投稿者情報         
ニックネーム: Giraffe
大阪大学大学院/工学研究科/21年

選考企業情報      
企業名(正式名称): セコム株式会社
職種: 研究
最終選考結果: 最終選考通過(内定)

本選考エントリーシート(ES)

エントリーシート提出期日: 6月17日

提出方法: マイページ上

質問: セコムに興味を持った理由、セコムでやりたいこと(200文字以内)

回答      
採用担当の方よりオファーをいただいたことをきっかけに、貴社について調べた結果、セキュリティに限らず様々な角度から社会全体の安全・安心を追求されている点に興味を持ちました。
私はセンシングの研究の経験を活かし、特にソフトウエアの観点からシステム全体を支えたいと考えています。オンラインで行えることを拡大し、例えば医療においては、処置や手術以外は全てオンラインで行えるようにしたいと考えています。

質問: 研究内容(300文字以内)

回答      
布電極を用いた発汗の計測に取り組んでいます。近年、熱中症の患者が増加しており、自宅で発症するケースも多いことから、日常生活下での早期発見が求められています。
最近ではウェアラブルデバイスや導電性の繊維素材により生体信号を計測するシステムが注目されていますが、対象とする信号が心拍などに限られています。
熱中症の指標となる発汗は水分量や塩分濃度といった化学信号であり、これらをモニタリングすることが重要です。
そこで、一般的な布素材に銀電極を塗布した電極を使用することで、そのインピーダンス変化により発汗の有無を検知することができました。
現在は、水分量と塩分濃度を区別して計測する手法を検討しています。

質問: 特にアピールしたい経験/知識/技術(200文字以内)

回答      
プログラムによるデータ解析の経験があります。学部の卒業研究では、フレキシブル電極シートを用いた心電図計測に取り組んでいました。
しかし計測系へのノイズ混入が多く、おもに運動時などに高精度の心電図を得られませんでした。
そこで、Pythonによりフィルタ処理と差分計算を行いグラフ化するプログラムを作成し、これによりノイズを除去することができました。また、テンプレートマッチングを行い心拍間隔を計算しました。

質問: 留学、ボランティア、課外活動などの経験(200文字以内)

回答      
まず、部活動として学部の3年間、落語研究部に所属していました。
落語の練習を通じて、コミュニケーション力を改善することができました。自分で寄席を企画した経験もあります。
次に、アルバイトとして個別指導の学習塾に5年間勤務していました。通常の授業の他に、受験生に向けた演習会にも尽力しました。
また、電機メーカーのインターンシップに2週間参加し、ソフトウエア開発とハードウエア設計の実務経験があります。

質問: 自己PR(学生時代、力を入れて取り組んだこと等)(200文字以内)

回答      
私は、実現可能な解決策を検討し実行することができます。落語研究部の引退公演の際、今まで寄席を開いたことがない地域で開催することとなり、集客の面で不安が生じたため、チラシの配布について提案を行いました。
例えば配布する地域を増やし、これまでに私達の寄席を見に来てくださった固定客への周知を徹底しました。
その結果、客数は前年の2倍以上となりました。地道な作業の積み重ねが成果に直結すると考えています。

各質問項目で注意した点   

研究職への応募のため、研究内容については簡潔に説明できるよう修正を重ねた。

結果通知時期: 当日中

結果通知方法: 電話

本選考体験談

 選考概要               

選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?             

TECH OFFEEを通じてオファーがあり、セコムの事業内容がセキュリティに限らず医療分野などにも広がっており、かつ先進技術の研究や社会実装に熱心な風に感じた。
研究室の先生方とも話をし、セコムがいい会社だと聞いたため志望度が一気に上がった。       

どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?     

自分が研究で得た経験を活かせるかどうか。例えばIoTの活用などに力を入れている企業を中心に検討した。家電メーカーやIT企業も受けていた。  

             

他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?         

IoTをいち早く取り入れるなど、先進技術の社会実装に力を入れているところ。また、様々な観点で社会の安全安心に寄与しているところ。           

選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?

応募は「研究・開発コース」で、IS研究所と開発センターが同じ流れになっている。   

選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。  

研究か開発かの希望はエントリーシートや一次面接の中で聞かれる。エントリーシートでは第1希望が研究、第2希望が開発と答えていたが、正直迷っていた。
一次面接では明確に答えられなかったが、影響はなかったと思う。2次面接以降は「研究」を第1希望であるとアピールしたと思う。          

あなたが受けられた選考フローについて教えてください。  

エントリーシート→WEBテスト(SPI)→一次面接→WEBテスト(TAL)→二次面接→三次面接 

この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。             

研究室の先生方と相談し、志望動機や具体的に興味がある研究部門について適切に説明できるようにした。一度文章にして、それを先生方に直してもらっていた。
その際、自分のこれまでの生活について、高校時代から掘り下げを行った。例えば、なぜ物理を選択したか、今の研究室に入ろうとおもったきっかけなどを議論した。       

各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。     

二次面接では小学校のころから聞かれたため、その時から掘り下げをすべきだった。今の研究や専攻につながることだけでなく、学生生活全体を通じて自分の性格を分析する必要があったと思う。   

この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。         

セコムは、研究・開発が安全で快適な社会に直結するところだと思います。
研究所については入社後に配属が決まるようですが、気になっている部門などを研究し、どうして興味を持ったのか詳しく説明できると良いと思います。強い気持ちを持って臨んでください!      

