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INTERVIEW

TECH OFFERを利用して、内定を獲得した先輩の声を紹介します。

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INTERVIEW

【龍谷大学の理系学生】TECH OFFERのおかげで逆転就職!

N.A.さん

龍谷大学
半導体業界のリーディングカンパニー

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龍谷大学の理系学生の就職活動|遅い就活でも自分の学びを活かせる企業へ就職

―初めまして!本日はよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします!
―早速ですが、軽く自己紹介をお願いできますか?
はい、出身は京都です。
趣味は映画を観ることです!洋画が観るのが好きで色々なジャンルのものを観ますね!
大学の頃は陸上部に所属していて、高跳をずっとやっていました。高さで言うとギリギリ2m届かないくらいまでは飛べます(笑)
中学の時に監督から高跳びをやれと言われてそのまま高跳びをすることになりました。高跳びは中学から続けているので高跳び歴は10年になりますね(笑)
―すごく長く続けられているのですね!
では、就活についてお伺いしたいのですが、就活の流れを軽く教えていただけますか?
私は有機化学の研究室にいたのですが、その研究室は研究が一番で、研究を休むと怒られるような厳しい研究室でした。
ですので、就活を始めたのは結構遅かったです。
インターンには夏も冬も行けていません。ただ、学部の3年生の時に単位になる授業の一環で学外実習のような形で2週間、企業で職業体験ができる授業があり、それを履修していました。
本格的に就活を始めたのは、2月末の解禁直前に焦ってナビサイトなどに登録しました。それまでは企業研究なども出来ていない状態でした。
最初3月に10社くらいに出して、6月くらいにもう10社ほど出したので、全部で20社ほど受けました。TECH OFFERから受けたのは後半の6月くらいからで3社受けました。
最初に内定が出たのは6月の中旬から下旬くらいでした。
―そうだったのですね。
学部3年の時のインターンではどんな企業に就業体験に行ったのですか?
その授業の派遣先で、希望すれば海外の企業にも行けたので私は海外を希望しました。実際に就業体験をしたのはアメリカの東海岸のサンノゼというシリコンバレーのあたりの金属のはんだというペーストを取り扱っている企業でした。実際の業務としては、工場でラベルを張ったり、品質の検査をしたりしました。
大学から各企業に行くのは1人ずつでしたので、とても緊張しました。
ずっと海外に行ってみたいという思いはあったのですが、長期間部活などを休んで海外に行くことはできませんでした。しかし、インターンで海外に行くといえば、悪びれることなく海外に行くことができたので、海外の企業を志望しました。
―とても貴重な体験ですね。
3月からはどんなことから始めましたか?
そうですね。最初はとりあえず情報を集めようかと思って、合同説明会などに参加しました。企業は技術系、研究系に絞ってみていました。まずは何もわからなかったので、自分の研究にあっている化学系の業界をみていて、繊維系のメーカーや消毒液などをつくっている化学系のメーカーなどを中心に企業研究をしていました。
―他に企業を選ぶうえで気にしていたことはありますか?
どちらかと言えば、大企業を狙っていました。
龍谷大学は関西の大学なので、関西に行けば知っている人は多いと思うのですが、やはり関東だと全然知られていなくて、ネームバリューがないので大企業を狙うのは厳しかったのです。しかし、とりあえず出してみようということで、大企業にも書類を提出していました。
大企業が良かったのは、やはり収入は多い方が良かったので、なるべく大きい企業をみていました。
―そうだったのですね。
3月から全部始めたということで時間がなかったと思うのですが、自己分析はどのように行っていましたか?
自己分析は、マイナビなどのホームページにある一問一答で何となく自分がどんな人かがわかるものがあるんですけど、それを2,3回やってみて同じ結果が出たので、その結果を信用してそれをもとに考えていました。
―3月と6月と2回に分けてエントリーをしていますが、どのような流れで2回に分けて行っていましたか?
3月に受けた10社は化学系のメーカーの大手企業が多かったのです。ただ、大手ということや、就活を始めたばかりでESも全然ブラシュアップ出来ていなかったので、半分くらいは書類で落ちてしまいました。書類が通った企業の選考を受けていましたが、ほとんどの企業に最終面接で落ちてしまいました。6月にすべての結果が出て、内定が1つもないという状態でした。この時は本当に焦りました。
