自分の意気込みや経験、将来像、企業のリサーチから自分が思ったことなど、多くのことがあるかと思いますが、一気に全部考えるのは難しいかもしれません。

今回は、理系就活生が自己PRを書くときに知っておきたいアピールポイントや構成、例文、深掘りする方法まで、わかりやすく紹介していきます。

これから自己PRを作成する理系就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください!

理系が自己PRでアピールできること

理系が自己PRでアピールできること

自己PRを作成するために、まずは理系就活生がアピールできるポイントを把握するところから始めましょう。

専門性・研究

理系が自己PRでアピールできること1つ目は、専門性・研究です。

企業は、理系就活生を採用するにあたって、「専門性」に期待しています。

専門分野が仕事内容に直結している研究開発職などの募集では、大学で研究していたことを活かして、即戦力となることが望まれていると言えるでしょう。

論理的思考能力

理系が自己PRでアピールできること2つ目は、論理的思考能力です。

社会では、理系就活生が思っている以上に、論理立てて物事を考えるスキルが求められています。

その点、研究を通してトライ&エラーをくり返してきた理系就活生は、日常的に問題解決に向けて思考を巡らせています。

理系の素養である論理的思考力は、幅広い職種でアピールできるポイントです。

粘り強さ

理系が自己PRでアピールできること3つ目は、粘り強さです。

コツコツと一つのことに取り組む粘り強さは、研究で培われます。

研究は日々の積み重ねが大事ですが、毎日しているからといって、必ずしも上手くいくわけではありません。時には失敗が続いてしまったり、期待した結果が付いてこなかったりします。

そんな状況にも負けずに研究に向き合い続ける粘り強さは、就職後も役立つ素養です。

一つのことに向き合い、諦めない勇気は、誰でも持てるわけではありません。しっかりアピールしてみましょう。

情報収集力・情報分析力

理系が自己PRでアピールできること4つ目は、情報収集力・情報分析力です。

理系就活生は、研究生活において、実験のためにデータを取り、分析・解析することをくり返します。

このように必要な情報を見極めて収集し・分析するスキルは、あらゆる業界で活かせます。

現代社会では、さまざまな決定が分析されたデータをもとに下されています。

理系就活生が持つ情報収集力・情報分析力は、社会的なニーズも高く、幅広い業種から求められているスキルです。

「理系としては当然」と思わずに、自分の能力をアピールしてみましょう。

自己PRの構成

自己PRの構成

自己PRの構成は、とてもシンプルです。

自己PRでは、以下の3つのポイントから文章を作っていきましょう。

結論

まずは、結論を簡潔に伝えることで、採用担当者の興味を惹きましょう

「私の長所は、◎◎◎です」とストレートに要点を伝えることで、採用担当者はあなたに興味を抱き、文章の続きが気になります。

冒頭で結論を把握できるので、文章の着地点を見失わず、内容が印象に残りやすくなるというメリットもあります。

結論はできるだけ短く、端的に言い切ることで、採用担当者の心を惹きつけましょう。

エピソード・経験

採用担当者があなたに興味を抱いたところで、次は結論の根拠となるエピソードや経験を説明しましょう。

具体的なエピソードを語ることで、採用担当者は最初に示された結論に納得します。

より話に説得力を持たせるためには、抽象的にならないよう、わかりやすく伝えるように心がけると良いでしょう。

具体性は、いつ・誰と・どこで・どのようになどの内容を盛り込むことで、補強されていきます。また、「最初は◎%だった結果が、◎◎%にまで達した」など、数値を入れることもおすすめです。

仕事に活かせるポイント

最後は、ここまで述べてきたあなたの強みを、入社後にどのように活かせるのかを説明して締めくくります

最後に、あなたが「企業が求めている人材である」とアピールしましょう。

企業が求めている人物像とあなたの強みを結びつけ、どのように貢献していきたいかを伝えれば、採用担当者は入社後のあなたの姿を思い描きやすくなります。

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【専門別】理系の自己PRの例文とアピールポイント

【専門別】理系の自己PRの例文とアピールポイント

機械系学生の自己PR例文

私には、地道に継続していく粘り強さがあります。

この強みは大学の研究で、毎日条件を変えてくり返し実験を行う中で身につけました。

私は、既存製品に最先端の技術をどのように応用して、より高性能な新製品として市場に出すことができるかにこだわって、研究に取り組んでいます。

まずは幅広く市場を分析し、実現性の根拠となるデータを集め、製品化した場合の効果をまとめました。また、緻密な計算やテストを細かく行い、新技術を搭載した◎◎◎の制作に励みました。

貴社は、多くの自動車メーカーを支える老舗部品メーカーであり、新技術を積極的に取り入れた商品開発を行っています。貴社は今後、海外にも事業拡大していくとHPで拝見しました。