     

 WEBテスト/筆記試験       

テスト方法: WEBテスト  

          

実施時期: 6月17日     

実施場所: 自宅           

    

試験時間: 1時間            

形式: SPI         

試験科目: 能力検査(言語・非言語)、性格検査 

               

対策方法: 以前に受けた結果を使い回したため、ここで特に対策はしていない。   

    

結果通知時期: 単独では結果通知されず、一次面接で加味される。

               

結果通知方法: その他

   

 一次面接               

面接名: 一次面接  

         

実施時期: 6月24日     

面接時間: 1時間           

 

面接会場: WEB           

   

面接官の人数: 2人        

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など): 
研究所の社員(1人は採用担当)。中堅以上だったと思う。 

      

学生の人数: 1人            

会場到着から選考終了までの流れ: 
V-CUBEを使ったWEB面接。最初に企業側の映像が映らないトラブルがあり、10分程度ロスがあった。 

     

質問内容: 
・志望動機(企業研究の結果)
・研究内容に関する質問
・希望職種について(研究か開発か)
・逆質問
エントリーシートと履歴書(面接までに郵送)の内容に沿って質問される。
志望動機は、企業研究の結果などを中心に求められた。

雰囲気: 特に悪い印象は持たなかった。しっかり会話できたと思う。           

注意した点・感想:        
志望動機については、エントリーシートを提出した後に研究室の先生方と相談して修正したため、ESに記載した内容とは少し異なっているが、結果として自分のユニークな点を評価してもらうことができた。
逆質問では社内の雰囲気を聞いた。セキュリティをメインに扱う企業ということもあり、真面目なイメージを持っていた。実際もほとんどそのようだが、研究所については少し緩いというお話を伺った。

結果通知時期: 1週間以内   

         

結果通知方法: 電話   


    

 二次面接               

面接名: 二次面接   

        

実施時期: 7月6日     

   

面接時間: 1時間      

      

面接会場: WEB         

     

面接官の人数: 1人        

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など): 
人材採用部の方。ベテランのようだった。       

学生の人数: 1人            

会場到着から選考終了までの流れ: 
開始5分前にweb面接の暗証番号・パスワードがメールで送られる。面接時間の目安は50分と案内された。       

質問内容
・研究内容に関する疑問
・自分のバックグラウンドの掘り下げ(小学校・中学校・高校時代のことも質問された)
・オファーを受けて応募を決めた動機(オファー型の求人サイトを通じて応募したため)
・興味のある研究部門
・自分の長所・短所
・逆質問   

雰囲気:               
面接官の方も自分の説明に大きく反応してくださり、自分も熱が入ったように思う。盛り上がったという印象がある。       

注意した点・感想:        
面接を受ける環境について要求があり、無理そうなら別途相談することになる。スマホの使用・マイク付きイヤホンが必要。(※面接官が研究所の方だった一次面接と三次面接ではそのような要求は受けなかった)「興味のある研究部門」の項目は、研究室の先生とも相談し内容を詰め、説明練習を重ねた。               

結果通知時期: 2~3日以内         

  

結果通知方法: 電話       

 三次面接               

面接名: 三次面接    

       

実施時期: 7月15日    

 

面接時間: 1時間        

    

面接会場: WEB         

     

面接官の人数: 3人        

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など): 
一次面接と同じ2人、研究所の所長   

学生の人数: 1人            

会場到着から選考終了までの流れ: 
最初の5分で、画面共有のチェック(このときは、面接官は1人)その後、残りの面接官2名が入り、研究内容のプレゼンを20分程度。 

質問内容:        
基本的に、研究内容に関する質問やアドバイスのみであった。プレゼンの途中でも質問が入ることがあった。
プレゼンに入る前に、貴社のどこが面白いと思ったかについて説明したが、このほかには志望動機系の質問はなかったと思う。       

雰囲気: 
研究内容に関する質問は他社でも受けたが、それ以上に深い議論ができたと思う。研究職という職種の雰囲気を感じることができた。 

      

注意した点・感想: 
研究内容のプレゼンの時間が長く、今までの研究室内の発表や学会発表でも20分は経験していなかった。
学会のスライドの内容や、他社の面接の際に作成し先生方にも確認してもらった研究内容の紹介資料の内容をベースに、より詳細で、噛み砕いて説明できるよう心がけた。   

    

結果通知時期: 2~3日以内           

結果通知方法: 電話       

 内定後   

内定時期: 7月17日     

承諾検討期間: 電話を受け取った後すぐに承諾したため、検討期間は不明。   

            

承諾/辞退: 承諾    

         

承諾/辞退理由: 事業内容や商品・サービス        

       

承諾/辞退理由の詳細: 自分が企業選びの中心にしてきた社会貢献度が特に高そうに感じたため。               

内定後の課題の有無: 今のところ内定者向けの課題はない。           

内定後の拘束: 今のところない。               

内定後の研修など: 今のところ案内されていない。               

内定者の数: 研究所の内定者は分からない。     

          

自分以外の内定者の所属大学: 分からない。         

    

自分以外の内定者の属性(体育会、学生団体、留学、長期インターン、ボランティアなど): 分からない。

       

希望通りの職種や配属先でしたか?(選考中に確認があった場合): 希望通りだった。