そして、最初と同じ方法ではだめだと思いTECH OFFERなども使いようになりました。
―そうだったのですね。
TECH OFFERからのオファーはどうでしたか?
TECH OFFERは半導体業界からのオファーが多かったです。ただ自分の研究の有機化学と半導体とだと全然分野が違うので、最初は半導体のメーカーからのオファーはスルーしていました。
しかし、内定が1つもなくこのままじゃだめだからと半導体の業界についても調べ始めました。
結構半導体業界は、業界全体の収入が高くて、化学系の業界よりも収入の平均が高いことに魅力を感じました。調べてみると仕事内容も楽しそうだったので、そこからは半導体業界も志望するようになりました。
―結果、半導体を扱う企業に内定が決まりましたか、どのような心境の変化があったのですか?
半導体業界は分野が違うと思っていたのですが、調べていくと半導体をつくる過程でも様々な過程があり、化学系の知識が必要なところもあるということを知りました。化学系の知識を活かせるところが多く、意外と役に立てるということが嬉しかったです。
また、化学系の繊維や鉄鋼の研究はもう研究されつくされていて、後はそれらをいかに安く安定して作れるかということを改善していくので、製品額が大幅に変わったりということはありません。しかし、半導体はまだ変化の最中で、仕事をしていても変化があって新鮮で楽しそうだなと思いました。
―なるほど、そんな発見があったのですね。TECH OFFERで半導体業界と出会うことができたのは大きいですね。
本当ですね。調べてみることは大切ですね。
6月以降は半導体業界メインで受けていました。ただ、研究は有機化学系で、半導体業界を受けるのはチャレンジングな行為でしたので、化学系の企業も受けていました。内定は化学系の企業2社からと、半導体系の2社からいただきました。
―研究とは異なる業界を受けたということで、あまり自分の研究をアピールポイントとして使えなかったのかなと思うのですが、自己PRはどのようにしていましたか?
本当にその通りで、バックボーンである化学系の専門知識はアピールできませんでした。ただ、研究室柄、研究以外の考え方やメンタリティーをとても鍛えられたので、そこをアピールするようにしました。
また、私に与えられた研究テーマが、たまたまとてもやりやすい研究テーマで、割と簡単に結果を出すことができました。そして、世界的に有名な研究論文誌に掲載しようとするレベルまで研究をすることができたので、専門知識は活かせないけれど、レベルの高い研究をしていたことをアピールしました。
―すごいですね!
ちなみにどんな研究なのですか?
結構マイナーなテーマで、光の色素の研究です。
光を当てると色が変わる物質があり、その物質の結晶をつくり、その結晶に光を当てると色が変わり、色が変わるだけでなく結晶の形が変形します。
そこで、光で炸裂する結晶のカプセルをつくるという研究をしていました。このカプセル状の結晶を使用すると、カプセルの中に薬を入れ医療現場で使用することができます。
例えば、がん治療で使われる抗がん剤は副作用が大きいと言われていますが、このカプセルを使えば、患者のがん細胞の部分にカプセルがある時に光を当てて、その部分にだけ薬が使うことができるようになります。
―すごい!!最先端の研究ですね!
そんなすごい研究をされていたということは、就活との両立も大変でしたよね?
私の研究と就活の両立はとても心配していました。これまでの先輩方をみていると、3月以降も研究をしっかりと続けないといけない感じでした。
しかし、ちょうどコロナウイルスの影響で研究室が立ち入り禁止となり、研究ができなくなりました。大学が閉鎖となったことから、就活に集中することができました。
―コロナも悪いことばかりじゃないですね!(笑)
では、今振り返ってみて、なんで自分が内定をもらえたと思いますか?
私は全部で4社から内定をいただけましたが、どの企業の面接のフィードバックでも大体同じことを言われました。それは性格面での評価です。化学系から半導体系への挑戦的な姿勢やメンタリティーを評価していただけました。
自分がアピールしたかったことを上手くアピールできたのだと思います。
―最後にこれから就活を控える学生にアドバイスをお願いします!
化学系の研究室は割とブラックというか研究に没頭する学生が多く、その間は研究に実を捧げることとなり自分の頭の中が研究テーマでいっぱいになると思います。その延長線上で就活をするので、自ずと自分の研究テーマに沿った企業しか見ないようになると思います。それが自然だとは思いますし、その3年間はつらかったと思いますが、その3年間はこれから社会に出てからの40年と比べると短いです。ですので、研究にとらわれずに、視野は狭めずに、色んな業界の色んな企業をみた方が良いと思います。
ぜひ、勇気をもって色々な業界を受けてみてください!