私は、自分の作ったものを世界に届けたいという夢を抱いています。貴社に入社後は、世界で使われる部品を設計するのが目標です。そして、貴社製の部品をさらに発展させて、世界中に届けたいと考えています。

◎アピールポイント

CADや製図についての知識・実際に物ができるための工程・ユーザーのニーズを理解するマーケティング能力・ロボコンやカートレースなど、実際の物と向き合った活動経験 など

情報系学生の自己PR例文

私の強みは、計画性です。

現在私は就職活動をしていく中で、スマホと手帳を併用したスケジュール管理を徹底しています。

スケジュール管理を意識するようになったのは、「大学の研究とバイトとボランティア活動を両立するためには、感覚ではなく複数のツールに頼った時間管理が必要」と気づいたからです。

一つひとつの事柄を分単位で管理することで、どれもおろそかにすることなく、効率的に取り組めるようになりました。また、スケジュール管理をしていても、時には予定通りできないこともあります。そうした時に、すでに決まっているスケジュールの中で予定を組み替えるなど、臨機応変に対応できる力も身に付いたと感じています。

私のこの強みは、様々なアプリを開発している貴社の業務でも役立つと考えています。複数のタスクを納期内に効率的にこなしながら、柔軟にスケジュール管理を行うことで、主体的に行動できるシステムエンジニアとして、貴社に貢献したく思います。

◎アピールポイント

セキュリティや遵守すべき法規といったモラルの知識・アプリ開発からサーバー保守、システム構築からデータベースの管などの専門性・パソコンやネットに関する趣味領域 など

電気系学生の自己PR例文

私の一番の強みは、ロボティクスやセンシング技術を学び、「人に寄り添う生活ロボット」の実機開発を経験してきたことです。

私は、電気や技術は目に見えるものではありませんが、それが実際に触れる形になったのがロボットであり、人に寄り添うことで、ロボットの価値が創出されると思います。また、近い将来、電気とモノによって作られたロボットは、人の生活を支えるライフラインの一つになると考えています。同時に、少子高齢化が進む中で、どんな年代・性別・趣味の人であっても、スムーズに生活を送れるようサポートするロボットの重要性を感じてもいます。

その第一歩として、私は人にとってロボットが身近な存在になるよう、センシング技術を活用して開発を進めてきました。まだ開発途中ではありますが、人と目を合わせたり、移動したりするときの仕組みにはこだわり、少しずつ理想に近づきつつあります。

貴社の研究開発部門で、これまでの経験を活かして、ゆくゆくは人の生活に馴染むパートナー的存在となるロボットを生み出すことが、私の目標です。

◎アピールポイント

必要な資格や知識の理解・人の役に立ちたいという奉仕の心・ロボコンなどで電気工作を行なった経験・今後も必要とされていく「電気」という資源の将来性 など

自己PRを深掘りする方法

自己PRを深掘りする方法

これまで、「理系が自己PRでアピールできること」から「【専門別】理系の自己PRの例文とアピールポイント」まで解説してきました。

これから志望動機を書く理系就活生に向けて、最後に自己PRを深掘りする方法を紹介します。

行動を起こした理由を明確にする

自己PRで取り上げる経験やエピソードを決めたら、次は「なぜその行動を起こしたのか?」という疑問を自分自身にぶつけましょう

印象に残る=PRになる経験をしたのであれば、何かしらのアクションを起こしているはずです。なぜ行動したのかを考えていけば、おのずと、自分がいったいどんな価値観の下に行動しているのかが見えてきます。

たとえば、コールセンターのアルバイトで「クレームの履歴を詳細に取り、お客様の反応別のマニュアルを作成した」のであれば、「みんなが困っていることを見逃さず、お客様の満足度も上がる業務改善をした」=「誰かのために役立つことをしたい」「課題解決のために尽力するのが好き」といった価値観を見いだせるでしょう。

行動を起こした理由をひもとけば、企業にアピールできるあなたの強みが明確になります。

課題の解決法を振り返る

次に、ピックアップしたエピソードや経験の中で生じた課題を、どのように解決したかを整理しましょう

まずは自分がどんな課題にぶつかったのかを書き出して、その課題をどのように解決したかを説明してみてください。

課題の解決法を提示することで、入社後に壁にぶつかったときの対処法や、問題解決能力をアピールできます。

成果や経験から得たものを明確にする

最後に深掘りするポイントは、成果です。

自分が出した成果や経験から得たものを明確に述べてください。

成果や経験は、可能であれば数字などのわかりやすいデータで示せると、なお良いでしょう。

具体的な数字がない場合は、その成果が自分にとってどんな意味を持つのかを言語化してみてください。

成果を示すときには、「自己PRを読んだ採用担当者が、自分を企業に貢献できそうな人材だと判断するだろうか?」という視点に立ち、くり返し読み返して確認することをおすすめします。

まとめ

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